英会話 SSEA (セブンシーズ・イングリッシュ・アカデミー) 公式サイト

練馬区・板橋区でメディアも高く評価する人気沸騰中の英会話レッスン。英会話・TOEIC・TOEFL・IELTS・ビジネス英語・ツーリズム・受験・留学・ホームステイ・米国大学進学。英会話 SSEA「地下鉄赤塚校」は、板橋区下赤塚、練馬区田柄・光が丘から「誰もが身近に英会話に親しめる社会の実現」を目指す英会話スクールです。

TEL.03-6671-0216

〒179-0073 東京都練馬区田柄2-32-21 スカイプラザ3F

英語学習

「英語を勉強して良かった」1番大切な理由

「英語って、何のために勉強するの?」

皆さんが英語や英会話を学ばれる理由は様々だと思います。「旅行をもっと楽しみたい」「留学やホームステイに行きたい」「受験のシステムが変わる」「仕事で英語が必要だ」「就職や転職で有利になる」「外国人と話してみたい」「外国人の友達や恋人が欲しい」「もうすぐ東京オリンピック!」「シェアハウスに入居したら周りがみんな外国人」…その目的、動機は人によって千差万別でしょう。きっかけや目的が何であれ、英語を身に付ける事はその方々にとっては必ず何らかのプラスになるはずです。僕に至っては、大学時代に父に「学生のうちに留学くらいしておけ」と言われたのがきっかけです(笑)もちろんそれ以前からTOEICくらいは受けないと…と思って単語を覚える程度はしていましたが、本格的に背中を押してくれたのはその父の一言だったのは間違いありません。詳しくは留学時代の体験 「Santa Barbaraその1。」のブログからお読み頂ければ幸いですが、何しろ僕はそのようなきっかけでロクロク会話の経験もないまま留学へ出発し、現地で打ちのめされ自分の情けなさを痛感し、そこから必死に英語の勉強を始めることとなりました。

きっかけはこのような情けないものですが、とにもかくにもその後英語を身につけた事で、次の留学では海外に多数の友人ができ、その後9.11直後の超氷河期の就職活動を勝ち抜き、海外旅行へ行っても不自由なく行きたい所へ行き、やりたい事をやり、食べたい物を食べ、相手を怒らせるまで値切り(笑)、時には英語でケンカをする事も出来ます。今ではネイティブと英語で議論してもそう簡単には負けません。そして何より、いまこうして英語を教えると言う仕事を立ち上げる事も出来ました。まさにあの時の父のひと言が、僕にとってはかけがえのない一生ものの財産となりました。恥ずかしくて口では伝えられませんが、僕はその時の父のアドバイスに、本当に深く深く感謝をしています。日本語しか話せなければコミュニケーションが取れるのはせいぜい1億人と少しですが、英語と言う「世界の共通語」でコミュニケーションが取れる人の数は、少なく見積もっても世界の半分、約35億人に上るでしょう。つまり僕の世界は父のおかげで35倍の広さになったのです。世界を自由自在に旅をして、35億の人々と会話ができ、様々な知識や経験を得て無限の魅力と出会うことが出来る。こんなに素晴らしい事は無いと思います。

しかし、僕が「英語を身に付けて良かった」と思う1番大切な理由は、実は上記したような事ではありません。僕にとっては世界を知ることで、「日本のことを初めて正しく知ることができた」と言うことが、もっとも大切な事だったといま思えることです。

実は僕は若い頃は、いつか日本を出て行きたいと思っていました。こんな経済が低迷し、刺激的な事が少なく、政治家や官僚は悪事ばかりを働き、過労死するほど働かなければならない国に住むのは不幸だと勘違いをしていました。ただ僕がこのように思っていた事は実はそれほど稀なケースではなく、実際に日本の若者は他国の若者と比べて自分たちを幸せだと感じていない、と言う調査データが出ています。つまり日本人、特に若者は日本に生まれた事を「幸せでない」と思ってしまっているのが現状なのです。それは実は大きな勘違いなのですが、残念ながらそれが勘違いだと気付くチャンスや方法が日本の若者にはないのかも知れません。それは日本の教育政策の失敗と、マスメディアがネガティブな内容ばかりを批判的に報道する偏向的な姿勢、そして何より、若者が内向的にならざるを得ない英語教育のレベルの低さに大きく起因しています。

僕は英語が話せるようになってから、色々な国の友人と話をしたり、中々行く事が出来ないような場所にも行けるようになり、個人的に旅行が好きだった事もあり世界各地の様々な場所へ行き、様々な現状や問題を自らの目で見て感じる事が出来ました。そしてその中で、初めて気付くことが出来たのです。「自分は何て恵まれた国に生まれ育ったのだろう」と言うことに。

<これだけの大都市にも関わらず、東京の空は青い。韓国や中国からの観光客は、まず空の色が違う事に驚くそうです。アジアやヨーロッパの大都市の空が青い事は、近年ほとんど無くなりました>

世の中面白いもので、日本に生まれて日本しか見た事がなかった時は、実は日本のことは何も分かっていなかったのです。世界に飛び出して他国と日本を比べた時に初めて、日本は世界の中でもズバ抜けて幸せな国だと気付きました。治安が良く女性が夜に繁華街や住宅街を1人で歩いても何も問題がなく、町は清潔で人々は勤勉で礼儀正しく親切、カフェでバッグを席に残してトイレに行っても盗む人もおらず、電車にスマホを忘れてもかなりの確率で戻って来ます。サービスのクオリティは世界のトップと言えるほど優れており、仕事を探そうと思えば労働者の数より求人の数の方が多い、賃金の水準もバブル期のように世界トップでは無いにしろ、先進国に相応しい十分に裕福な生活を送ることができ、ほとんどの国民が海外旅行を楽しめ、日本のパスポートを見せればビザも免除され疑われることもほとんどありません。世界のトップを争う技術や医療環境も存在し、選挙権も表現の自由も当たり前のように与えられている。自然に恵まれ美しい景色と文化的な財産を持ち、水資源に困るどころか水道の水をそのまま飲むことまで出来る。首都である東京都市圏は人口ベースでも経済ベースでも世界最大の都市で、世界中の料理を楽しめ、世界中のエンターテイメントや芸術がやって来て、手に入らないものの方が珍しく、ありとあらゆる種類の娯楽を楽しむことができ、把握仕切れないほどの新スポットが次々と生まれ、ニューヨークと世界一を争う事が出来るくらい刺激と新しさに満ちあふれています。高品質で新鮮な食材があふれていて、美味しいものがいくらでもあり、和食は世界的にも最も価値のある料理の1つとして世界遺産にもなりました。高級な食べ物でなくてもクオリティが高く、安くて美味しいものが沢山あります(安くても美味しい、と言うのは他国では非常に稀なことです)。アニメや漫画と言ったサブカルチャーは世界中の若者を魅了して日本好きの外国人がどんどん増えていて、逆に海外へ行けば日本人だと言うだけで親切にされたり礼儀正しく扱われる。これだけ恵まれている国は世界のどこにもありません。日本より進んでいる国はおそらく、アメリカぐらいのものでしょう。そのアメリカですら、全ての面で日本より優れている訳ではありません。

<イタリア・ナポリのメインストリート。経済状況が悪化しゴミの回収がままならないそうです>

先進国が集まるヨーロッパでさえ失業率が10%を超える国が続出し、10人に1人は仕事がありません。多くの国は砂漠化と水資源の確保に苦しみ、水道水を安心して飲めるなどと言う国はほとんどなく、移民の受け入れに問題があった国では差別や貧困が蔓延し治安も悪化しています。パリやロンドンでテロが頻発しているのは皆さまもおそらくニュースでご覧になった事があるかと思います。近年、規模の上では日本より大きくなった中国では大気汚染と水質汚染に歯止めがかからず健康を維持することすら難しくなりつつあり、選挙や表現の自由もない独裁状態であるばかりか賄賂次第で無実も有罪に、有罪も無実になる有様で、国民は常に海外へ脱出するチャンスを探しています。他のどの先進国を見ても発展途上国を見ても、日本のように何一つ不自由がない国は1つもありません。

<北京の大気汚染。管制塔が霞むほど深刻な状況です>

日本人は自らが築いて来た文化、歴史、経済や自然環境にもっと誇りを持っても良いと、僕は思います。これだけ素晴らしい国は見つける事が不可能だ、と言っても決して過言ではないと思います。逆に日本を知る外国人の方が、日本の事をよく分かっていたりします(苦笑)ただ、それは残念ながら、日本にいたら分からないこと、世界へ出てみて初めて気付くことです。その意味で、僕は英語を身に付ける事ができて本当に良かったと思い、もっと日本の良さを世界に発信したい、そして日本の皆さまにも、私たちの住む国のことをより良く知って頂けたら、と思います。そして私たちは恵まれているからこそ、もっと世界に貢献する事も忘れてはならないと感じます。

そのためにも、僕は今後も日本の英語教育を変えると言う目標に挑戦し続けたいと思います。そして日本の未来を創って行く若者に、ぜひ世界に飛び出して見識と経験を広げ、今後の日本をより良くして行って欲しいと願うばかりです。皆さまが世界を知り日本を知る、そのお手伝いが少しでも出来たら幸いです。

Learning the world means learning your own country. Find and love the country where you have grown up. Contribute to and improve your home country and the world.

“Find the world. Find Japan again!”

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

“Better than Nothing”

“Better than Nothing”

(何もないよりずっと良い)

これは僕がスクールのネイティブ講師と会話する中で、僕自身のジェットコースターのような人生をジョークにする時によく使うフレーズです。辛いことや悲しいことがあっても、それは自分にとって何らかの糧になっているはずだと言うことを笑って話せるように思いついたフレーズです。(希望的観測とも呼びます。笑)

個人的な話で恐縮なのですが、僕の人生は本当に山あり谷あり、いやエベレストとマリアナ海溝を常に上っては下っているような毎日です(笑)当然上っている時は良いことが、下っている時は「マジか(汗)」と思うくらい悲惨な事が起こります。悪い方だけを列挙すれば、高校生の時は不登校の一歩手前まで行きましたし、就職活動の直前には9.11の同時多発テロがただでさえ最悪だった就職氷河期に拍車をかけました。それでも何とか勝ち取った就職は僕にとってはただの悪夢でしたし、その後の職場にもお世辞にも恵まれたとは言えません。プライベートでは近しい人にこっぴどく裏切られた事や親友が自殺を図ったこと、そして詐欺に遭ったことまであります。本当に話題には事欠きません(苦笑)

ですが、こうした悲惨な経験も含めてこそ今の自分とその成長があったのだと今では思えます。辛い経験からも非常に多くの事を学ぶことが出来ましたし、その経験こそがより大きな世界を僕に見せてくれる事となりました。ですので僕はこうした悲惨な経験をした事を今では全く後悔していません。むしろ有り難かった、そのおかげで最高の人生を見つけられたとすら思っています。不思議なことですが、物事は成功よりも失敗から学ぶことの方が多いものです。だからこそ日々何か悪いことがあったとしても、”Better than Noting” とジョークで笑い飛ばすことが出来ます。

人生には、世界には、必ず良いことと悪いことが両方存在します。程度の差こそあれ、そのプラスマイナスは必ずゼロなのだと僕は考えています。ですので、下り坂のあとには必ず上り坂があり、努力を諦めなければそれは何らかの形で必ず報われるのだと信じることが出来ます。良いことと悪いことの両方を経験した事こそが僕の原動力であり、今後の大きな目標を追うための知恵であり経験でもあります。

実は、僕には英語が話せたからこそ起こった(起こってしまった)事も沢山ありました。英語が話せれば良いことは数え切れないくらい沢山ありますが、同時にそれが災難をもたらした事もあります(苦笑)ですがそれも含めて、僕はより広い世界、より多くの事を経験し学ぶことが出来て、本当に幸せだと思います。英語は自分自身を何倍も大きくしてくれたのだと、今では感謝の気持ちしかありません。まさに僕にとっては全てのことが “Better than Nothing” です。こんなにワクワクするような人生を歩めて、幸せだと思えます。

僕が人生に迷った時に、よく確認する文章があります。何かネガティブな事に遭遇した時に、自分を奮い立たせるためのものです。

I’m not afraid of being hurt.

Whatever happens in my life,

I will never give up and keep challenging.

Even if I fail once, it’s the path to the next challenge.

To make my dream come true.

I’m not afraid of being hurt.

As we get hurt more, we can learn much more.

As we shed tears more, we can be sweet much more.

So I’m not afraid of anything.

To make me grow up.

悪いことがあっても辛いことがあっても、それは必ず自らを成長させてくれるものです。退屈な平穏にしがみつくより、失敗することの方がずっと価値があると思っています。だからこそ失敗することを恐れず、とにかく挑戦してみよう、失敗したとしてもそれはむしろ良い勉強なのだと、全て笑い飛ばしながら人生を楽しめたら最高だと思います。

SSEAはそんな価値観に出会うことが出来るような、失敗することを恐れない人材を育成することが出来るような、そんな場所であり続けたいと思っています。

ハリネズミのジレンマ

今日は、一見英会話とは関係ないようで、実はコミュニケーションにとても大切だと僕が思うことを書いてみたいと思います。それは、「ハリネズミのジレンマ(hedgehog’s dilemma)」と呼ばれる人間関係における現象です。

「ハリネズミのジレンマ」は「ヤマアラシのジレンマ(porcupine’s dilemma)」と呼ばれることもありますが、哲学者ショーペンハウエルの寓話を元に心理学者フロイトが作った、人間関係に関するたとえ話のことです。

ハリネズミは皆さまもご存知の通り、身体全体に鋭いトゲを持っています。これは自らの身を守るためのものですが、同時に仲間を遠ざけてしまうものでもあります。ハリネズミが寒さに凍えたとき、ハリネズミは身を寄せ合ってお互いを暖めようと試みます。しかし悲しいことに、ハリネズミ同士が身を寄せ合うと、その鋭いトゲでお互いを傷つけてしまいます。お互いを傷つけてしまうことに気付いたハリネズミはお互いを傷つけないようにいったん距離を取りますが、やはりお互いを暖め合おうとして再び近づこうとします。こうしてお互いに近づこうとしてはお互いを傷つけることを繰り返してしまうのが、「ハリネズミのジレンマ」と呼ばれる人間関係です。

<ハリネズミはそのトゲゆえにお互いを傷つける>

これは人間同士にも非常に良く見られる現象で、恋人、夫婦、友人、そして家族と、お互いに近づこうとすると時にお互いを傷つけてしまうことがあります。こうして近づいたり離れたりを繰り返すことで、私たちはそれぞれに適切な距離と関係を少しずつ見つけて行きます。人間関係はお互いに近づきすぎると、傷つき傷つけてしまい関係が悪化することがある一方で、距離をとってしまえば疎遠になり、親密な関係を築くことは出来ません。人にはそれぞれ最適な距離感があるのですがそれを見つけるのはとても難しいことで、その過程で必ず傷つけ傷ついてしまうことがあります。

それでも、例え傷つくことがあったとしても、人はお互いを理解しようとすることを諦めてはいけないのだと僕は思います。お互いを理解し距離を近づけることが出来なければ人々は永遠に他人同士であり、その利害が干渉することがあればそれは必ず衝突と争いへと発展してしまうからです。

実は、英語を話すことや異なる価値観と出会うことは、この「ハリネズミのジレンマ」と全く同じことです。同じ国で育った人間同士でもそうなのですから、異なる文化や宗教を持つ人々が近づこうとすれば、そこには必ず誤解や衝突が生じることがあります。しかしそれでも、粘り強くお互いを理解し、お互いの適切な距離と関係を築くことがとても大切です。それを諦めてしまえば、世界には恐らく戦争や紛争しか残らないでしょう。

僕が初めてカリフォルニアに留学した時に、同じ家に滞在していた日系ブラジル人のアグネスに言われた言葉があります。(詳しくは留学時代のブログ:Santa Barbaraその1。から順にお読み下さい)

“Try to understand.”
(理解しようとしなさい)

とてもシンプルなフレーズですが、僕は20年近く経過した今でもこの言葉を忘れることが出来ず、とても大切にしています。

<英語を話すことは相手を理解しようとすること>

お互いを理解することを諦めてしまえば、人々が近づき、協力し、平和な社会と世界を築くことは決して出来ません。その過程ではもちろん傷つくことも必ずあります。しかしそれでも私たちは、お互いを理解することを決して諦めてはいけない、そのことをアグネスは僕がカリフォルニアに到着したその日に教えてくれました。(そこまで深い意図があったかは分かりませんが。笑)日本人にとって英語を話すと言うことは非常に難しいことです。姉妹語を母語とするフランス人やスペイン人が英語を学ぶことと、全く異なる文法と文字を使用する日本人が英語を学ぶことは全く別次元の話であり、それは同列に比較することは出来ません。

ですが、私たちは世界の共通語である英語を自ら話すことで初めて、他の文化や価値観を理解しようとする姿勢を持つことが出来ます。翻訳ツールを使った方が早い、とお考えになる方もいらっしゃるかも知れませんが、そこには明確に違いがあります。機械で即座に翻訳してしまえば、私たちはそれを情報としてしか理解することが出来ません。コミュニケーションとはそうではなく、人がみな必ず持っている感情と共に「お互いを理解しようと努力すること」です。自ら英語を話したり聞こうとして初めて、私たちは異なる価値観を「理解しよう」と言う姿勢を学ぶことが出来ると僕は思います。そして世界の人々がお互いを「理解しよう」と努力して初めて、私たちは地球と言う限られたエリアの中で共生することが出来るのではないでしょうか。

もちろんその中では、お互い傷ついたり傷つけてしまうことが必ずあります。それは個人同士でも、日本人と外国人でも、国と国の関係でも同じです。必ずいつか「ハリネズミのジレンマ」を経験します。しかしそれで諦めるのではなく、近づいたり離れたりを繰り返しながらお互いを理解して、お互いが共生出来る距離と関係を見つけることを私たちは決して忘れてはいけません。

実は僕はまだ高校生の頃に、とあるアニメのストーリーでこの「ハリネズミのジレンマ」を知りました(笑)アニメと言うと軽く見る人もいらっしゃるかも知れませんが、様々な道徳的なメッセージが含まれているドラえもんに代表されるように、これは日本が世界に誇るれっきとした立派な文化だと僕は思います。世界中の人々がドラえもんを見て育てば、世界はもっと平和になるかも知れません(笑)実際に日本のアニメを見て育った外国の人々は、大部分の人々が日本を非常に好意的に捉えています。それはきっと、外国の人々にとって「日本」と言う文化を理解することなのでしょう。

<ドラえもん名言集(笑)>

<人を理解しようとすることは難しい。でも諦めてはいけない>

世界には必ず、幸せなことと辛いこと、嬉しいことと悲しいこと、簡単なことと難しいことがあります。人生には、世界には、多かれ少なかれ良いことと悪いことがあるものです。しかし、辛いことや悲しいことを経験したら、そのぶん人には優しくなれる事もあります。人と人はそうして、常にお互いを思いやり協力する努力を諦めてはいけないと僕は思います。それがお互いを「理解しようとする」事なのだと思います。

“Try to understand!”

皆さまもぜひ英語を自らの口で話すことに挑戦して、人々を理解しようとすることの大切さを学んで頂ければ幸いです。

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

本当の意味の「多様性」とは何か

「多様性を認めることは大事だ」と良く言われます。それはただの理想論だ、受け入れられない関係や文化は必ず存在する、と多様性に否定的な見解を持つ方も少なくはないかと思います。私たちが子供の頃には、「ニューヨークは人種のるつぼである」とその民族や人種の多様性が教えられていましたが、その後その表現は「人種のモザイクである」と訂正され、現在では「人種のサラダボウルである」と言う表現になっています。これが意味することは、多様な人々が同じ街に住んではいるけれども、結局は同じ文化の人種や民族が固まって生活し、その境界線が実はハッキリ存在する、あるいはごちゃ混ぜに存在していても同化することはない、と言うことです。つまり多様な人々が同じ場所に生活していても「一つになってはいない」と言うことです。

<人種のサラダボウルには分布図も>

<ニューヨークのエスニックタウン>

ですが、そもそも「多様性」とは何なのでしょうか。異なる人々が完全に混じって一緒に暮らさなければ、それは多様性とは呼べないのでしょうか。

僕は個人的には、文化や宗教が異なる人々が完全に混ざって同じ方向を向いて暮らすことはおそらく不可能だと思っています。いや、人種、民族、文化や宗教以前に、そもそも個人とは一人ひとりがそれぞれに異なるものです。その異なる個人個人に一つの理想を押し付けることは、それは間違っても多様性とは呼べないものだと思います。国境を消滅させることで画一的な地域を作ろうとしてもその中で人々が画一的にはならないと言うことは、混乱を極める欧州を見れば明らかなことです。移民に対する排斥デモは、差別と復讐がぶつかりエスカレートを極めています。例え同じ都市に様々な人種や民族が存在していても、それらが衝突し合っている状況は「多様である」とは言えないものです。都市の中に細かな国境と紛争が存在しているようなものです。

<欧州で多発している移民排斥デモ>

僕が考える「多様性」とは、おそらくまず人々が「自分と他人は異なっているのだ」と言うことを受け入れることではないかと考えています。様々な人々に一つの理想や考え方を強制することで安定を図ろうとすることは、それは逆に多様性を殺すことであると思います。これは個人や個性、あるいは異なるそれぞれの文化を消滅させるに等しいやり方です。

自分と他人は異なっている事を受け入れた上で、それぞれの違いや考え方を理解し尊重することこそが「多様性」と呼べるのではないでしょうか。お互いの違いを許容することが出来て初めて、差別や衝突、紛争が減るのではないでしょうか。

では、これを国家と言う単位の中で実現するためには、人々は何を学ばなければならないでしょうか。それはおそらく、異なっている人々を否定しないこと、自らのやり方を強制しないことから始まるのではないかと思います。もちろん、一定のルールは必要です。法律やモラルが守られなければ、それはただ治安の悪化した社会に通じるだけだと思います。そのルールの基本はやはり、元々にその場所に存在していたもの、現地の文化が基準となるべきです。ですので逆に、移民をして行った人々が現地で、「我々の文化も尊重しろ、我々は我々の文化を貫く」と言うスタンスを取れば、それはやはり差別や衝突へ通じるだけでしょう。他国へ移住するのであれば、その国の文化を尊重しなければなりません。自分たちの文化を捨て去る必要はありませんが、現地のルールに混乱をもたらすような固執は避けるべきです。受け入れる側も受け入れられる側も、現地のルールを基準にした上でお互いを理解し尊重することが、あるべき姿なのではないかと思います。

そう言った意味では、日本は多様性を実現する下地があるのではないかと僕は考えています。日本は島国で国民の大部分が大和民族であった画一的な国でしたが、一方で外部からのお客さまを受け入れる際の「おもてなし文化」も持っていました。現在では日本でも移民や外国人労働者が急速に増加していますが、細かい問題はあるにせよヨーロッパのような大きな差別や混乱は今のところ生じていません。日本で働く外国の人々も上手く日本の社会に溶け込んで、都心のコンビニへ行けばスタッフが外国人ばかりと言うケースも増えていますがそれでも大きな違和感が社会に生じていないのは、日本人が近しい人を差別せず寛容に受け入れられること、そうした社会に海外の方が溶け込もうと努力をしている事が、これまで大きな混乱を生んでいない理由なのかも知れません。

これは逆に海外へ出て行った日本人にも同じ特徴が見られます。日本人は海外へ出て行けば現地で日本社会を無理矢理作るようなことをせず、比較的現地の文化に従って生活をしています。それは世界中にコリアタウンやチャイナタウンがあれども、ジャパンタウンが非常に稀であることからも明らかです。柔軟に現地の文化に溶け込む努力、それこそが真の多様性に通じるものでは無いのかと僕は思います。

<チャイナタウンは小さな物も含めれば世界に数え切れないほどの数が>

今後は日本でも国際化と多民族化が一気に進むことでしょう。その中で私たちが今の平和な日本をこれからも守るためには、日本のやり方を強制するのではなく「異なるものを受け入れ尊重する姿勢」が大切なのだと思います。日本の文化を伝えつつも、お互いが理解をし、お互いが歩み寄り、お互いを尊重して違いを受け入れること、そうすることで私たちは、これまで築いて来たこの平和な国をこれからも保って行けるのだと僕は考えています。

異なるものを理解し受け入れるためには、やはり外国人と触れ合うと言う経験は欠かせません。そして世界の共通語である英語を学び自らの口で話すことは、異なる価値観を発見する第一歩であるのは間違いないと思います。

多様な人々がお互いの違いを認め合い尊重できること、お互いを理解し受け入れることで平和を築くこと、私たちのスクールは英語教育を通じてそうした社会の実現を目指しています。多様な社会の実現に世界でも貢献出来るような、そのような人材の育成を目指しています。

“You and I are different. It’s not a problem at all and let’s accept and respect each other.”

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

北欧は本当に「豊か」なのか

皆さまが「北欧」と聞いて連想するのは恐らく、「生活が豊かだ」「福祉が充実」「学力が高い」「洗練されたデザイン」と言ったポジティブなイメージだと思います。それに比べて日本は仕事は忙しいし、待機児童は多いし、ゆとり教育でレベルが落ちて…とネガティブに感じられるかも知れません。

では、本当にこのイメージは正しいと言えるのでしょうか。僕が客観的に考える限り、この対照的なイメージはマスコミが意図的に誇張した偏ったものと言わざるを得ません。僕は決して右翼や愛国主義者ではありませんが、客観的な視点を日本の人々が正しく持つ必要があると思いますので、あえて事実関係をここで考えてみたいと思います。また、始めに北欧に嫌悪感を持っているのでは無いことも予めお断りしておきます。

まず目につくのは豊かさの指標として最も一般的な「国民1人あたりの名目GDP」ですが、その数字は以下のようになっています。

<2017年の世界のGDPランキング(1人あたり)>

1.ルクセンブルク 105,863ドル

2.スイス     80,637ドル

3.マカオ     77,111ドル

4.ノルウェー     75,389ドル

<中略>

8.アメリカ合衆国  59,792ドル

9.シンガポール   57,713ドル

10.デンマーク    56,631ドル

12.スウェーデン   52,925ドル

16.香港       46,080ドル

17.フィンランド   45,927ドル

25.日本       38,449ドル

このランキングを見てショックを受ける方は少なくないはずです。かつて世界一にもなった日本の1人あたりのGDPは今や25位、北欧はおろかシンガポールや香港にも及ばない…とマトモに考えては実はいけません。確かに国家と言う単位で括ればこのようになりますが、そもそも人口や地理などの条件が全く異なります。人口の少ない場所や都市国家は1人あたりのGDPが大きくなるのは当然です。これを単純に比較しては、実態を見誤ります。上記の国の人口を大きい順に見れば、

参考:EU         約5億人

アメリカ       約3億5千万人

日本         約1億2千万人

参考:東京都市圏    約4000万人

参考:北欧総人口    約2700万人

参考:東京都      約1300万人

参考:東京23区     921万人

スウェーデン      910万人

スイス         842万人

香港          740万人

シンガポール      561万人

デンマーク       540万人

フィンランド      530万人

ノルウェー       470万人

マカオ           62万人

ルクセンブルク       59万人

参考:東京都心3区    45万人

北欧を全て合わせてもその規模は東京都市圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)よりも遥かに小さいものであり、同じ人口規模で比較するなら北欧の国は東京23区でようやく比較対象となるべきものです。ヨーロッパの一部の豊かな部分だけを切り取って「豊かだ」と断定するのは、東京23区のみを見て「豊かだ」と言っている事と同じです。日本全体として比較するべき対象はアメリカ合衆国やEUと言った単位であり、そうした基準で考えれば豊かさの指標は全く異なるものになります。マカオやルクセンブルクの規模は都心3区(千代田・中央・港区)と比較するようなものです。逆に考えると、人口が3億5千万のアメリカのGDPが6万ドルに迫ると言うのは想像を絶する事と言えます。これがアメリカが世界の頂点たる確固たる理由です。

この「基準を合わせた」豊かさの比較を1人あたりのGDPで行ってみると、以下のようになります。

アメリカ合衆国  55,805ドル

日本       32,485ドル 

EU         31,968ドル

(以上2015年基準)

東京23区     76,900ドル

ノルウェー    75,389ドル

シンガポール   57,713ドル

デンマーク    56,631ドル

スウェーデン   52,925ドル

香港       46,080ドル

フィンランド   45,927ドル

(以上2017年基準。東京23区は総生産85兆円÷921万人 1ドル120円)

「豊かな場所だけを切り取る」と言う数字の比較がいかに参考にならないものかが、お分かり頂けるかと思います。日本から東京23区だけを切り取った場合、その「豊かな場所だけなら」世界では未だにトップクラスに豊かだと言うことになります。大きな括りで考えるなら、EUは日本を下回っているとも言えるはずです。またシンガポールなどは、あくまで「東南アジアの金融センター」であるから豊かなのであり、大きな括りにするためには周辺の東南アジア諸国を含めて比較するのが正しい比較対象です。そうして考えた場合、東南アジアにおける貧富の格差は日本の東京と地方の格差とは比較にならないほど大きなものです。EUにおける格差も日本より遥かに大きいと言えるでしょう。それはデモの多発や政情不安、頻発するテロや高い失業率を見ても明らかなことです。EU全体での失業率はすでに9%にも達しています。「労働者が足りない」と騒ぎになっている日本と、どちらが幸せと言えるでしょうか。

また、これらはあくまでも数字の上だけでの比較です。他の要素を勘案すれば、北欧が必ずしも豊かとは言えない理由はたくさん存在します。

例えば、皆さまは「北欧の大企業」を聞かれたら、どれだけ挙げることができるでしょうか。ノキア、エリクソン、ボルボ、レゴ、イケア、スポティファイ…このくらいではないでしょうか。これはアメリカや日本はもちろん、ドイツ1国と比べても圧倒的に劣勢であり、学力が高いはずの北欧にはそれを受け入れるだけの環境が存在しないと言うことになります。学力が高いのに競争力のある企業が育たない、これは非常に矛盾していると思いませんか?これには北欧諸国が福祉の充実に注力し過ぎてしまった弊害が関係しています。

北欧の国での福祉が充実しているのは、紛れもない事実です。医療費、年金、社会保障と、人々は安定した裕福な福祉の恩恵を確実に受けており、これが一見すると「暮らしやすい」ように見える理由の一つです。しかし一方で、その福祉を維持するための税率は北欧では圧倒的に高くなっています。日本の消費税に相当する標準税率は22%から25%と、何をするにも税金で飛んで行ってしまいます。また産業の脆弱さから公務員比率が高くなっており、大半の国で公務員比率が30%を超えています。公務員の無駄な仕事が叫ばれる日本の比率が9%程度である事を見ても、これがいかに異常な数値かがお分かり頂けるかと思います。一体どうしてこれで豊かな国が成り立つのか不思議に感じられるかも知れませんが、その秘密は油田や鉄鉱石などの資源にあります。つまり経済は完全に資源依存で成り立っているのであり、これはアラブの産油国と何ら異なるものではありません。日本にはほとんど資源がないにも関わらずこれだけの経済力を知恵と勤勉で生み出している、これは逆に誇るべきことだと僕は考えます。

北欧の「豊かさ」とは、豊富な資源を背景に国民が高い税金を支払う事で全員が恩恵を受けましょう、そのような前提で成り立っているものです。国民がみな似たような水準で福祉を受けられる一方で、高水準の最低所得が国で定められているため製造業では国際的なコスト競争力が失われました。その結果残る仕事は研究開発を除けばドライバーやウエイターのような単純労働のみ。税率は高く、物価も高い。その代償として教育や医療が無料であると言う福祉が成り立っています。つまり「みんなでほどほどに幸せに暮らしましょう、大きな夢を見ることは出来ませんが」、そのようなものです。また働き口のない移民でも高い失業手当がもらえる事から無職の失業者が増加した結果、外国人への差別意識が非常に高くなっています。こうした状況と平行して低い出生率と高齢化も進み、人口も増加していません。豊かなはずの国の人口がなぜ増えないのか、それは良く考えてみる必要のあることです。国全体がお金を持ちながらも排他的な「老人ホーム」となっているようなものです。

先日このような事件があったのを皆さまはニュースでご覧になったでしょうか。北欧のとある国のホテルに予約の前日にチェックインしようとした中国人観光客が宿泊を断られ、ロビーで寝泊りしようとしたところを警察につまみ出されました。もちろん原因は中国人観光客のマナー違反であったのは疑いもありませんが、それを国のテレビ局が馬鹿にして番組を制作し、「中国人観光客の皆さまを歓迎致します。ただし、散歩をしている犬は食べ物ではありませんので食べないように(笑)また用を足す時はトイレに行く必要があるんですよ(笑)」と言う侮辱的な内容が放送され、国際問題にまで発展しました。もし日本のNHKがこのような番組を放送したら、皆さまは恥ずかしいと思いませんか?例え中国人観光客のマナーに怒りを覚えたとしても、人としての品位は守って然るべきもののはずです。この国では外国人への差別意識がこれだけ高いものであり、国民の民度は残念ながらこのように低いものだと言わざるを得ません。

さて、皆さまは日本の未来に何を望むでしょうか。北欧のように「排他的に小さくまとまる幸せ」なのか、「勤勉や努力、挑戦や多様性が認められる幸せ」か。僕は日本の未来は後者であって欲しいと願うばかりです。繰り返しになりますが、僕は愛国主義者ではありません。北欧を嫌悪する感情も一切ありません。それぞれの国にはそれぞれの考え方があって当然です。ただ、自分の生まれ育った国がより良くなって欲しいと言うことを、当たり前に願っているだけです。多様な人々がお互いを尊重する社会、私たちのスクールはその実現を目指しています。

“Hope we can respect the diligence, effort, challenge and diversity, to make our country grow up.”

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ


Santa Barbaraその15。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

ユンが僕らのステイ先から韓国へ帰国したその週末、僕は近しい仲間たちとロサンゼルスで最後の週末を過ごす予定になっていました。1番近いロサンゼルスがなぜ最後の週末まで持ち越されたかと言うと、近しいメンバーの1人だったナギサがこの週末にロサンゼルスで友人と会う約束をしていたため、他の目的地(サンフランシスコ・サンディエゴ)を先に回したためです。ナギサとは2泊目のホテルで合流し、帰りは一緒にサンタバーバラへ戻る約束をして、旅の当初のメンバーは僕とナツコ、マユミ、ミチコの4人となりました。いま思えば、同一行動するならこのくらいの人数が最適なのかも知れませんが、留学中は何かと色々な人間が集まってしまうものなのかも知れません(苦笑)

金曜日の最後のクラスを終え、クラスメイトでもあったユンとは最後に記念撮影をしてお別れとなりました。もう少し僕が英語が話せたら、連絡先を聞いたりその後もやり取りを出来たと思うのですが、残念ながらその時はまだそこまで出来るようにはなっていませんでした。ですがこの時のサンタバーバラでの悔しさ・情けなさが、その後の僕が頑張れるようになった原動力であり今の全ての原点であるのは間違いありません。英語は上手くは話せませんでしたが、短くとも人生の転機だったと言える貴重な日々であったのだと思います。

<ユンと最後に撮影した写真。英語力の低さを痛感したことは大切な経験だった>

3度目の週末ともなれば小旅行の手配も慣れたもので、レンタカーはスクールから予約を入れてもらい、ホテルは自分で電話をかけて予約をしました。(←語学学校のコーディネーターは頼りにならないことはサンディエゴで学んだので…)1泊目はユニバーサルスタジオ・ハリウッドに近いモーテル、2泊目は最後の週末の記念に、歴代のアメリカ大統領も宿泊したと言う “Biltmore Los Angeles” に宿泊することにしました。日本の免許証を見せればサンタバーバラではレンタカーを借りられると言う悪知恵もしっかり付いていて(苦笑)、5人乗りのスポーツタイプのセダンをレンタカーしてロサンゼルスへと向かいました。この悪知恵が後に自分を窮地に追い込むことになります。(お読みの皆さまは「くれぐれも」真似をしないでください。汗)

<スポーツタイプのセダンは目線が低く運転し辛かった>



<1泊目はユニバーサルスタジオに近いモーテル>

金曜日の午前中のクラスを終えた僕ら4人は、まずモーテルにチェックインをしたあとにハリウッドの「ロデオ・ドライブ」へとショッピングへと向かいました。いま思えばハリウッドのセレブがスーパーカーで乗り付けて買い物をするロデオ・ドライブで、モーテルに宿泊するような一般庶民の留学生が買えるようなものはほとんどないのですが、観光的なノリも半分くらいでバックパックを背負ったようなカジュアルな格好で出かけてしまいました。本当にお上りさん丸出しだったかと、今は恥ずかしくもあります(苦笑)ミチコは記念にとカバンを一つ購入していましたが他のメンバーは結局何も買うこともなく、映画「プリティ・ウーマン」の舞台となった “Beverly Wilshire Hotel – Beverly Hills” を外から見学し、ビバリーヒルズの超高級住宅街の中をブラブラとドライブしたあと、ロデオ・ドライブ近くのイタリアンレストラン「プレゴ」にてディナーを取りました。本当に、知らないと言うのは恐ろしいことで…「プレゴ」の2階では何やら貸切りでのセレブなパーティーが開かれていましたが、そんなレストランにカジュアルな服装で入った挙句にメインディシュのみを頼んでシェアをすると言う、全く持って若気の至り的な、知らないから出来たような身分不相応な半日を過ごして、その日はモーテルへと帰ることになります。

<ロデオ・ドライブにて。>

翌日はユニバーサルスタジオ・ハリウッドを夕方まで満喫しました。ロサンゼルスと言えばディズニーランドも有名ですが、当時はまだ日本にはUSJも存在しなかった時代、ディズニーランドは東京とあまり変わらないと言うウワサも手伝って僕らの選択はユニバーサルスタジオ一択となりました。ウォーターワールドとジュラシックパーク・ライドでずぶ濡れになりつつも、カリフォルニアの乾いた空気と暖かな日差しの下でユニバーサルスタジオを満喫した僕らは、ロサンゼルスでも名門ホテルである “Biltmore Los Angeles” へと向かったのですが…

<ユニバーサルスタジオは当時はまだ日本には無かった>

ここでメンバーの誰もが経験したことのない壁が待ち受けていました、”Valet Parking” です。「バレー・パーキング」とは、ホテルの車寄せに自家用車で乗り付けると、係員がカギを預かって駐車場へと持って行ってくれるサービスのことです。映画のワンシーンでセレブがよくやっている、スマートにカギだけ渡してホテルへと入って行くこのサービスを、免許を取ってまだ数年の日本の大学生が経験したことなどあるはずもなく…(汗) あたふたと荷台から荷物を出し、何も分からないままカギを渡すと車を出す時の連絡の仕方を説明されたのですが、完全に舞い上がっていた僕らはチップすら渡すことが出来ませんでした。カジュアルな服装の子供みたいなアジア人がビニールバッグを背負ってロサンゼルスの名門ホテルのバレーパーキングへやって来た姿は、恐らく大層滑稽な光景だったことでしょう(苦笑)僕らにとっては良い勉強だったかも知れませんが、身の程知らずとはまさにこのことだったかと思います。

<Valet Parkingは日本人にはハードルの高いサービス(写真はフロリダにて)>

<ビルトモア・ホテルにて富裕層の“フリ”(笑)>

その後ゴージャスな部屋に大層はしゃいだ僕らは夕飯はどうしようかと言う話になったのですが、ガイドブックでコリアタウンがある事を知った僕は夕飯はコリアンBBQ(焼肉)にしよう、と安易に思いつきました。いま思えばアメリカでチャイナタウンやコリアタウンがどんな場所かも知らなかった僕らは、何とかバレーパーキングから車を取り出し(チップはまた渡し忘れた記憶が…)、車でコリアタウンのある住宅街へと向かいました。コリアタウンに差し掛かるとハングル表記の看板が現れ始め、「もうすぐだー」とはしゃいだのは一瞬で…中心部付近に着いているはずにも関わらずまばらに商店があるだけで薄暗い町を目の当たりにした僕らは(既に陽は落ちていた)、車から降りて歩き回ることは非常に危険だと言うことを明らかに察しつつありました(汗)「歩き回るのは危ないから、駐車場のある店に入るしかない」と考えた僕らは焼肉へのこだわりを捨て、とあるレストランの駐車場へと入ってそそくさと店内へと駆け込みました。

<コリアタウンは住宅街なので基本的に暗い>

思えばまだ日本人は韓国のことはほとんど知らなかった当時、「韓国料理」と言うものを食べるのは初めての経験でした。幸いなことにレストランには料理の写真が大きく貼り出されていたので、カルビ(と思われるもの)、トッポギなどいくつかの料理を頼んでシェアしたのですが、まだ辛い食べ物に慣れていなかった僕らはその辛さに驚きました。唇が痛くなるのを感じつつも初めての韓国料理を美味しく楽しんだ僕らは、ロサンゼルスに息づくコリアタウンの文化と状況も知ることができたのは今思えば良い経験だったのだと思います。

レストランで食事を終えたあと外に出ると、メンバーの一人が道路の反対側に小さな商店があるのを見つけ、飲み物などを買いたいと言い出しました。僕は正直、「信号を越えるだけでも歩くのは危ないんじゃないか」とは思ったのですが、素早く動けば大丈夫だろうと思い小さなリスクを伴うわずかなアドベンチャーに挑戦しました。(道の反対側へ渡っただけです。笑)幸いなことに暴漢に襲われることもなく車に無事に帰り着いた僕らは車で夜のハリウッドの方向へ向かったのですが、とある繁華街を通過した時にロサンゼルスを夜に出歩くのは危険だと言う雰囲気を感じ、車から降りることなくホテルへと帰ることにしました。

アメリカはどこの街も同じですが、夜に徒歩で歩き回るのは非常に危険です。特に人気のないダウンタウンや住宅街を、夜に一人で歩くのは自殺行為とも言える行動です。幸いなことに車で移動していた僕らは、コリアタウンや繁華街を車で通過することでそう言った雰囲気を肌で感じることも出来ました。アメリカはやはり車社会、車で移動できると言うことにはアメリカでは様々なメリットがありますが、翌日の夜にサンタバーバラへ帰る途中に無免許運転(正確には無免許ではなく国際免許証不所持)の代償も味わう事になります。続きは次回のブログにてご紹介致します。

To be continued.

Santa Barbaraその16。へ続く

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

アメリカ英語とイギリス英語の違いを考えることの無意味さ

アメリカで話されている英語とイギリスで話されている英語に違いがある、と言うのは皆さまもご存知の通り、有名な事実です。アメリカ人に言わせれば、世界的にスタンダードなのはアメリカ英語だと言うでしょうし、イギリス人に言わせれば、英語はイギリスの言語なのだからイギリス英語こそが正しいと言うことでしょう。実際にアメリカ人とイギリス人が会話をすると、お互いに「その英語は間違っている」と訂正し合う、などと言う笑い話まであります。

では、皆さまはどのようにお考えになるでしょうか。世界の中心はニューヨークだから、アメリカ英語が正しいと思いますか?発音がクリアな、発祥の地であるイギリスの英語を学ぶべきだと思いますか?

結論から言ってしまえば「どちらが正しいかを考える事にはもはや意味がない」と言うのが正解です。なぜなら、英語とは今やアメリカ語でもなければイギリス語でもなく、「世界の共通語」として学ぶべきものだからです。

「そうは言っても少しでも正しい方が良い」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、そう言う方にまずお聞きしてみたいと思います。

「あなたは、英語を聞いた時にそれがアメリカ英語なのか、イギリス英語なのか、ハッキリ自信を持って区別出来ますか?」

もしアメリカ英語とイギリス英語を完全に聞き分けることが出来る方なら、おそらくTOEICなら900点以上のスコアが取れるでしょう。そのような方は、英語を習うよりもう教えた方が良いかも知れません(笑)逆に言えば、アメリカ英語とイギリス英語の違いとはTOEIC900点レベルになって初めて区別出来るものであって、アメリカやイギリスに移住する予定でもなければ、そのレベルに達するまでは考える必要のないことです。どちらの英語を学んでも、基本的な単語や文法は同じです。

そもそも21世紀の現在では、「どの英語が正しいか」を決めること自体にもはや意味がありません。英語はそれぞれの国や地域で異なるそれぞれの英語が使用されており、「スタンダードな英語」と言う概念は存在しないのです。アメリカではアメリカ英語が、イギリスではイギリス英語が、オーストラリアではオーストラリア英語、インドでは独自に発展した英語、シンガポールではシングリッシュが話されています。

<世界には国の数よりも多い英語がある>

もちろんインドの訛った英語やシングリッシュはかなりクセのあるものなので、それを基準に勉強したり文法や発音が明らかに間違っている可能性があるネイティブではない英語を学ぶことはお勧め出来ませんが、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドといった国のネイティブスピーカーから英語を学ぶのであれば、TOEIC900点を取るまではその違いにこだわる必要は全くありません。

例えば、もしあなたが「ニューヨークで話されている英語こそが世界基準だ」と考えてニューヨーカーの英語を徹底的に勉強したとすると、その中の「ニューヨーカー特有の表現」はニューヨークでしか通用しません。さらに言えば、ニューヨークの中でも人種によって話されている英語が違います。白人英語、黒人英語、アジア系の訛り、ヒスパニック系の訛り。ニューヨークの中だけ見ても、実は「英語とは1つではない」のです。

<ニューヨークで全員が同じ英語を使うわけではない>

例えば”often”という単語の発音を例に挙げてみましょう。日本ではこの単語は「オフン」と発音し、「tは発音しないのが正しい発音だ」と教えられていますが、実はこれも大きな誤りです。「tを発音する人もいる」というのが正解で、どちらの発音が正しいかを2人のアメリカ人に聞いてみたところ、1人は「アメリカの北部ではtを発音するけど、南部では発音しない」と答え、もう1人は「フォーマルにはtを発音して、発音しないとカジュアルな響きになる」と答えました。「アメリカの北部はフォーマルで南部はカジュアル…」と考えれば何となく辻褄も合うような気もしますが、いずれにせよ唯一真実と言えることは「発音は1つではない」と言うことです。

<アメリカでも北部と南部、東部と西部の英語は異なる>

また、”fish”と言う単語の複数形についても考えてみましょう。この単語は単複同形で、数が増えても”a fish, two fish, three fish…”となりますが、辞書には”fishes”と言う複数形も記されています。これはどういう理由かと言うと、同じ種類の魚は何匹いても”fish”ですが、複数の種類の魚に関しては一部の地域では”fishes”という複数形を使用することがあるためです。ニューヨークでは魚は何匹いようが何種類いようが単複同形の”fish”ですが、辞書にも記されている通り複数形を使用する地域があるのもまた事実です。これはネイティブスピーカー同士でも意見が分かれてしまう内容でどちらが正しいと決めることはできず、「2つの使い方がある」と結論づけるしかありません。

さて、そろそろ皆さまもお気づきかと思います。「英語には絶対の正解がない」と言う事実に。国によって、地域によって、人種によって、場合によっては個人によっても英語とはそれぞれ違うものなのです。特定の地域特有の英語を頑張って勉強しても、それは他の地域では通じない可能性すらあるのです。それだったら特定の地域の英語だけが分かるよりも、様々な英語を幅広く理解出来る方が良いと思いませんか?実際にネイティブスピーカーでさえも「実はネイティブスピーカーも実際には正しい文法で英語を話してはいない」と言っています。私たちがニュースで読まれているような綺麗な日本語を話していないのと、きっと同じなのでしょう(笑)

つまり英語を世界の共通語として学ぶ限りは、アメリカ英語とイギリス英語の違いにこだわる事はもはや何の意味もないことです。綺麗な英語にこだわるよりも、普遍的に誰もが分かるようなシンプルな言い方をする方がコミュニケーションはスムーズに運びます。発音も必要以上にこだわりを持つことは時間の無駄です。よく日本人は”R”と”L”の発音を使い分けられないと言って矯正しようとする講師がいますが、例えばレストランで”rice”(お米)を”lice”(シラミ)と発音したとして、勘違いするウエイターが果たしているでしょうか(笑)そもそも、アメリカやイギリスではウエイターが英語のネイティブスピーカーであるとも限りません。細かい発音の違いや正しい文法に時間を掛けてこだわるより、基本的な文法と必要な単語を覚えてシンプルかつ流暢に使える方が、コミュニケーション力は遥かに高まります。こういう細かい違いにこだわるのは、TOEIC900点が取れてからで十分です。

「世界の共通語」である英語において「正しい英語とは何か」を決めることにはもう意味がありません。アメリカ英語やイギリス英語、細やかな発音や難しい文法にこだわって勉強する前に、身近な外国人とシンプルにコミュニケーションを取ることに挑戦してみてはいかがでしょうか。

なぜなら英語とは、

「世界中で使われる、共通語としてのコミュニケーションの手段」

なのですから。

English is neither American nor British language. It’s “the common language” to understand and respect the difference of us all around the world.

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

アイルランドの歴史と言語事情

本日、SSEAでは新たにアイルランド出身のネイティブ講師がチームの一員となりました。

「あれ、アイルランドには、アイルランド語はないんだっけ?」

と気づいた方は鋭いお方です!実は「アイルランド語」と言う言語は確かに存在します。では、アイルランド語があるはずなのに、なぜアイルランド出身の講師は英語のネイティブ講師なのでしょうか。本日はその理由を、アイルランドの歴史と言語事情を交えてご紹介したいと思います。

<アイルランド共和国の国旗>

現在のアイルランドにおいては、アイルランド語を第一言語として話す人々はわずか数%と言われており、わずかな狭い地域のみで会話に使用されているのみで、アイルランド国民のほとんどが英語を母語として育った英語のネイティブスピーカーとなっています。アイルランドではアイルランド語が国語として定められているものの、ほとんどの国民は学校で勉強するのみで、会話に使用するのもままならないほどにその存在は危機に瀕しています。

この状況に危機感を持ったアイルランド政府によってアイルランド語復活政策が推進され、アイルランド国内の標識などには英語とアイルランド語の両方が表記されたり、義務教育や公務員試験においてもアイルランド語が必修とされているものの、就職後には多くの人が忘れてしまい、英語が第一言語である状況を覆せる可能性はほとんどないと言われています。

本来、ゲルマン語にルーツを持つ英語とケルト語の一派であるアイルランド語は完全に違う言語であり、当然ながら相互に意思疎通を図ることはできません。きっと、日本人と韓国人が自らの言語で会話をしようとするようなものでしょう。本来アイルランド語を話していた地域であったアイルランドが、なぜ英語が母語の国になってしまったのでしょうか。それには当然、隣接するイギリスとの歴史が大きく関係しています。

<アイルランドと周辺国の位置関係>

本来ケルト人が住み着いた地域であったアイルランドにゲルマン系のノルマン人の侵攻が始まったのは、はるか12世紀にまで遡ります。12世紀中には多くの豪族たちがイングランドの支配下におかれ、とうとう16世紀にはイングランド王ヘンリー8世が「アイルランド王」を自称することとなり、これ以降、多くのイングランド人がアイルランドに入植するようになります。1652年のオリバー・クロムウェルによるアイルランド侵略によりアイルランドは事実上イングランドの植民地となり、1801年にはイギリスによるアイルランド併合が行われ、イギリスによる統治は1922年のアイルランド自由国(イギリス自治領)の成立まで長きに渡り続きました。この間に起こったジャガイモ飢饉や、イングランドによる迫害を逃れた多くのアイルランド人がアメリカへ脱出したため、最盛期に880万人であったアイルランドの人口は現在でも約480万人ほどです。また、この自由国成立の際に北部6州は北アイルランドとしてイギリスに留まることになり、その後のアイルランド内戦へと発展したものの、様々な歴史を経て1998年に国民投票により北部6州の領有権は公式に放棄されました。北アイルランドが今もイギリスの一部となっているのは、イギリスによる植民化と分断の歴史によるものです。このような歴史から、アイルランドにおける対英感情は今でもお世辞にも良いとは言えないものとなっています。

<アイルランド共和国と北アイルランド(イギリス領)>

しかしこうした歴史や反英感情とは逆行するかのように、アイルランド固有の言語であったアイルランド語は第一言語の役割を英語に奪われたままとなったのです。隣接するヨーロッパの金融センターであるイギリスとの経済的結びつきは非常に重要なものであり、その実用性から多くの人々は独立後も英語を使い続ける道を選びました。1990年代の「アイルランドの奇跡」と言われる経済成長はアメリカやEUによる投資や援助が大きな役割を果たし、英語を母語としない者は社会的にも不利な立場になってしまうとの現実から、例えアイルランド語が話せる母親でもその子供は英語で育てるのが現状で、アイルランド人にアイルランド語で話しかけても相手が戸惑ってしまうくらいにその存在は小さなものとなってしまったのです。現代のアイルランドの街中でアイルランド語を耳にする機会はほとんどなく、多くの若者にとってアイルランド語は古典を学ぶような位置づけとなっています。

このような複雑な歴史から、独自のアイルランド語を持ちながら英語のネイティブ国家となったアイルランドですが、イギリス内でもイングランド人とスコットランド人には全く異なるアイデンティティがあるように、アイルランドとしてのアイデンティティはしっかりと残されています。アイルランドは第二次世界大戦中においても、当時は英連邦であったにも関わらず唯一対日参戦を行わなかった国であり、現在ではイギリスにただ傾斜するのではなくアメリカとの経済的結びつきも強めています。

<英語が母語の同じ西洋人でも性格や特徴は全く異なる>

日本人から見ればみな仲間かのように見える英語を母国語とする6か国(アメリカ・カナダ・イギリス・アイルランド・オーストラリア・ニュージーランド)ですが、それぞれにそれぞれの歴史とアイデンティティがあります。英語は現代の地球では「世界語」となった存在であり、もはや特定の国の言語ではない英語を学び話すことと自国のアイデンティティを保つことは、決して矛盾するものではないのかも知れません。今後は英語を積極的に学ぶことで、相互の交流によって逆に文化の違いを理解し尊重し合う事の重要性に気づくことが大切なのでしょう。日本にも近年では、多くの外国人が移り住むようになりました。20年前に、東京がこれだけ国際的な都市になる事を想像していた人がいたでしょうか。日本の良さを保ちながら、「異なる文化を受け入れ尊重する」ためにも、1人でも多くの皆さまに英語を学んで頂ければ幸いです。

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

世界を旅して思うこと

今日は1人の日本人として、世界を旅して感じた事や日本に対して思う事を書いてみたいと思います。この記事は、新しく思う事が増えたり、考え方が変わった時は随時更新をして行きたいと思っています。今の時点で世界の全てのことを理解したつもりはなく、まだまだ見たり聞いたり、学ばなければいけない事がたくさんあると思います。

1番始めに述べたいことは、「日本人に生まれた事は幸せだった」と言うことです。他のブログ記事でも触れましたが、日本と言う国の生活環境、そして戦後日本人が築いて来た日本人の価値と評価は、概ね世界のほとんどの国で高く評価されています。どこの国へ行っても「日本から来た」と言って嫌な想いをした事や失礼な扱いを受けた事は、今まで記憶にありません。

それはこの国の人々が積み上げて来た技術や経済力、文化的あるいは自然環境の遺産に加えて、謙虚、勤勉、礼儀正しいと言った日本人の本質が世界の人々に伝わって来た結果であると、しみじみと思います。海外旅行でも、初期の頃は現地の文化や慣習に対する理解が及ばなかった時期もあったかとは思いますが、日本人としてのマナーを守り、現地の文化や慣習を尊重し、礼儀正しく振舞い続けて来た積み重ねがあったからこそ、今の日本人の高い評判へと繋がったのかと思います。他国で入国審査を受ける際も、日本のパスポートを出せばまず疑われる事はありませんし、列に並んでいたら「お前は日本人か?」と聞かれ、そうだと答えたら現地国籍のレーンに案内されそのまま優先的に通された事も1度ではありません。フランスに住む友人に聞く限りでは、同じアジア人でも「日本人」と「中国人」では全く逆のイメージを持たれているそうです。現地に住む台湾人の友人と過ごしていた時に、こんな事がありました。メトロの階段を上がるのに2人でベビーカーを担いでいた際に、後ろにいたフランス人から「見ろ、中国人がバカやってるぜ」と侮辱されていたらしいのです。僕はフランス語が分からないので気づきませんでしたが、ここでアジア人の見分けもつかないはずなのに(そもそも1人は日本人で1人は台湾人でしたが…)、軽蔑の言葉が「日本人がバカやってる」とならなかった事は、ある意味一つの証拠だったのかと思います。

<子供を大切にする先進国フランスでもバリアフリーは日本よりはるかに遅れている>

<乗客の座るスペースがないにも関わらず、椅子でお喋りを楽しむ中国航空会社のパイロットとアテンダント。カウンターのスタッフは飛行機が遅延してもアナウンスもせず、接客の際に足を組んで立つことすらなかった>

先のブラジルワールドカップでも、観戦後にゴミを拾って帰る日本人サポーターの姿が非常に高く評価され、その後の国際大会で真似をする国が続出しました。また、先日のテニスのU.S.オープンで優勝した日本人の血を引く大阪なおみ選手が、表彰式で現地の人々からブーイングを受ける中で行った「気遣いの込められたスピーチ」は、止むことのなかったブーイングを一瞬で拍手へと変えてしまいました。大阪なおみ選手がどの程度日本の文化や習慣に触れて育ったのかは僕には分かりませんが、少なくとも彼女の振る舞いは日本人の評価をまた一つ高めた事は間違いありません。

そして今、日本に憧れ日本を訪れる外国人がものすごい勢いで増加しています。特に若い世代の人たちは、小さな頃から日本製の電化製品や車、アニメ・ゲームや漫画などのサブカルチャーに触れて育って来ているため、欧米人でも有色人種として偏見の目を持つ人はかなり減っているように思います。日本人だけが特別扱いなのかも知れませんが、欧米の国々へ行っても自分が日本人だと言えばみんな嬉しそうな顔をして、親切にしてくれます。確かに日本は欧米以外からG7に参加するアジア唯一の先進国ですが、こうした経済の成熟度以上に力を発揮しているのは、日本人1人ひとりがこれまで積み重ねて築き上げた、日本の世界に対する貢献と日本人に対する評価であるのは間違いないと思います。また、フランスやカナダ、アメリカに行けば多くの中国系や韓国系、アジア・アフリカからの移民を見かけますが、日本人の移民を見かけることはあまり多くありません。中国や韓国ではチャンスさえあれば海外で就職をして国を脱出しようとする国民が増えていますが、逆に日本では留学へ行く若者が減っていると言う、全く逆の現象が起きています。留学に行く若者が少ないこと自体は憂うべきことですが、逆に言えば日本の経済と社会がそれだけ安定しており、居心地がよく海外へ脱出する必要がないことの裏返しでもあります。日本から人が出て行かないばかりか近年では外国人の移民や労働者がどんどん流入し始めており、日本は人気の移民先国家として既に世界の第4位となっています。英語圏やフランス語圏でない国にこれだけの移民が来ると言う事は、それだけ日本が魅力的な国なのだと言う確たる証拠でもあります。

このように世界を旅すればするほど、逆に日本の凄さを実感する僕が唯一「まだ及ばない」と感じた国があります。それは他のブログ記事でも度々話題に取り上げている、アメリカ合衆国です。

もちろん、アメリカが政治・経済・技術開発・軍事など多くの点で最先端にあり、世界の頂点に立つ国であることを疑う人はおそらくほとんどいないでしょう。しかし、僕が「日本はまだ及ばない」と感じた出来事は、実は本当にちょっとした事でした。2013年にアメリカ南部、テキサス・ルイジアナ・フロリダ州を訪れた時のことです。僕らはニューオーリンズからフロリダへ、世界初のLCCであるサウスウエスト航空のフライトを利用しました。フロリダの空港に到着し、飛行機から降りようとした時です。前の列にいた乗客がまだ準備に時間がかかりそうだったため、先に降りようした僕を1人の男性が制止しました。”Excuse me.”と…

その時初めて、僕は自分がマナー違反をしかけた事に気がつきました。アメリカでは例えLCCでも、乗客は前の列の人たちが降りるまで、決して前に進みません。正直なところ、これは僕には忘れられない衝撃的な出来事でした。「日本より進んでいる国がある」と言うことを、小さな事から嫌と言うほど痛感しました。そして、自分たちはまだまだ学ばなければならない事がたくさんあると思い知りました。「日本よりも遥かに前を走っている国が1つある。アメリカ合衆国と言う名の国だ」、少なくともこれは確かなことです。

<アメリカではLCCでも障害者や子供連れ家族の優先搭乗は徹底されている>

他の国へ行けば、「やはり日本の治安やサービス、人々のマナーと勤勉さは凄い」と思う一方で、アメリカへ行ったりそのニュースやイノベーションを聞くたびに「やはりアメリカは凄い、まだまだ及ばない」とも思います。日本は、非常に恵まれている国でしょう。おそらく世界で2番目に進んでいる国と言えるかも知れません。しかし一方で、「まだ2番」です。日本人にはまだまだしなければならない事がたくさんあります。まず今後国内でも進むであろう国際化・多様化する社会に適応することが緊急に必要で、そのためには海外の文化や「異なる考え方」を受け入れる下地を作らなければなりません。世界の共通語である英語を会話として使えるようになる事も大切でしょう。そして海外の現状や問題、あるいは見習うべきことを1人でも多くの若者が経験し、日本と言う国をさらに発展させて行く必要があります。

また同時に、「日本は世界への貢献がまだ足りない」とも思います。確かに技術面や経済面、文化的な影響を通じてこれまで多くの貢献をして来たとは思います。しかし、世界にはまだまだ多くの問題があります。「日本が幸せな国ならそれで良い」と考えてはいけないのだと思います。もっと積極的に、世界の平和や貧困の解消を目指して中心的な役割を果たして行かなければなりません。それは決して軍事力を拡大して戦争に加わるべきだ、と言う意味ではなく、環境・エネルギー技術の開発や発展途上国の産業の育成、あるいは国際社会でのリーダーシップや新しい枠組みの創設など、日本らしいやり方や新しい発想で世界をリードして行けるようにならなければならないと感じます。総合面で日本よりも進んでいる国は、アメリカしかありません。(全ての面ではないことは強調しておきます。)日本が国際社会で行うべき責務はもっと重いはずです。もっと日本の知恵と良さを世界に発信し、アメリカからは学ぶべきことを学び、世界に貢献出来る国となって欲しい、そう願うばかりです。

そのためにも、今後も多くの国々を訪れ見識を広げ、その経験を多くの日本の皆さまに英語と共にお伝えできたら幸いです。そして、世界に貢献するための最大の武器は、やはり英語なのだと思います。1人でも多くの方に、ぜひ英語と共に世界へ飛び出して多くのことを学び日本へ持ち帰って、その知識と経験をこの国と世界へ貢献する事に役立て欲しいと願い、僕自身もそのお手伝いが出来るよう、また自分自身も世界に貢献出来る人間になれるよう、今後も出来る限りのことに取り組んで行きたいと考えています。今後の若者には日本人としての誇りを忘れず、世界を学び日本を知り、そしてその知識と経験で日本と世界へ貢献して行って欲しいと思います。

We can change the world with English.

Find the world!

Find Japan again!

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

Santa Barbaraその14。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

サンタ・バーバラでの留学生活も半分が過ぎ、週末に各地へ旅行を楽しむ(様々なトラブルも経験しつつ…)など、英語力の低さから来る不自由さもありつつも、少しずつアメリカでの生活や習慣にも慣れて、自立した充実した日々を送ることができるようになって来ていました。

アメリカに滞在して3週目のある日、僕は21歳の誕生日を迎えました。日本でももちろん誕生日は家族に祝ってもらっていましたが、その年はサンタ・バーバラに滞在中であったため、なんとな~く誕生日を迎えるだけだろうと思っていたのですが…

誕生日を迎えたその当日、夕飯を食べて部屋に戻った僕をホストマザーのカレンが呼びに来たので、「何だろう?」と思いながらダイニングルームへ行くとそこにはホストファミリーとハウスメイトが集まっていて、”Happy Birthday!”とサプライズで全員でお祝いをしてくれたのです。ケーキにはキャンドルが添えられており、みんなでバースデーソングを歌ってくれました。それまで僕はこのように誕生日をサプライズで祝ってもらった事が無かったので、感動の余り少しウルッとしてしまったのですが、アグネスにはなぜか”He misses his family.”(彼は日本の家族が恋しいんだよ)と勘違いされてしまい、それを聞いたカレンは「あなたがこの家にいる間は、私があなたの母親よ」と言ってくれました。ケーキを食べたメンバーたちは各々それぞれの部屋に戻って行きましたが、僕はこの時「アメリカではそれぞれが自立した生活をしていて家族の結びつきが強くないように見えるが、実はそれが全てではなく、家族の記念日を祝うことなどを大切にしているのだ」と言うことを初めて知りました。日本人から見たら家族の関係が薄いように見えるアメリカですが、それは決して家族を大切に考えていないと言うことではなく、単純に習慣ややり方が異なるだけで家族を大切に思う気持ちは変わらないのだと知ることが出来たのは、アメリカを正しく理解することが出来たと言う意味で、とても貴重な経験となりました。

普段、夕飯のあと他のハウスメイトたちは食べ終わったあとのお皿を洗わずにシンクに放置していたので、僕は見かねてたまにそれを洗ったりしていたのですが、ある日たまたまそれを見たカレンが、” Oh, Shintaro! You shouldn’t have!” (直訳:そんなことしなくても良かったのに!=意味:本当にありがとう!)と言った事を僕は覚えています。国や習慣が異なったとしても他人を思いやったり協力する気持ちは共通に通じ合うものであり、カレンは僕が日本に帰国する際に「あなたは本当に素晴らしい青年だった。またいつでも遠慮なく泊まりに来てね!お金はいらないわよ!」と言ってくれました。僕はアメリカに到着した際は「とんでもない家に来てしまった」と勘違いをしましたが、それが真実ではなく「アメリカにはアメリカのやり方と習慣があり、家族や他人を思いやる気持ちは日本と変わらずちゃんとあるのだ」と言うことを正しく知ることが出来たので、ただ何でも世話をしてもらうよりも価値のあった、本当に最高のホームステイだったと今では思っています。

<カレンは当時はまだ30代だったと思います>

その週の週末は、ハウスメイトのユンが留学期間を終え韓国へ帰国する事になっていました。そのためカレンは、ユンの送別ホームパーティーをするから、僕に対して”You can invite a couple of your friends.”と言ったのですが、僕は”a couple of”(2~3人)と言うニュアンスがピンと来なかったため、”How many people can I invite?”と聞き返したところ、カレンは再び”A couple of.”と、ハッキリ何人とは言いませんでした。僕は困ってユンに「ユンは何人の友達を連れて来るの?」と聞いたところ、ユンは「私は友達をる選ぶことは出来ないから、全員の友達を招待するわよ!」と言ったため、僕はますます困り果ててしまいました…「いったい何人まで連れて来て良いんだ?」と思ったのですが、ユンは「全員連れて来る」と言ったので、そこまで友達が多くもなかった僕もとりあえず全員に声を掛けてみたところ、4人が参加したいと言ったので、4人を連れて行ったのですが…

<ホームパーティーにて撮影した”Big Family”(笑)>

送別ホームパーティーの当日、僕が4名の日本人を連れて帰宅すると、家の中には、人…人…人…どうやらユンは10人近い友人を連れて来たようで、アグネスも5~6人のブラジル人を連れて来ており、明らかにカレンの想定していた規模のホームパーティーを越えていました…(汗)カレンとボーイフレンドのスティーブ、息子とその従兄弟、娘のミシェル、ミシェルの本当の父親(元の旦那と現在のボーイフレンドが一同に集まるのも凄まじいな…と思いましたが…)、日本人5人、韓国人約10人、ブラジル人約7人、そこにハウスメイトのクリストフと居候のボルツを加えた約30名が集結し、家の中はもはやカオスを極めましたが、カレンとスティーブは特に気にする様子もなくバーベキューで様々な料理をどんどん出してくれました。家に入りきれなかったのか、韓国人たちの一部は家の前の道路でも話し込んでいましたが、家の中でも音楽に合わせて踊ったり、初対面の留学生同士が会話を楽しむなど、華やかなホームパーティーとなりました。僕が滞在した家はおそらく、アメリカの中でも相当にオープンな家庭だったのかと思いますが、日本ではあり得ないような多国籍でカオスなパーティーを喜んで開催してくれたカレンを見て、自分が非常に良い経験をしていること、アメリカ人は個人主義なばかりではなく実は懐がとても深く寛大であることを知り、様々な「異なるもの」を許容できるアメリカと言う国に留学したことは僕にとっては本当に貴重な経験で、人生の宝物となった思い出です。

<カオスを極めたホームパーティーにて>

<韓国人たちは多すぎて家の前の道路で話し込んでいた>

パーティーは深夜11時過ぎまで続き、各々が帰宅する頃には交通手段もすでに無くなっていたため、僕は友人の帰宅手段の確保に追われました(苦笑)マユミはたまたま同じ家に滞在していた韓国人が車で来ていたので乗せてもらえたのですが、あと3人…ここでミシェルの父親がタクシーの運転手であることに気付き、ナツコは彼に頼んでみたところ、送ってもらえる事になりました。あと2人…と思っていたところ、どこからかカレンの母親が現れ(どうやら近くに住んでいたようです)、「私が車で送って行くわよ」と言ってくれました。ですが2人とも帰り道が分からなかったため僕も同乗し(なぜかボルツもついて来ました…笑)、2人の家まで道案内をして送り届け、事なきを得ました。

この留学で僕は上手く英語を話すことは出来ませんでしたが、様々な貴重な出会いがあり、様々な経験を重ね、個人主義だと思っていたアメリカ人の優しさや親切にも触れ、アメリカの習慣や生活スタイルから考え方に至るまで正しく知る事もでき、「英語を勉強しなければいけない。英語をちゃんと話せるようになりたい。」と言うその後の目標を持つことも出来ました。ありとあらゆる事が僕にとっては最高の経験であり最高の思い出です。

その週末のロサンゼルスへの旅行の帰り道にこの留学での最大のピンチが訪れることになりますが、それさえもその時に経験出来て良かったのだと、今では思います。皆さまもぜひ日本を飛び出して、他の国の「本当の姿」に触れて頂ければと思い、僕はこの仕事を通じてそのお手伝いが出来れば本当に幸いです。また、他の国の姿を知ることで、これまで見えなかった「日本の本当の姿」も、初めて知ることが出来るものだと思います。

初めての留学だったサンタ・バーバラでの体験も終盤へと入って行きます。続きはまた次のブログにてご紹介出来ればと思います。

To be continued!

Santa Barbaraその15。に続く

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

“Amazing Grace”と言う歌の意味とその背景

アア~メ~ジングレ~ス~、ハウスウィ~トザサ~ンド♬

おそらく皆さまも一度はどこかで耳にしたことがあるであろう曲、”Amazing Grace”(アメイジング・グレイス)ですが、この曲は実はキリスト教の賛美歌であると言うことをご存知でしょうか。恥ずかしながら僕もつい先日までは知りませんでした(苦笑)本日はこの曲が持つその意味と、この曲が生まれた背景から僕が考えたことを書いてみたいと思います。

<AMAZING GRACE (Hayley Westenra)>

“Amazing Grace”は「素晴らしいグレースさん」と言う意味ではもちろんありません。ここで使われている”Grace”とは「神の恵み」「恩寵」の意味であり、日本語に訳すと「すばらしき神の恩寵」となります。神の恵みに感謝することを歌うこの曲は、イギリスの牧師であるJohn Newtonによって1772年に作詞されました。彼がこの曲を作詞するに至った背景には、彼が牧師となる前に行なっていた過去の行いと、それに対する後悔の念が大きく関係しています。

<John Newtonの肖像画>

John Newtonは実は、当初は船乗りとして黒人奴隷貿易によって富を築いていた商人でした。当時の奴隷に対する扱いは想像を絶する家畜以下のものであり、多くの奴隷は輸送中の非衛生的な環境の中でその命を落としたと言われています。彼はそのような罪深いビジネスに従事して富を得ていましたが、1748年のある日、彼の船が嵐により浸水し、沈没の危機に瀕しました。彼はクリスチャンとして育ったものの、救いを求めて本当に心の底から神に祈りを捧げたのは、この時が初めてのことでした。
船は運良く沈没を免れ彼は生き延びることとなりますが、この日を境に彼の考え方は大きく転換し、「奴隷貿易を行なっていたような罪深い自分にも、神は赦しを与えた」ことに対して深く感謝をするようになります。その後もしばらくは奴隷貿易に従事し続けたものの飲酒やギャンブルなどを控えるようになり、1755年にはついに船を降りることを決断し、その後勉学と多額の献金を行い、彼のその経験を伝える事ができるよう牧師へと転身したのです。

こうした後悔の気持ちと、それを赦した神への感謝を述べるために作詞されたのが、今では広く知られることとなった”Amazing Grace”です。”amazing”(驚くべき)の単語が使用されたことからも、彼にとって神の赦しは驚くべきほど深いものだったのでしょう。当初彼が作詞したオリジナルの歌詞には次のように綴られています。

<Amazing Grace(オリジナルの歌詞)>

Amazing grace! how sweet the sound
That saved a wretch like me!
I once was lost but now am found
Was blind, but now I see.

‘Twas grace that taught my heart to fear.
And grace my fears relieved;
How precious did that grace appear,
The hour I first believed.

Through many dangers, toils and snares.
I have already come;
‘Tis grace has brought me safe thus far,
And grace will lead me home.

The Lord has promised good to me,
His word my hope secures;
He will my shield and portion be,
As long as life endures.

Yes,when this flesh and heart shall fail,
And mortal life shall cease;
I shall possess, within the vail,
A life of joy and peace.

The earth shall soon dissolve like snow
The sun forebear to shine;
But,God who called me here below,
Will be forever mine.

<アメイジング・グレイス(日本語訳)>

驚くべき恵み なんと甘美な響きだろう
私のように悲惨な者を救って下さった
かつては迷ったが、今は見つけられ、
かつては盲目であったが、今は見える

神の恵みが私の心に恐れることを教え、
そして、これらの恵みが恐れから私を解放した
どれほどすばらしい恵みが現れただろうか、
私が最初に信じた時に

多くの危険、苦しみと誘惑を乗り越え、
私はすでに辿り着いた
この恵みが、ここまで私を無事に導いてくださった
だから、恵みが私を家に導くだろう

神は私に良い事を約束して下さった
彼の言葉は私の希望の保障である
彼は私の盾と分け前になって下さる
私の命が続く限り

そう、この体と心が滅び、
私の死ぬべき命が終わる時、
私は、来世で得るものがある
それは、喜びと平和の命である

地上はまもなく雪のように白くなり、
太陽は光を失うだろう
しかし、私を御許に召して下さった神は、
永遠に私のものになる

このように、”Amazing Grace”とは、過去の自らの過ちを悔い改め、それを許してくれた神に感謝の祈りを捧げた賛美歌なのです。そして人が過ちを犯したならそれを悔い改め、自らを律して正しく生きて行くべき事を、彼はその賛美歌の歌詞へと込めました。

話が全くそれますが、僕は誰かに「人は何のために生きているのか」と聞かれた時は、こう答える事にしています。

「人は、幸せになるために生きている。人生を楽しむために生きている。」

なぜなら、幸せではない人生、楽しくない人生はウソだと思うからです。人も生き物である以上、その欲望から完全に逃れることは出来ません。食欲、性欲、睡眠欲と言った動物が本能として備えている欲に加えて、「美味しいものを食べたい」「旅行に行きたい」「物を手に入れたい」「他人とコミュニケーションが取りたい」「人に理解されたい」「もっと多くのことを知りたい」と言った、知恵や知識があるからこそ生まれる、人間ならではの欲もあります。僕は一応(というか日本人の大部分は)仏教徒になるかと思いますが、仏陀のように欲を完全に捨てることは、おそらく僕には無理だと思います。

しかし一方で、人間にはその欲を抑えたり他人を思いやると言う「理性」や「倫理観」、「社会性」も同時に備わっています。これは人間がその進化の過程で知恵と同時に培って来た、生命体では人間のみが持つ能力です。人間にはその知恵ゆえの欲望がある一方で、それを制したり反省する知恵もあるのが私たち「人間」と言う生き物と言えます。

宗教もこうした歴史の過程で、人が自らを律したり、生きるべき道を示したり、時に自らの過ちを認め悔い改めるために生まれて来た概念と言えます。僕は特定の宗教を深く信仰するタイプではありませんが、宗教の考え方やその背景にある事実を知ることは「人がどのように生きるべきか」「社会はどうあるべきか」と言う事を考えるきっかけを与えてくれるものです。

<世界にある様々な宗教は人々を導くためのもの>

“Amazing Grace”を聴いたりその歌詞や誕生の背景を知ることで、「人は時には過ちを犯すことが必ずある。そうした際には、その過ちを認め悔い改め、その先にある人生に生かしていくべきだ。」と言うことを、僕はまた1つ知ることができました。皆さまもこの心に染み渡るメロディーを耳にした際は、人には人間のみがもつ「欲」と「理性」が両方とも存在し、それをどのようにバランスを取るべきなのか、そして「人はみな幸せになるために生きている」が、そのためには「過ちは悔い改め正しく生きて行く必要がある」と言うことを、思い出してみて下さい。

We must make mistakes sometimes, as long as we are human being. But we should not give up improving ourselves and realizing our happiness.

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

「ネイティブ講師」と「外国人講師」の違い

「外国人講師」=「ネイティブ」ではない

おそらく皆さまが電車内の吊り広告やTVのCM、インターネットのホームページで英語を教える講師の説明で、この2つの表現を良く見かけるかと思いますが、この2つの違いを十分に知っておかないと、もしかしたら詐欺のようなレッスン代を支払ってしまう可能性があります。今日はこの2つの違いと定義について、明確にご紹介させて頂ければと思います。

外国人講師??

「外国人講師」とはその日本語の通り、全ての国の「外国人」を指している言葉であり、当然、その外国人の母国語が英語であるとは限りません。フィリピン、インド、シンガポール、フィジー、インドネシア、バングラデシュ、ドイツ、ブラジル、デンマーク、トルコ…こう言った国の出身者は全て「外国人講師」と呼ぶ事が出来ますが、もちろん彼らの本当の母語は英語ではなく、それぞれ各国の言葉の元で育ったはずであり、正確に表現するなら「日本人を除いた英語を上手に話せる人」となります。また更に酷いパターンでは、アメリカ国籍やカナダ国籍と大々的にアピールしておきながら、実はこれらの国籍を持つ日本人と言うパターンもちらほら見かけます。これを本当に外国人と呼んでも良いものでしょうか。

上記のような国の外国人や外国籍を持つ日本人から英会話を学ぶと言うことは単に「英語が上手な人から学ぶ」だけのことであり、それは英語が上手く話せる日本人から英会話を学ぶのと何ら変わりはありません。下手をすると、文法や単語を日本語で説明することができる日本人講師から英語を学ぶ方が効率が良い可能性がはるかに高いです。母語ではないためどんなに上手く英語を話せる外国人だとしても、その英語の発音・文法や使い方に間違いがある可能性が相当に高く、大手のスクールで複数の講師から英会話を学んでいると「A講師とB講師で言っている事が違う」などと言う話もよく耳にします。ただ「外国人」だと言うだけで日本人講師より格段に高いレッスン代を払うことは、正直なところ無意味に高い買い物であると言わざるを得ません。

ネイティブ講師

では、「ネイティブ講師」とは上記のような外国人とはどう違うのでしょうか。そもそも”native”(ネイティブ)と言う単語は「生まれつきの、母国語の」と言う意味であり、「ネイティブ講師」と言うのは「英語を母国語として育った講師」と言うのがその言葉の定義です。つまりネイティブ講師であればその使用する英語が間違っている可能性は限りなく低く(ゼロではありません)、正しく英語を話すことができるのは外国人講師ではなく「ネイティブ講師のみ」であると言えます。英語は世界の共通語となりましたが、実は一定以上の大きさで英語が完全な母国語となっている国は世界には6つであり、アメリカ合衆国、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド出身の講師だけが「ネイティブ講師」と言う定義に当てはまります。

<英語を母国語とする国々>

ですが、ここで1つ気をつけたい点もあります。例えこの6つの国の出身であったりその国籍を持っていたとしても、その講師が本当に英語を母語として育ったかどうかは、実は100%確かではありません。これらの国には他国からの移民が多く流入しており、これらの国の中でも実は他の言語(スペイン語、フランス語、中国語、イタリア語など多数)を母語として育っている人間が多く、上記した「アメリカ国籍の日本人」もそうですが、本当の意味での「ネイティブ講師」とは呼べない場合も実は多数あります。こう言った講師を「ネイティブ講師」として宣伝するのは詐欺ではないにしろ実質的には嘘であり、その講師が本当に英語を母語として育ったのかをしっかりと確認することが必要です。

外国人講師とネイティブ講師を混ぜている事も

多くの英会話スクールではネイティブ講師と外国人講師を明確に区別していない場合が多く、ネイティブ講師に習っても外国人講師に習ってもレッスン代が同じということがほとんどで、ある日はネイティブ講師、ある日は他の外国人講師、と言うパターンまであります。外国人講師のレッスン代がネイティブ講師のレッスン代と同じであるのは明らかに詐欺に近いものであり、そのような環境に費用をかけるのは正直なところ「無意味に高額な料金を支払わされている」と言わざるを得ません。また、オンライン英会話の講師のほとんどはコストカットのため現地在住のフィリピン人であり、いくらリーズナブルであるとは言え正しい英語を学べる可能性は相当に低く、講師も日替わりでただのおしゃべりをアルバイト感覚で行っていることがほとんどです。こうしたおしゃべりをするだけの「チャットレッスン」は上級者が英語のスピーキングをするなら意味がありますが、初級・中級の方や正しい英語を学びたい方にはほとんど効果がありません。フィリピン、フィジー、インドといった国では英語は「公用語」であり、それは国内に複数の言語が存在するため共通の言語として英語が使われているだけなので、当然それは彼らの「母語」ではありません。普段は別の言葉を使っている人間がレッスン時のみ英語で話しているだけであり、そうした環境で本当の英語を学ぶことは不可能と言えます。

上記の理由から、SSEAでは日本人講師と異なるレッスン代を頂いて英会話のレッスンを行う資格があるのは英語を母語とするネイティブ講師のみであると考えております。当スクールでは英語を母語として育った本物のネイティブ講師のみを厳しい面接で精査の上で採用しております。ぜひ「講師プロフィール」のページにてそのプロフィールをご参照ください。

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

ハンバーガーを単品で頼むときは (ボストン編)

海外でファストフードのレストランなどで注文をする際には大体のお決まりフレーズがあり、例え英単語や文法がしっかり分かっていたとしても、こう言った「型通りのフレーズ」を使わないとなかなか通じないことがたまにあります。特に移民国家であるアメリカでは、アルバイトスタッフは貧困層で英語のネイティブスピーカーでないことも多いため、慣れない表現を使うと相手も理解出来ないことがよくあります。

例えば日本では「持ち帰りたい」は「テイクアウト」ですが、これはかなりの和製英語で、使用しても通じない可能性が高い表現です。だいたいアメリカのファストフードのお店では店員に”For here or to go?”=「ここで食べるのか、持ち帰りですか?」と聞かれるのが一般的です。またお会計では”Cash or charge?”=「現金ですか、カード払いですか?」も頻出の決まり文句です。”to go”が持ち帰り、”charge”はカード払いと知っておかないと、ファストフードとは言え四苦八苦する可能性もあります。また「フライドポテト」は”french fries”、「バリューセット」は”value meal”と、日本で使われている表現とはだいぶ違うものもあります。本日は僕が若かりし頃に大失敗した「ハンバーガーを単品で」頼むためのフレーズを、エピソードと共にご紹介したいと思います。

僕がボストンに短期留学をしていた2001年の8月(9.11のテロの直前でした)のある日、夜に語学学校に帰る前に小腹がすいた僕は、マクドナルドでハンバーガーを単品で買って、路面電車の中で食べながら帰ることにしました。僕はお肉が大好きなので、大きなお肉の入った「クォーターパウンダー」と言う大きなハンバーガーを注文したのですが、「単品で頼む」と言うことをそれまでした事がありませんでした。当時の僕はTOEICのスコアも800点を越えており、日常会話はほぼ問題ないレベルで、セットのことを”meal”と呼ぶことも知っていたのですが、「単品で」と言うのは何と言うか、考えたこともありませんでした。中途半端に英語力があったため、「セットじゃなくて」と言えば通じるだろうと考えたのが最大の失敗でした。

<バリューミールがセットの意味と知ってはいたものの>

店員に向かって、”One Quarter Pounder please, not meal.”=「クォーターパウンダー1つ、セットじゃなくて」と言ったのですが、それを聞いた店員がけげんな表情をして、”Not meal?”と聞き返して来るのです。僕は単品で欲しかったのでもう一度、”Not meal.”と繰り返したところ、後ろのスタッフと相談を始めてしまいました…。ですが相談を受けた調理担当スタッフが手でOKサインを出したので、「やれやれ、理解したようだな」と思ったのですが…。

クォーターパウンダーの代金を支払いハンバーガーをテイクアウトした僕は路面電車に乗り込み、楽しみにハンバーガーの箱を開けたのですが、そこには衝撃的なものが入っていたのです…クォーターパウンダーの「お肉の入っていない」ハンバーガーが…(汗)

<Quarter Pounderは肉好きのためのメニューのはず…>

ハンバーガーのバンズの間には、何と野菜だけが挟まっていたのです…(汗)そう、”Not meal.”が彼には”Not meat.”に聞こえてしまったようで…。「クォーターパウンダーを注文して”Not meat.”なわけねーだろ!(汗)」と思いましたが、僕の発音がイマイチだったのと、慣れない言い方をされたため店員側もピンと来なかったのでしょう…。もしかしたら英語のネイティブではなかったのかもしれませんが、それにしてもクォーターパウンダーを「肉なしで」と注文するやつがどこにいるんだ?とおかしいやら呆れるやら…(苦笑)ただ、ここは相手の聞き慣れない言い方をした僕も未熟だったのは認めざるを得ません。その「肉なしクォーターパウンダー」はまあとりあえず食べましたが、しっかりクォーターパウンダーの代金を払って肉なしハンバーガーを注文するわけないだろう…と今でも思います…一生忘れられない「肉なしハンバーガー事件」の笑い話になってしまいました(笑)

<単品メニューには”SANDWICHES”と記載されている>

ハンバーガーを単品で注文する際は”Just Sandwich.” = 「サンドイッチだけ」と言うのが一般的です。「ハンバーガーなのになぜサンドイッチ?」と思われるかも知れませんが、アメリカではハンバーガーはサンドイッチの一種、という扱いです。実際、マクドナルドのメニューの看板には”Hamburgers”ではなく”Sandwiches”と記載しています。この「ハンバーガー」=「サンドイッチ」であることを知らないと、またまた店員と会話が噛み合わなくなります。例えば、”One hamburger, please.”と注文すると店員は必ず”Just sandwich?”=「サンドイッチだけ?」と聞き返して来ます。この時にサンドイッチがハンバーガーを指している事が分からないと、おそらく “No, hamburger!” と返してしまい、店員も会話がつかめなくなってしまうでしょう。たかがファストフード、されどファストフード…お決まりの現地で一般的なフレーズを知っておくのも、意外に大事だったりします。そうしないと、僕のように「肉なしハンバーガー」が出てきてしまうかも知れません(苦笑)

覚えておきましょう。「ハンバーガーを単品で」は、

“Just sandwich.”

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

お台場に「自由の女神」がある理由

皆さん、「自由の女神」って、世界に一体いくつあるか、ご存知でしょうか?

「あれ、そういえばお台場にもあったような」と気付かれる方もいらっしゃるかも知れません。実のところ、偽物やレプリカは世界中に無数にあり、数えることは困難を極めます。実は日本にも、青森県のおいらせ町や北海道の函館などにもレプリカが存在します。ここでご紹介させて頂きたいのは、「公式な」自由の女神像は、世界にいくつあるかと言う点です。

<ラスベガスのホテルにあるレプリカは低クオリティ…>

世界で最も有名な自由の女神像は、世界遺産にも登録されており、ニューヨークのシンボルとなっている有名なものであるのは間違いないでしょう。もしかしたら、アメリカ人でも本物の自由の女神はニューヨークにしかないと信じている人がいるかも知れません。自由の女神は英語では”Statue of Liberty”と呼ばれています。”statue”は「像」を意味する単語で、”liberty”は「解放からの自由」を表す単語です。つまり直訳すると「自由の像」なんですね、女性の像なので日本語では「自由の女神」と呼ばれていますが、英語ではあくまでも”Statue of Liberty”です。

<ニューヨークの自由の女神像は合衆国のシンボル>

このニューヨークの自由の女神像は、アメリカ合衆国の独立100年を記念して、独立運動を支援したフランス人たちの募金によってパリにて建造され、完成の後に1886年にアメリカ合衆国へプレゼントされたものです。アメリカ合衆国の象徴のイメージが強い自由の女神像ですが、その生まれ故郷は実はフランスなんですね。

実は、世界にはもう一つ、「公式な」自由の女神像と考えられているものがあります。それは女神像の生まれ故郷である、フランス・パリのセーヌ川のグルネル橋のたもとに設置されているものです。大きさは高さ11.5メートルとニューヨークのものより小さいこの「パリの自由の女神像」は、フランス革命100周年を記念して、パリに住むアメリカ人たちによってニューヨークの女神像に対するお返しとして、1889年にパリへと寄贈されたものです。つまりアメリカ人とフランス人は、お互いに自由の女神像をプレゼントし合ったんですね。ですので、「公式な」自由の女神像と考えられるものは世界に2つ、と言うのが正解と言えるでしょう。その他のものは全てレプリカという事になります。

<パリの自由の女神像はセーヌ川の中州にある>

「あれ、じゃあお台場にある自由の女神は、やっぱりただの偽物なのかあ」と思った方、ちょっとお待ち下さい。確かに完全な「公式な」ものとは言えませんが、逆に完全な「偽物」とも言えない代物なのがお台場の女神像です。

まず、なぜお台場に自由の女神像が設置されたのか、その経緯をたどってみることにしましょう。お台場に初めて自由の女神像が設置されたのは遡ること1998年、日本におけるフランス年事業の一環として、本物の「パリの自由の女神像」が約1年ほど設置されたのが始まりです。本物の自由の女神像をパリから輸送して設置し、除幕式には当時の首相であった橋本龍太郎とフランスのシラク大統領も出席して、盛大に点火が行われました。日本は地震国であるため本物の自由の女神像に何かあってはならないと、設置する台座は耐震構造で入念に設計され慎重に設置されたそうです。つまりお台場には「本物の自由の女神像」が1年間、ちゃんと存在していたのです。

ところが…残念なことにこの女神像はパリの大切なものですので、やはり1年後には帰国し、元の場所に戻されてしまいました。しかしこの事業が好評を博したため、「お台場にも自由の女神像が欲しい!」と言う機運が高まり、その後フランス政府からレプリカの制作が認められたため、フランスのクーベルタン鋳造所にて複製されたブロンズ製のレプリカが、2000年に改めてお台場に設置されました。このフランス政府公認のレプリカは実際にパリの本物の自由の女神像から型を取って鋳造されたため、パリにあるものと全く同じ形の、パリ生まれでフランス政府公認の「東京の自由の女神像」なのです!もちろんアメリカとフランスがそうしたように「寄贈されたもの」ではないため公式な像にはカウントされませんが、フランス政府が公認した「準公式の」自由の女神像と言えるものです。これは日本人にも、フランス人にもほとんど知られていない事実で、お台場の自由の女神は決して「偽物」ではないのです。「世界で3番目の自由の女神像」と言っても過言ではないでしょう。

<東京の自由の女神像はフランス政府公認>

僕が10年ほど前に米国西海岸へ留学した際に、ホームステイした家のルームメイトがたまたまフランス人の青年でした。彼の名はセバスチャンと言い、週末に一緒に旅をしたりと割と親しく付き合ったのですが、ある日、自由の女神の話になり「そういえば、東京にも自由の女神があるんだよ」と彼に伝えたところ、彼は笑いながら「バカなことを言わないでくれ、自由の女神は世界に2つだけだ(笑)」と言ったのです。その時、僕はお台場になぜ自由の女神像があるのか、その経緯を知らなかったため、「いや、本当にあるんだって!」としか言えなかったのですが、一方で「ただのレプリカなのかな」とも思い、セバスチャンも全く信用していない様子だったのですが…。帰国してある日、お台場を訪れた際にこの自由の女神像がフランス政府公認のものであることを知り、「ちくしょう、あの野郎!フランス政府公認じゃないか!(笑)」と、今では非常に悔しく思います(苦笑)何しろこのように、日本人にもフランス人にもその経緯と正統性がほとんど知られていないのが、お台場にある「世界で3番目の自由の女神像」です。日本政府はもっと積極的に働きかけて、フランス政府と共に「自由の女神は世界に3つ、ニューヨーク・パリ・東京にある」と宣言したら良いのでは、と思います(笑)

<パリ出身のセバスチャンも東京の女神像の事は知らず>

このように、お台場にある自由の女神像は意外にもれっきとしたものです。皆さんもフランス人やアメリカ人と出会った際は、しっかりとその正統性を教えてあげてください(笑)「フランス政府公認の自由の女神」ですから!

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

Santa Barbaraその13。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

前日にメキシコのTijuana(ティファナ)からSan Diegoへと戻った僕らは夕飯にアメリカンなBBQを楽しみ、夜の遊園地やショッピングを楽しんでホテルに戻ると、ホテルの駐車場が満車になっていました。フロントのスタッフに「どこに車を駐車したら良いか」と尋ねると、「朝まではホテル前の路上に駐めておいても大丈夫だ」と言ったのでそうしたのですが…。朝6時頃、早めに起きて車の様子を見に行くと、周りにたくさん駐まっていた車が一台もいなくなっていました。「あれ、やっぱりマズかったかな」と思いましたが、特に駐車違反の切符や貼り紙などもなかったため、空いていたホテルの駐車場に車を移し、一安心したのですが…

<アメリカの駐車ルールの標識。厳守しないと必ず違反を取られる>

(この標識は「午前8時から午後6時は、1時間に限り駐車して良い(日曜日を除く)」との意味。アメリカでは警察が非常に頻繁に駐車状況をチェックしている。)

日本に帰国してからの話ですが、サンタ・バーバラから3月に帰国した僕のクレジットカードに、レンタカー会社から6月の日付で謎の請求が来たのです。「6月なんてアメリカにいるはずがないのに、いったい何の請求なのか、間違いではないのか?」とクレジットカード会社に調べてもらったところ、クレジットカード会社から、「レンタカーを借りていた間に駐車違反をしていたようで、その請求がレンタカー会社を経由して来たようです」との回答が…(汗)その添付資料にはしっかりと”Parking-Violation”(駐車違反)と書かれていました…。アメリカで長時間、路上に車を駐めたのはこのサン・ディエゴの1回だけでしたので、この際に駐車違反を取られたのはほぼ間違いないでしょう(泣)もちろん自分でしっかり確認しなかったのが悪いのですが、「くそー、ホテルのスタッフにダマされた!」と、泣く泣く罰金を払うことになりました。まあ、そのおかげで、駐車違反は英語では”Parking-Violation”と言うのだと学びましたが…。2度と忘れることのない英語表現の1つで、その時のクレジットカード明細は今でも記念にとってあります(苦笑)アメリカは駐車違反はもの凄く厳しくチェックしていますので、皆さんも路上駐車には気をつけてください。必ずその道ごとに駐めて良い時間や規則が書いてあります。

何しろその時は駐車違反をしたことに気づかなかったため、朝にホテルを出発した僕らはサン・ディエゴのSea Worldやオールドタウンを観光し、その夜にサンタ・バーバラへと帰着しました。

<朝食はカフェにて大きなホットドッグ。まだトラブルに気づいていない>

<サン・ディエゴのSea Worldはあいにくの雨天で寒かった>

「やれやれ、今回は先週と違ってトラブルの少ない平和な旅だった」と思ったのですが、翌日に語学学校に行った際にまたまた事件が発覚します。マユミが、同じ家に滞在していて同じ週末にサン・ディエゴとティファナを訪れたハウスメイトから「病院に一緒に来てくれ」と言われているが、理由が分からないと言うので彼と話してみたところ、彼も英語が堪能ではなかったのですが、何やらお腹をさすりながら、”liver, liver…”と言っているのです。「リバー…何か、肝臓がどうとか言ってるよ」、とマユミに伝えたところ、「ええっ!?」と驚きつつ、何がなんだか分からないまま、彼に病院へと連れて行かれたのです…。

そう、彼はティファナで非衛生なものを食べて、あろうことか肝炎(A型かB型か詳細は不明)に感染してしまい、「同じくティファナで食事をしたマユミも検査を受けた方が良い」と言いたかったのです(汗)幸いなことにマユミは肝炎には感染していませんでしたが、病院で注射などを受け、その夜は「自分もメキシコで物を食べてしまった」という不安と恐怖でずっと泣いていたそうです…。肝炎に感染したハウスメイトも彼女の部屋に謝りに来たそうですが、彼は肝炎に感染してしまった訳で、「もしティファナでしっかり食事をしていたらもしかしたら自分たちも…」と考えると、ゾッとしました…(汗)「絶対何も口にしない」と言ってくれたアンドレアに感謝しなければいけません(苦笑)

<レボルシオン通りの入口にて。ガイドブックに掲載のない場所で食事してはいけない(2001年基準)>

このように、一見無事に終わったかに見えたサン・ディエゴ&ティファナ旅行は、帰った後に色々とトラブルが判明することとなりましたが、こうしたトラブルも今思うと貴重な経験だったのかと思います。アメリカとメキシコの国境で今でも続いている問題を肌で感じ、今は違うかも知れませんが発展途上国でむやみに食べ物を選んではいけないと言う教訓も得ることが出来ました。それと、アメリカでの路上駐車のルールも(苦笑)

<ティファナは今でもアメリカとメキシコが交わる、不法入国や麻薬密輸の最前線>

とにもかくにも、健康だけは何とか守ってサンタバーバラへ帰ることが出来た僕らは、最後の週末はロサンゼルスへと車で向かうこととなりますが、そこでこの留学中、最大のピンチが僕を襲うことになります。続きはまた次のブログにてご紹介致します。

To be continued.

Santa Barbaraその14。へ続く

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

日本で間違って広まった単語と和製英語

日本語にも英語からそのまま輸入されたと思われる単語がたくさんあり、私たちは知らず知らずのうちにそれを英語だと認識していますが、実は元の発音や意味からかけ離れてしまっているものや、日本で作られた和製英語で現地で使っても通じないものがたくさんあります。本日は日本で間違えて英語として使われている要注意単語やフレーズをいくつかご紹介したいと思います。

<①発音に注意な単語>

【theme】(✖テーマ → 〇スィーム)
何故か日本では「テーマ」と発音されているこの単語。おそらくラテン語系から発音が持って来られたのでしょうが、英語では”th”の発音なので「スィーム」となります。知らないと何の事だか全く分かりませんね(汗)

【pound(s)】(✖ポンド → 〇パウンド、パウンズ)
イギリスの通貨ポンドや重さの単位で知られる単語ですが、実際の発音は(1以外は)「パウンズ」と複数形になりますので、注意が必要です。

【ounce】(✖オンス → 〇アウンス)
こちらも重さの単位としてよく使用される「オンス」(ozとも表記)ですが、英語らしく発音すると「アウンス」です。これは知らなくても何とな~く想像はつくかも?

【buffet】(✖ビュッフェ → 〇バフェイ)
フランス語由来と思われ日本ではすっかり市民権を得てしまった「ビュッフェ」ですが、英語では英語風の読み方に変わってしまいます(汗)ネイティブスピーカーが発音すると「バフェ」としか聞こえないので、覚えておきましょう。

【cuisine】(✖キュイジーヌ → 〇クイジーン)
こちらも同じくフランス語由来と思われる「キュイジーヌ」。特定の国や地域、固有の名前のついた料理名によく使われます。例えば、中華料理は「チャイニーズ・クイジーン」、フランス料理なら「フレンチ・クイジーン」と言った具合。例えフランス料理でも英語で発音する時は「クイジーン」です!(笑)

【tomato】(トマト ✖ → 〇トメイトゥ)
トマト…そのまま読んでしまったのか、どこかの国の発音なのか分かりませんが、英語としてしっかり伝えるためには「トメイトゥ」と言わなければ通じません。恥ずかしいとか言わない!(笑)

【potato】(✖ポテト → 〇ポテイトゥ)
これもトメイトゥと発音ルールは似ているのですが、スペルをそのまま読んでもポテトにはなりませんね…(汗)誰か、語源を調べてください(苦笑)発音は恥ずかしくても「ポテイトゥ」ですよ!

【coffee】(✖コーヒー → 〇カフィ)
欧米で思いっ切り日本語発音で「コーヒープリーズ」と言うと、かなりの確率でコーラが出て来るそうです(汗)。聞いた話では、3回やったら3回ともコーラが出てきたなんて人も…「コ」の音を聞いたらもうコーラと認識してしまうんでしょうか…「カフィ」と発音すると通じ易いです。

【dollar(s)】(✖ドル → 〇ダラーズ)
アメリカ・ドル、香港・ドルなど世界的に使われている通貨単位ですが、発音は「ドル」ではなく「ダラー(ズ)」となります。1ドル(ワンダラー)以外は「ダラーズ」とsが付いた発音になります。ですのでほとんど場合が「ダラーズ」です!

【dessert】(✖デザート → ディザート○)
普通に日本語発音で「デザート」と発音すると、砂漠を意味する”desert”の発音になります。アクセントも砂漠は「”デ”ザート」と最初を強く発音するのに対し、”dessert”は「ディ”ザー”ト」と真ん中を強く発音します。ですが…さすがにこれは間違えて発音しても通じます(笑)レストランで砂漠を注文する人はいませんので(苦笑)ただし、砂漠のある国でガイドに「アイ ウォント デザート」と言ったらレストランじゃなく砂漠に連れて行かれる可能性はあるかも?(苦笑)

【allergy】(✖アレルギー → 〇アラジー)
医療関係の単語はドイツ由来のものが多いのですが、「アレルギー」はどこから入って来た読み方なのか…英語での発音は「アラジー」となります。日本でおなじみの花粉症は、”pollen allergy”(パラン・アラジー)と言います。”Hay Fever”(ヘイ・フィーバー)と言う別の呼び名もあります。ちなみに、外国では本当に病状の重い人以外は、マスクはしないのが一般的です。日本人はみんなマスクをするので、日本人の習慣を知らない欧米人が見るとビックリする(深刻な病人と勘違いする)とか(苦笑)

【often】(△オフン → 〇オフトゥン)
日本の学校では「オフン」と発音し、tは発音しないと教え込まれているため、日本人は「オフン」が正確な発音と認識していますが、当スクールのネイティブ講師(アメリカ出身)は2名とも「オフトゥン」と発音しています。現地ではどちらが正確な発音かと尋ねたところ、どちらも通じるが、フォーマルな発音は「オフトゥン」で、「オフン」と発音するとカジュアルな響きになるそうです。日本の英語教育、しっかりしてくれ!(汗)

<②意味に注意の単語とフレーズ>

【nervous】(ナーバス)
日本では神経質な人に使われていますが、現地ではよく「緊張している」の意味で使われます。”I’m nervous.”と言われたら「その人は神経質だ」、ではなく「緊張するなあ」と言うことを言っています。

【claim】(クレーム)
日本で「クレーム」と言えば文句や不満を言うことですが、この単語は本来「主張する」の意味で、文句の意味で使われるケースは稀です。文句・苦情は”complaint”(コンプレイント)、文句・不満を言うは”complain”(コンプレイン)を使います。

【gorgeous】(ゴージャス)
叶姉妹のイメージでしょうか…「ゴージャスだね」と聞くと何か無駄遣いや浪費をしているようなネガティブな響きですが、実は英語では純粋な褒め言葉で「素晴らしい」と言う意味です。例えばデートに来た女の子がドレスアップしているのを見て、”You are so gorgeous today”(今日の君は本当に美しい)と言うように使います。

【Nice to meet you.】(ナイストゥーミーチュー)
日本の学校で「はじめまして」ですよと教えられていますが、ちょっと待って下さい(汗)単語をよく見てみると、どこにも「初めて」と言う意味の単語は入っていません…。直訳すると「あなたに会うのはナイスだ」であり、「お会い出来て嬉しいです」と訳すのが本来のフレーズの持っている意味です。確かに初対面の人に使うフレーズですが、日本語とは言っている内容が違うことを知っておきましょう。

【How do you do.】(※この表現は忘れて下さい)
30歳、もしかしたら25歳以上の方は、むかし学校でこのフレーズが「はじめまして」ですよ、と習った記憶があるかと思いますが、こんなフレーズを使ったら、もしかしたら笑われてしまうかも知れません(汗)このフレーズは非常に非常に堅苦しい挨拶の表現で、日常生活はもちろん、ビジネスの場においても滅多に使われない表現です。使う機会はどんな場面か想像するに、結婚を決めた相手の両親に初めて挨拶するような時か、上司が突然変わってゴマをすりたい時くらいでしょうか…。昔の貴族が身分の上である人に対して挨拶をする時などに使われたフレーズで、日本語に訳すと「ご機嫌、麗しゅうございますでしょうか」くらいな感じかもしれません。英語は日本語よりもっと気軽な会話をする言語ですので、このような響きのフレーズを使ったら驚かれてしまうでしょう(苦笑)ビジネスでも初対面では”Nice to meet you.”で大丈夫です!

 

<③和製英語>

【テイクアウト】


日本で食べ物を持ち帰りする際は「テイクアウト」と言いますが、これは日本でしか通じないケースがほとんどで、アメリカでは”To go”、他の地域では”Take away”と言うのが普通です。アメリカのファストフードレストランでは必ず”For here or to go?”(ここで食べますか、持ち帰りですか?)と聞かれますので、よく覚えておきましょう。

【フライドポテト】


英語圏の国へ行かれたことのない方々は完全に英語だろうと信じてしまうこの単語も、完全に和製英語で現地では全く使いません。アメリカでは”french fries”(フレンチ・フライズ)と言うのが普通です。ここの”french”は「フランスの」の意味ではなく、「細切りにした」と言う意味です。

【バリューセット】

マク○○ルドなどで一時期よく使われていこのフレーズ、現地ではセットメニューのことをあまり”set”と表記しません。よく使われているのが”value meal”(バリューミール)と言う表現で、”meal”(お食事)がセットであることを指してポテトやドリンクがついているセットメニューになります。ちなみに”meal”とは日本語に訳すと「食事」となり、1度に食べる食事(複数のメニュー)をまとめて1つの”meal”と呼びます。ですので飛行機の機内食は”In-flight meal”と呼ばれています。また、話が戻りますが、マクドナルドを発音する際は「マク”ダ”ナルズ」と発音しないと中々通じません。”ダ”のところにアクセントをつけるのがコツです。

【ベランダ】


日本で「ベランダ」と呼ばれているものは英語だと”balcony”(バルコニー)です。”veranda”と言う英単語もあるのですが、これは1階の屋根が張り出した部分を指す単語で、日本で言う「屋根付きの縁側」です。誰だ、最初に日本でベランダと言い始めたヤツは?(苦笑)

【サラリーマン・OL】


完全に和製英語です。英語には存在しない単語です。英語で従業員は”employee”(エンプロイー)と言うのが一般的です。ちなみに雇用主はスペルが1つだけ変わり”employer”(エンプロイヤー)ですので、セットで覚えましょう。”employee”は最後の”イー”を上げて発音し、”employer”は”ロ”にアクセントをつけて発音します。 “OL”は「オフィス レディー」を訳したと思われる単語ですが、やはり英語には存在しません。そもそも従業員を男女別に呼ぶケース自体が稀です。オフィスで働く人なら”office worker”と言うのが良いでしょう。

【ノートブックパソコン】


いかにも英語っぽい感じの響きですが、これも違います。英語では”laptop”(ラップトップ)となります。ちなみに「デスクトップ」はそのまま”desktop”なので不思議なばかりです。パソコンが普及したのはそこまで昔ではないはずですが…(汗)

【マンション】


とんでもない間違いになってしまいます。英語では集合住宅は”apartment”で、木造のアパートであろうが超高層タワーであろうが、集合住宅はすべて”apartment”です。ちなみにこの単語は1室あたりを指す事が多いので、建物を表したい時は”apartment building”、団地のように建物がたくさんある場合は”apartment complex”と言うと良いでしょう。
英語では順番に、集合住宅=”apartment”、一戸建て=”house”、邸宅・豪邸=”residence”、そしてなんと大邸宅・大屋敷=”mansion”です!海外に行って「自分の家はマンションだ」なんて言ったら、どこの富豪かとビックリされちゃいますよ(苦笑)

【アルバイト】


これは語源は他の言語だったような…やはり英語には存在しない単語です。英語でアルバイトは”part-time job”で、アルバイトをする人は”part-timer”と言います。ちなみに契約社員は”contract employee”、派遣社員は”dispatched employee”、正社員は”full-timer”と呼びます。

【オーダーメイド】


言わんとしている事は分かるかも知れませんが…(汗)正確な英語では”custom-made”(カスタムメイド)または”tailor-made”(テイラーメイド)と言うのが普通です。なぜこう変換してしまったのか?

【ガソリンスタンド】


全く使わない表現です。そもそも”stand”とは小さな物を指す言葉で、万が一使ったとしても「給油機1台」でしょう。その給油機も現地では”pump”(ポンプ)と言うのが一般的です。「ガソリンスタンド」は英語だと”gas station”となります。「ガソリン」を”gas”で表してしまう点も併せて覚えましょう。

【パーキング】


これは現地でも実際に”Parking”とだけ表記しているケースも多いですが、正確にはこれは「車を駐車する行為」を表します。そのため「駐車場」と言いたい時は”Parking lot”となります。”lot”とは区画や場所を表す単語です。

【バイク】


英語で「バイク」と言うと、だいたい「自転車」と捉えられてしまいます。「バイク」はモーター付きなので、”motorcycle”(オートバイ)や”motorbike”(バイク)と言うと通じるでしょう。

【ホーム】


駅にあるホームは、おそらく”platform”を短くして、さらに発音も日本風に変わってしまったと思われます。日本語で言う「ホーム」は”platform”(プラットフォーム)で、「~番線」と言うときは”track”(トラック)もよく使われます。”platform”は「ホーム」を、”track”は「線路」を指しています。ですので「1番ホーム」なら”Platform 1″、「1番線」なら”Track 1″となります。

<④一見英語のような気がするが、実は異なる国の名前>

【スイス】

〇 Switzerland(スゥイッツァランド)…国名

✖ Swiss(スイス)…形容詞・スイス人・スイス語

【タイ】

〇 Thailand(タイランド)…国名

✖ Thai(タイ)…形容詞・タイ人・タイ語

【ベルギー】

〇 Belgium(ベルジャム)

✖ ベルギー

【オランダ】

〇 Netherlands(ネザーランズ)またはHolland(ハランド)

✖ オランダ

【イタリア】

〇 Italy(イタリー)

✖ イタリア

【ポルトガル】

〇 Portugal(ポーチュガル)

✖ ポルトガル

【インド】

〇 India(インディア)

✖ インド

ちょっと考えただけでも、日本には恐ろしい数の間違った英語が氾濫しています(汗)日常的によく使うものが多いため、それが英語なのだと信じて疑う機会も無いかも知れません…僕も知らず知らずのうちに間違った英語を英語と勘違いしている可能性もあります。
しかし、現地でコミュニケーションを取るためにはやはり正しい発音や表現でないと通じません。なかなか自分で自然に気付くのが難しいものですので、英会話を正確に身につけたい方は、ぜひ一度、当スクールへ体験レッスンにお越しください。

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

香港のカウントダウン花火を見る方法

日本では除夜の鐘と共に厳かに新年を迎えるのが一般的ですが、海外では新年を迎えるタイミングで花火を打ち上げたり、爆竹を鳴らしてド派手に新年を祝うところが数多くあります。その中でも香港では、新年になると湾内に膨大な数の花火が打ち上げられ、夕方から町中の道路が歩行者専用となり、もの凄い数の見物客が花火を見ようと集まって来ます。このイベントは世界でも有数の派手さを誇り必見の価値があるものですが、何しろもの凄い数の人が集まって来ますので、見物するためには入念に準備をする必要があります。この準備をせずに見に行こうとすると、場所取りのために4時間も5時間も同じ場所にとどまる必要があり、トイレにも行けず寒さに耐え続け(12月は香港と言えど肌寒さを感じる気候です)、帰り道は満員の群衆に押しこくられながら、近いホテルでも1時間や2時間をかけてノロノロと歩いて帰る羽目になります。下手をすると「見に行ったけど人が多すぎて何も見えなかった」「海辺にすらたどり着けなかった」と言うことになります…実際にそのような体験談はネット上でたくさん見つける事が出来ます(汗)

そこで、本日はこの新年の香港のカウントダウンを快適に楽しむ方法についてご紹介したいと思います。

<香港の新年カウントダウンの花火>

<ネイザン・ロードもこの日は歩行者専用。人々は場所の確保に右往左往>

まず、このカウントダウンの花火が打ち上げられる場所ですが、これは九龍半島と香港島の間の湾内にて、船から打ち上げられます。ですのでこの湾内を見渡すことができる場所ならどこからでも見えるのですが、当然、眺めの良い場所は激戦区であり、簡単に場所を確保することは出来ません。また、夜景の美しさと同時に見たいところですので、やはり九龍側から香港島を望む方向で鑑賞するのがベストです。歩いて宿泊ホテルまで戻る事を考えても九龍側の場所を確保するのが良いのですが、みな考える事は同じもの…九龍サイドはもの凄い数の群衆で埋め尽くされ、上記のような悲惨な体験談のようになります。

<カウントダウンの後、帰宅する群衆>

そこで、快適に花火を見物するためには、以下の2つの方法があります。

① 湾内を見渡す事が出来るホテルの部屋を予約する(予算:8万円~天井知らず/1泊1部屋)

② 湾内を見渡すことができるレストランやバー・ラウンジを予約する(予算:2万円~5万円/人)

お金に余裕があるのであれば、もちろん①が最も快適で、プライベートな空間でゆっくりと花火を楽しめ、歩いて帰る必要もありません。誠にセレブな気分を味わう事が出来ること間違いナシです。この条件を満たすことが出来るホテルはと言うと、ペニンシュラホテル香港(ハーバービューの高層階限定)か、その隣に立つシェラトン・ホテル&タワーズ香港(ハーバービューの高層階限定)、インターコンチネンタル香港(ハーバービュー限定)と言った、湾に面して立っているホテルが候補となるでしょう。ですが、例え湾に面しているホテルだったとしても、ハーバービューでなかったり、低層階の部屋だと建物に遮られて十分な眺望は望めません。ですので、ツアーに組み込まれているような部屋からは、例えこれらのホテルでも見えない可能性が高いです(と言うより、絶対見えません…)。さらに、年末年始の香港はビックリするほどホテル代が高騰する上、カウントダウンが見えるハーバービューの部屋を予約するには、もはやセレブクラスのお金がかかります。また、予約も相当に早い段階で入れる必要があります。2018年4月時点で、シェラトンホテルの12/31のハーバービュールームは既に「空室なし」と出ています…(汗)

そこでおススメしたいのが、これらのホテルの最上階にあるバーやラウンジ、またはインターコンチネンタルホテルにある湾内を望むレストランを予約する②の方法です。こちらの方法であれば、予算は1人で2万円程度(最も安く抑えた場合)で済みますし、ネットからは直接予約出来ないスペシャルプランのため、7~8月頃に予約を入れてもまだ空きがあったりします。ただし、ネットからは予約出来ない特別プランですので、自分で電話で問い合わせる(英語)か、旅行会社などに特別に手配を依頼する必要があり、料金もクレジットカードによる予約時全額前払いとなります。

<シェラトン香港の最上階にはスカイラウンジがあり、夜景がきれいに見える>

<シェラトンホテルから見たカウントダウン花火のムービー>

 

<ペニンシュラ香港の最上階のバーもお勧め>

<インターコンチネンタルホテルの展望レストラン>

僕は2016年から2017年の年末年始に、友人とシェラトンホテルのスカイラウンジを予約しましたが、予約を入れたのは9月頃で、料金はHKD1,488+TAX10%(約20,000円+サービス税)でした。ただし、ウェルカムシャンパンに加えて飲み物は飲み放題、軽い(とは言っても豪華な)軽食も付いていて、窓の脇のテーブルに座ってゆっくり新年を待ち、トイレに困る事もなく華やかな音楽とカウントダウンの放送と共に、華やかで楽しい雰囲気の中、カウントダウンの花火を満喫する事が出来ました。帰る際も群衆が去るのを見てから落ちついて歩いて帰れましたので、払うだけの価値は十分にあったと思います。この予約を入れる際にペニンシュラホテルのバーにも問い合わせを入れましたが、どうやらすでに満席のようでした。ですので、やはり遅くとも夏には予約を入れた方が良いのかと思います。また予約をする際は必ず「窓際のテーブル」(Table next to the window)を予約しましょう。窓から遠ければ意味がありませんので…。また、僕が訪れた際にシェラトンホテルの前では何らかの建物が建設中であったので、出来ればペニンシュラかインターコンチネンタルを予約する方が良いかと思います。

<飲み放題とスナックのコースで2万円強だが、華やかなムード満点>

行き当たりばったりの海外旅行も良いものです。僕もアメリカなどに行く際はレンタカーのみを予約して、ブラブラと走ってたまたま見つけたモーテルに泊まったりする事もあり、それはそれで自由で新しい発見のある旅になります。ですが、このような大きなイベントを見る際は、やはり入念な準備と下調べが必要です。間違っても「何とかなるだろう」と言うノリで行ってはいけません。本当に、「人に押しこくられただけで何も見えなかった…」と言うことになりますので(汗)

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

Santa Barbaraその12。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

Santa BarbaraからSan Diegoに日が暮れてから到着し、歩き回るのも不安を覚えケーキで夕飯を済ませた僕らは、翌日は国境を越えてアメリカに隣接するメキシコの町・Tijuana(ティファナ)を目指しました。メキシコへは国境を車で越えてそのまま入ることも出来るのですが、ほとんどのレンタカー会社はメキシコへのレンタカーでの入国を許可していない(カナダはレンタカーでも入れるそうです。この辺りが治安や安全性の差なのでしょうか…)ため、僕らは国境の近くまで車で向かい、駐車場に車を停めて、徒歩でメキシコへと入国する事にしました。サンディエゴから南下するフリーウェイに入ったのは良かったのですが…どこがアメリカ国内の最後の出口か分からず走っていたため、うっかり最後の出口を通り過ぎてしまい…あろう事か、国境の検問所が目の前に見えて来てしまいました(汗) 「ヤバい!車で国境まで来ちゃったぞ、どうする!?」と車内は一時、軽くパニックに陥りました。何しろレンタカーでのメキシコ入国は禁止な上(おそらく入る事は出来るでしょうが、保険などは一切効かず何かあれば大変な事になるでしょう)、僕は国際免許証も持っていない状態です…(だって、カリフォルニアのレンタカー会社は日本の免許証だけで車を貸してくれたから…笑)

<フリーウェイの検問所。車で通過できる>

どうしようかとソロソロと国境の検問所に近づいていた時…左端に”Return to U.S.A.”の文字が!幸運なことに、Uターンレーンが設けられていました!今考えると、そりゃそうですよね…間違えて国境まで来て戻れないんじゃ、検問所だって困るでしょう(苦笑)かくしてUターンして最寄りの出口でフリーウェイを降りた僕らは国境近くの駐車場に車を停め、徒歩で国境を目指しました。

<鉄格子の回転扉をくぐればそこはもうメキシコ>

アメリカからのティファナ(メキシコ)入国は非常に簡単で、ただ鉄格子の回転扉をくぐればそこはもうメキシコです。特にパスポートを見られることも、荷物検査も税関も何もありません。ティファナに長期滞在する場合や、ティファナ以遠のメキシコへと進む場合はイミグレーションオフィスを訪れて入国手続きが必要なようですが、ティファナに短期滞在するのみであれば、何の申請も必要ありませんでした。アメリカ側からメキシコに不法入国する人はきっといないのでしょう…海で囲まれた日本に育った僕にとっては、歩いて国境を渡るというのはこれが初めての経験でした。アメリカに来る前からずっとティファナに行ってみたいと思っていた僕は1人ワクワクしていたのですが…国境を越えて町の雰囲気がメキシコになるにつれ、他の5人の女の子の顔が徐々に引きつって行くのが分かりました…カリフォルニアから徒歩数分でも、そこはまさにメキシコ。そしてティファナは、アメリカから気軽に訪れることができる観光地である一方で、メキシコからアメリカへ不法入国する不法移民が集まり、麻薬を運ぶブローカーが暗躍する最前線の基地でもあります。ガイドブックにも「メインストリートであるレボルシオン通りから決して外れないように」とありました…

<ティファナは観光地と犯罪の前線基地という2つの顔を持つ町>

レボルシオン通りは賑やかで、僕らは地元のスーパーを覗いてみたり、メキシコの名産物である銀細工のショッピングなどを楽しみ、他の5人の緊張も少しずつ和らいで来たようでした。そこでちょうどランチタイムとなったのですが、そこで僕らは初めて気づいたのです。「果たして、ここで何かを食べる事は安全なのかどうか」という問題に…

<賑やかなレボルシオン通りにはお土産屋さんやレストランが並ぶ>

特にドイツ人のアンドレアは慎重で、「私はメキシコでは絶対何も口にしない」と言いました。他のメンバーも抵抗があったようなので、僕らはアメリカにもあるファストフードのチェーン店で、コーラなど安全そうな飲み物だけを飲むことにしました。今でこそメキシコ観光はポピュラーになり衛生状態も改善されて来ましたが、当時のメキシコはまだ食べ物を口にするのも危険だ、というイメージでした。しかし後ほど「その選択は正しかった」という事がサンタバーバラに帰着後に判明する事になります…

<メンバーがタコスを食べたお店>

その後も散策や買い物を楽しんだ僕らは、遅くなる前にアメリカへ戻ることにしたのですが、帰り道の途中でタコス屋を見つけた何人かのメンバーが、「やっぱりタコスくらい食べておきたい」と言ったので、彼女たちはお店でタコスを食べたのですが、強い意志を持つアンドレアと、唯一のドライバーで万が一にも体調を崩せないと考えた僕は、2人で外で待つことにしました。その後再び合流しアメリカへ再入国しようと検問所にたどり着くと…出る時は何のチェックもなかったのに、アメリカ入国には厳しい審査を待つ人の長蛇の列が出来ているのです…現在でもトランプ大統領はメキシコとの国境に壁を作る、と主張していますが、正にアメリカとメキシコの間に存在する経済格差や不法移民、麻薬の密輸などの問題をまざまざと実感させる現実でした。メキシコとアメリカの間には小さな川があるのですが、その橋を渡る際にマユミが「みんなあの川を命がけで越えるんだろうね」と言ったことを覚えています。国が陸路で繋がっている、というのは世界では一般的ですが、日本人の僕らにとってはある意味、初めて「国境」という現実を見た瞬間だったのではないかと思います。

<国境を不法移民は命がけで越えて行きます。アメリカ入国は厳しい入国審査>

何とかアメリカへ再入国した僕らは、駐車場の脇にあったアウトレットモールでのショッピングを楽しみましたが、僕は体調をキープしなければならなかったため、ベンチで休憩する事にしました。その後車にてサンディエゴの町へと戻った僕らは、夕飯にバーベキューを楽しみ、夜の遊園地やショッピングを楽しみ、サンディエゴ旅行の2日目を終えたのですが、ホテルへ帰ると駐車場が満車となっていたので、フロントのスタッフにどうしたら良いかと尋ねたところ、夜の間はホテル前の路上に駐車しても大丈夫だと言うので、車を路上に停めて就寝したのですが、これが日本に帰国後にちょっとした騒動に発展することになります。続きは次のブログにてご紹介したいと思います。

<夕飯はアメリカンなバーベキュー>

To be continued.

Santa Barbaraその13。へ続く

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

本気の留学ならアメリカに行くべき10個の理由

一言で「留学」と言っても、中高生のホームステイ体験から超一流大学でのMBA取得まで、その内容は様々です。英語を学ぶのが目的なのであれば、英語圏の国ならどこへ行っても良いだろうと思うかも知れません。また、近年ではフィリピンやフィジーといった格安で語学留学できる国も人気です。(ただし、フィリピンやフィジーでは英語は「公用語」であり、「母国語」ではありません。)

ですが、本気で様々な実力を養いたいのであれば、僕は留学先はアメリカを選ぶべきと考えます。それはホームステイであっても、語学留学であっても、大学院への進学であっても同じです。今日は僕がそのように考える10個の理由について、ご紹介したいと思います。

①研究のレベル

まず、大学・大学院へ留学するのであれば、世界の研究の最先端を走っているのは間違いなくアメリカです。ここで幾つかのデータをご紹介したいと思います。

【世界大学ランキング2018(THE)】

1位   オクスフォード大学(イギリス)

2位   ケンブリッジ大学(イギリス)

3位   スタンフォード大学(アメリカ)

3位   カリフォルニア工科大学(アメリカ)

5位   マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

6位   ハーバード大学(アメリカ)

7位   プリンストン大学(アメリカ)

8位   インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)

9位   シカゴ大学(アメリカ)

10位 ペンシルバニア大学(アメリカ)

1位と2位がイギリス…なら、イギリスが良いんじゃない?と思われるかも知れませんが、もう少ししっかりと全体像を見ると違うことが見えて来ます。上位20校の大学の数を国別に見てみると、

アメリカ 15校

イギリス   4校

スイス    1校

と、アメリカの大学が圧倒的に多いことが分かります。更に、海外の大学で学ぶ価値のある分野の1つである経営学修士(MBA)に限って見てみると、

【Financial Times MBA Ranking 2018】

1位    Stanford Graduate School of Business(アメリカ)

2位    Insead(フランス・シンガポール)

3位    University of Pennsylvania: Wharton(アメリカ)

4位    London Business School(イギリス)

5位    Harvard Business School(アメリカ)

6位    University of Chicago: Booth(アメリカ)

7位    Columbia Business School(アメリカ)

8位    Ceibs(中国)

9位    MIT: Sloan(アメリカ)

10位  University of California at Berkeley: Haas(アメリカ)

2・4・8位以外は全てアメリカの大学で、総合ランキングで1位と2位のオクスフォードやケンブリッジは10位以下です。更に、The Economistのランキングでは上位10校は全てアメリカの大学が占めています。

また、もう1つ、海外で学ぶ価値があると考えられる理工系、特にコンピューターサイエンスや宇宙科学の分野は、分野毎に見ることが難しいので、次のような指標を見てみてください。

【世界の国際特許出願件数 国別ランキング2016】

1位 アメリカ   56,440件

2位 日本       45,220件

3位 中国       43,128件

4位 ドイツ    18,302件

5位 韓国       15,540件

6位 フランス     8,187件

7位 イギリス     5,491件

8位 オランダ     4,676件

9位 スイス      4,363件

10位スウェーデ ン 3,730件

1位はアメリカで、2位は何と大学ランキングでは全く名前の出てこなかった日本です。つまり日本では、研究開発は大学よりも民間企業を中心に行われていることが分かります。英語圏で2番目に名前の出てくるイギリスの出願数は、アメリカの10分の1以下に留まります。

また、あくまで大学の研究開発のみを指標として見るのであれば、この様な数字もあります。

【ノーベル賞(自然科学分野)の2000年以降の受賞者数】

1位 アメリカ     59人

2位 日本         16人

3位 イギリス   10人

4位 フランス     7人

5位 ドイツ        6人

6位 イスラエル  5人

※ 以下、人数が少ないため省略

以上のように、物理・科学・工学・医学でもアメリカでの研究は群を抜いていて、技術分野で次に続いているのは実は日本である事が分かります。つまり、日本より研究が進んでいる、あるいは日本では勉強が難しい自然科学分野を勉強するなら、やはりアメリカのみが選択肢と言うことになります。

②学生のレベル

①で見てきた研究開発のレベル以上に大きな要素と考えられるのが、集まって来る学生のレベルと多様性です。移民国家で様々な人種が混在しながらも、人口が3億2千万を超え、そこに世界中から各国のトップの学生が殺到するアメリカの学生のレベルと多様性は、他の国とは比較にならないと言っても過言ではありません。英語圏の国々の人口を見てみても、

アメリカ    3億2,300万人

日本(※参考) 1億2,700万人

イギリス         6,400万人

カナダ          3,600万人

オーストラリア      2,400万人

ニュージーランド      476万人

アメリカの人口は他の英語圏の国々よりも圧倒的に多いことが分かります。その数は日本の3倍、イギリス比では5倍にも上ります。当然、競争は熾烈を極めており、トップ大学のレベルはそれに比例して高くなります。

また、外国人留学生の数を見ても、

アメリカ      975,000人

イギリス      312,000人

オーストラリア   348,000人

カナダ       19,5000人

とアメリカが群を抜いており、MBAランキングなどを考慮すればその質も他国とは比較出来ないと考えられます。つまり数を見ても質を見ても、アメリカに集まる学生のレベルと多様性は圧倒的と言えるのです。例え英語学習のみが目的の語学留学だったとしても、米国の大学への進学を目指す質の高い学生との交流は、大きな刺激や経験となることでしょう。

③イノベーションは常にアメリカから始まる

上記した数字以上にアメリカの凄さを象徴しているのは、「イノベーション」が常にアメリカから始まるという点です。これは金融のメソッドから新しいコンピューターソフトウェアの開発、宇宙工学の研究や開発に留まらず、電気自動車に代表されるテスラ・モーターズや民間宇宙開発の先頭を走るスペースXのようなベンチャー企業、世界で初めて「LCC」と言うカテゴリーを具現化し、世界の空の旅を身近なものにしたサウスウエスト航空、自動運転車やハイパーループのような社会的実験、州ごとに法律や規制が異なり、州政府に一定の裁量権が与えられている地方自治のあり方のような社会制度の仕組みに至るまで、新しい技術や発想のほとんどがアメリカで誕生しています。

身近な例で言えば、AppleのiPhoneや検索サイトのGoogle、SNSのFacebookはその象徴的な例と言えるでしょう。初めてスティーブ・ジョブズがiPhoneを発表した時、正直僕は「こんなボタンも無くて入力がしずらい携帯電話が売れるのか」と思いました。しかしいつの間にか、iPhoneが創造した「スマートフォン」と言うデバイスはもはや生活の全ての基準となり、近年の若者はスマホのせいでPCを使わなくなったとまで言われています。実は、iPhoneを分解してみると、大半の部品は日本製、あるいは日本製の製造装置を使って作られています。日本の技術がなくては製造すら出来ないかも知れないのが実はiPhoneなのですが、重要なのはそこではなく、「スマートフォン」と言う発想を生み出し世界の基準の全てを変えたのが、たった1人の天才によって成し遂げられたと言う点です。日本には技術はあったが発想がなかった、そこが決定的な差になったのが現実で、こうした新しい、他人が考えなかった発想=イノベーションがほとんどアメリカで生まれていると言う事実を、私たちは認識する必要があるでしょう。また同時に、なぜイノベーションはアメリカでばかり生まれるのか、についても知らなければなりませんが、そのためにはやはり、まずアメリカと言う社会を肌で感じ、何が他の国と違うのかを考える必要があります。人種の多様性による産物なのか、教育レベルの高さ故なのか…ただ、人種が多様で教育水準が高いだけの国なら他にもたくさんありますので、それとは異なる、自由な発想を生む何らかの下地があると考えるべきでしょう。そうした環境の中へ留学に行く事こそ、特別な経験と言えます。その意味で、アメリカで勉強する事の意味は、他の国でのそれとは全く違うことなのです。

④留学の目的は学位だけでなく人脈と経験

留学と言えば勉強すること、とは限りません。実際、MBAを取るためにアメリカの大学を選ぶ理由は、その学位の名声よりむしろ、世界中から集まる超一流の人材と触れ合う経験と、そこでのみ築くことが可能な高レベルでの人脈作りだと言われています。

学校で勉強する、というのはあくまで机上の空論です。もちろんMBAのプログラムでは実際のビジネス環境や成功例を取り上げて勉強しますが、そのクラスにおいても実は大切な要素はそのクラスに集まっている学生の質です。世界中の一流企業からのトップ人材が集まるプログラムの中で議論したり他国の状況を学んだりするからこそ価値があるのであって、逆に言えば一定の地域からの留学生しか集まらない環境は、あまり参加する価値があるとは言えません。アメリカは世界のトップだからこそ世界中から一流のトップ人材が集まるのであり、逆に言えば一流の人材であればあるほど、アメリカ以外の大学を選択しません。つまり本当の一流の人材と触れ合い刺激と経験を獲得すること、その環境によってのみ作り出される高いプログラムや教育環境の質、そしてそこで築かれる最高の人脈は、アメリカにのみ存在すると言っても決して過言ではないのです。
これは何もMBAに限った事ではなく、例え英語の学習のみが目的の語学留学であっても、基本的な環境は類似しています。向上心が高い人材なら当然、質の高い学生が集まる国での勉強を選択しますし、語学学校にはアメリカの大学への進学を目指す1流の学生も多数在籍しています。そうした学生と出会い、触れ合う事で受けることの出来る刺激と経験は、きっと他のどの場所よりも貴重なものとなり、あなたの向上心や目標を高めてくれることでしょう。

⑤世界の縮図アメリカ

アメリカと言う国は、おそらく世界で最も多様性のある国です。世界中から人が集まる場所ですので、人種・国籍・宗教・バックグラウンドから信念や哲学・考え方に至るまで、ありとあらゆる「異なるもの」が1つの国の中に混在しています。良い人もいれば悪い人もいて、大富豪もいれば貧しい人もいる、世界のすべての宗教が存在し、もしかしたら世界の全ての国の出身者がいるかも知れません。当然、差別や争い事もあり、人種差別、宗教対立、保守とリベラルの意見の対立、貧富の差の拡大など、世界のあらゆる問題がアメリカ国内に同じように存在しています。そしてそれに人々がどのように取り組んでいるか、と言う点も知る事が出来るでしょう。

つまり、それは良くも悪くも「世界の縮図」なのであり、世界を感じて理解を深めるのにはこれ以上の場所はおそらくないでしょう。日本ではあまり感じることが出来ない「他人と自分は異なっている」という事が当たり前のように存在する、それは今後の国際社会、そして外国人観光客や労働者の増加が見込まれる日本が、いま一番学ばなければいけないことです。「異なる人間とどう共存するか」は、アメリカの良い所も現状の問題点も両側面を自分の目で見て感じることで、初めて現実の問題としてしっかりと考え直すことが出来るのではないでしょうか。

⑥フロンティア精神とチャレンジスピリット

イノベーションのほとんどがアメリカで起こっている背景にある要素の1つは、アメリカ建国の歴史にあるのかも知れません。それはよく「フロンティア精神」と「チャレンジスピリット」と言う言葉で表現されます。

アメリカへ最初に移民をした西洋人は、当初は各国のカトリック達が入植しましたが、それに続いたのはイギリスで宗教的に迫害を受けていたピューリタン達でした。彼らは自分たちが生活できる新天地を求めて、まだ良く知られていなかった未開の地である北米大陸へと、船で大西洋を横断して渡りました。おそらくそれは、当時は命がけの挑戦であったことでしょう。その後もアメリカの人々は、合衆国の建国、イギリスからの独立、西部フロンティアの開拓、南北戦争による奴隷の開放と、挑戦の歴史を歩んで来ました。もちろんその過程でネイティブアメリカンの土地を奪ったり虐殺したという負の歴史もありますが、負の歴史を全く持たない国など、世界には存在しないでしょう。

こうした挑戦の歴史の中で培われてきたのが、おそらくリスクを恐れず挑戦すると言う「フロンティア精神」なのかも知れません。もともと国家のない場所に、自由と平等と言う理念と星条旗の元に、様々な人種や国籍の人々が1つになる事を目指して築き上げたのが、アメリカ合衆国と言う国家です。(本当に自由と平等が達成されているか、についてはもちろん議論の余地はあります。)つまり、様々な人種も環境も異なる人々が共通の理念の下で国家を形成しているのがアメリカであり、「昔からそこに住んでいたから自然と成立した国家」とはその誕生の過程が全く異なっています。一つの理念=目標を達成するために既存の考え方や特定の文化から抜け出し、新しい発想で理念を達成しようとして来た「挑戦の歴史」が、今もiPhoneやGoogleと言ったイノベーションを起こす下地の要素の1つとなっているのは十分な可能性と言えるのではないでしょうか。こういった「既存の文化や発想に捉われない」、「目標・理念のためにリスクを恐れず挑戦する」と言った姿勢が、政治や経済においてアメリカを世界のトップへと押し上げてきたという経緯を私たちは知る必要があり、そうした自由な発想と創造力を今後は自分たちも養って行かなければなりません。そのためにも、日本の多くの若者に、アメリカで英語や学問・技術、そして「アメリカ合衆国」と言う国について学んで欲しいと願うばかりです。

⑦日本で学べる事は日本で

「英語や学問は海外で勉強するほうが良い」と思いますか?実はそれは正解でもあり不正解でもあります。

例えば、海外で1年間ワーキングホリデーをした人間と、日本でコツコツと2年間英会話を自力で勉強した学生を比較すると、国内で学んだ学生の方が英語が上手だ、という事が良くあります。ワーキングホリデーとはその名が示す通り「休暇」です。現地でアルバイトをしたとしても、仕事で使うフレーズは毎日お決まりの、英会話のごくごく一部に過ぎません。カフェや農場でアルバイトをしても、自分で英語を勉強する努力が無ければ、おそらくちゃんとした「会話」をすることなく遊んで帰って来るだけの結果になるでしょう。英語の勉強だけなら日本でも十分にできます。要は本人の意識と努力次第です。

また、技術系に関して言えば、日本が研究のトップを走っている分野もたくさん存在します。そうした技術を身につけたいのであれば、海外の名もなき大学に入って母国語でない言語で技術を学ぶより、その分野で研究成果を上げている日本の大学や企業へ入る方が遥かに良いでしょう。

留学は何でもとにかく海外に行けば良い、と言うものではありません。留学の目的をはっきりとさせ、日本では学べない知識や経験を学びに行くものです。ただ「海外に行ってみたい」というのが動機の留学の多くは失敗に終わります。日本で学ぶべきことは日本で、日本で取得すべき学歴は日本で取得した上で、プラスアルファで日本で学べないことを学びに行く必要があります。もしカナダ人になりたいのであればカナダの大学に入って現地で就職し、カナダ国籍の取得を目指せばそれで良いと思います。もしフランス人になりたいのであればフランスで同じようにすれば良いでしょう。ですが、「日本人として」国際感覚や技術を身につけたいのであれば、まず日本でやるべきことをやり、その上で高い志をもって留学へ出発しましょう。そして、高い志があるのであれば、ぜひ世界のトップを肌で感じてみてはいかがでしょうか。

⑧社会の「未来」を学ぶ場所

アメリカは良くも悪くも、世界で最も進んでいる国です。イノベーションや先端技術、金融の新しいメソッドが次々と生まれる一方で、様々な社会問題や人格障害、悲惨な犯罪が最初に発生するのもアメリカです。つまりアメリカを知るという事は、良い点も悪い点も、「自分とその国の将来を考える」ことでもあるのです。アメリカでこう言う問題が起こっている。いつか日本でも起こるだろう。じゃあその時、自分たちはどのように取り組んだらよいか、そう言ったお手本として、あるいは反面教師として、良くも悪くも自分たちの未来を考え学ぶことができる国と言えます。

日本にはアメリカより優れている側面もたくさんあります。いくつかの技術や製造業の質、社会の安定性や治安などは単純に比べれば日本の方が優れているでしょう。しかし、アメリカは全体的に日本の10年先を走っていると考えて下さい。もしかするともっと前を走っているかも知れません。アメリカで発生する問題は、次は日本でも発生します。例えば、電子産業はまずアメリカで発達しましたが、その主導権は1980年代以降日本に移り、そして2000年代になると韓国へ、現在は中国へと移行しつつあります。中国の後は東南アジアに移るかもしれません。その間にアメリカは産業構造を変革し、金融やサービス業、最先端のITビジネスやベンチャー企業を発達させて来ました。アメリカではすでに、宇宙開発さえも民間企業に移行しつつあります。日本はまだ、それを追いかけている状況です。追いつくことが出来るかどうかは誰にも分かりません。しかし、後ろからも追われている以上、日本も未来について学び、社会や産業を進化させて行かなければなりません。「日本より前を走っている国がある」、その国を研究して追いかけない理由は、どこにもないのです。

⑨「平等」とは何かを考える

アメリカは「平等」とは程遠い国だ、そう思いますか? 確かに、貧富の差は激しく、大富豪がプライベートジェットで移動する一方で、貧しい暮らしに困る人も多いのは事実でしょう。

では、貧富の差が少なく、国民がみな同じような水準で暮らしていれば、それは本当に平等と言えるのでしょうか。僕はそれはおかしいと思います。頑張ったら報われて、努力しなければ結果は付いて来ない、社会はそうあるべきだと思います。もちろん、生まれつきの貧富の差で有利不利はあるでしょう。しかし少なくとも、「機会」は全員に開かれている、それがアメリカという国です。頑張って勉強すれば奨学金がもらえますし、創意工夫でビジネスを起こせばゼロからだって成功できる。そのような「機会の平等」があるからこそ、努力の差によって貧富の差が生まれるのがアメリカと言えます。実は、アメリカは貧富の差が大きいと言いますが、アフリカ諸国のように仕事も食べ物もない、という訳では決してありません。貧困層向けの職業訓練やボランティアのサポートなど、社会のセーフティネットはちゃんと存在します。「恵まれない環境に生まれたから貧乏だ」、と愚痴を言うのは簡単ですが、チャンスは実は誰にでもある。愚痴を言う時間があるならその時間を努力に使えば良いだけの事です。平等とは誰もが同じように暮らすことではないのだ、むしろ全員が同じであることの方が異常なのかも知れないと気付かされます。

「頑張ったら、報われる。頑張らなければ、当然報われない。自分の人生は、実は全て自分次第である。」こんな簡単なことですが、意外と気づかないものです。特に貧富の差が比較的小さい日本では。頑張っても頑張らなくても結果があまり変わらない国というのは、実は非常に危険な状態なのかも知れません。頑張ってもあまり報われない国であれば、頑張る人が減って行き、優秀な人材は海外へ流出して国の成長エネルギーは徐々に失われてしまうでしょう。アメリカでは初の黒人大統領も誕生し、大企業の女性CEOも数え切れないほどです。果たして日本とアメリカで、平等を達成している国はどちらでしょうか。「平等」とは何か、アメリカではそれを考え直す機会も得ることができると思います。

⑩帰国後のキャリア形成

留学はいつか終わるもの、留学に行くのであれば当然、留学後の進路やキャリアを考える必要もあります。留学に行って現地で就職し、日本に戻らないつもりであればそれはそれで良いでしょう。

しかし残念ながら、現実はそんなに甘くはありません。現地の国籍を持っていなければ、当然「外国人」として現地で働くことになります。当然、現地のネイティブより出世したり同等の待遇を手に入れることは、相当に難しいことです。同じ能力なら、現地の人間の方が高く評価される。残念ですが当然と言えば当然です。現地で就職したけど、次の契約をもらうことが出来なかった。当然、労働ビザは切れてしまいます。そうなると、現地のネイティブと結婚する以外には日本に帰国するしかありませんが、帰国してからの就職も困難を極めます。例えば、日本の大学に入学せず海外の名もなき大学に入って卒業した場合、日本の企業ではそれは大卒の資格としてみなされません。つまり「高卒扱い」となり、大卒総合職としての就職はほとんど不可能になります。海外の大学を卒業したけどロクな就職ができなかったというのは、残念ながら非常によくあるケースです。

また、近年よく耳にする「世界大学ランキング」を鵜呑みにするのも実は現実とはかけ離れています。世界大学ランキングはあくまで欧米基準の物差しで、英語で書かれた論文のみを評価対象とし、さらに自然科学分野を圧倒的に重視したアカデミックなランキングであり、それは社会や企業での評価とは必ずしも一致しないものです。ここでこの「世界大学ランキング」と矛盾する、もう一つのランキングをご紹介したいと思います。

【世界の大学就職力ランキング2018(QS)】

スタンフォード大学(アメリカ)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(アメリカ)
ハーバード大学(アメリカ)
④ シドニー大学(オーストラリア)
マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
⑥ ケンブリッジ大学(イギリス)
⑦ メルボルン大学(オーストラリア)
⑧ オクスフォード大学(イギリス)
カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)
⑩ 清華大学(中国)
ニューヨーク大学(アメリカ)
コロンビア大学(アメリカ)
プリンストン大学(アメリカ)
東京大学(日本)
⑮ 北京大学(中国)
⑮ トロント大学(カナダ)
⑯ スイス連邦工科大学(スイス)
⑰ ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(イギリス)
⑱ コーネル大学(アメリカ)
⑲ エール大学(アメリカ)
⑳ 香港大学(香港)
㉑ シカゴ大学(アメリカ)
㉒ ペンシルバニア大学(アメリカ)
㉔ ウォータールー大学(カナダ)
㉕ ミシガン大学(アメリカ)
早稲田大学(日本)
㉗ 復旦大学(中国)
㉘ エコール・ポリテクニーク(フランス)
㉙ インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)
㉚ カールスルーエ工科大学(ドイツ)
㉚ シンガポール国立大学(シンガポール)
(中略、以下日米の大学のみ記載)
㉜ ノースウェスタン大学
㉞ デューク大学
㊸ ブラウン大学
㊼ パデュー大学
㊸ ジョージア工科大学
慶應義塾大学(日本)
(以下、主要大学のみ記載)
ボストン大学(51位)
京都大学(53位)
東京工業大学(57位)
南カリフォルニア大学(59位)
ジョンズ・ホプキンズ大学(64位)
ワシントン大学(64位)
カリフォルニア工科大学(73位)
大阪大学(76位)
アリゾナ州立大学(81位)
ペンシルバニア州立大学(87位)
名古屋大学(90位)

このランキングは各大学の卒業生を、政治やビジネスのリーダーから、ジャーナリスト、科学者、文学やアートの分野に至るまで、①「雇用者の評判」、②「卒業生の成功指標」、③「雇用者とのパートナーシップ」、④「雇用者と学生の関係」、⑤「卒業生の就職率」の5つの要素を基に、世界の大学がどれだけ社会の中で評価されているかを指標化したもので、皆さまがお持ちのイメージと近い「現実的なランキング」と言えるでしょう。世界大学ランキングでは全く低評価を受けている日本からも、上位50位以内に東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学がしっかりとランクインしています。ボストン大学やカリフォルニア工科大学もアメリカでは「一流大学」と呼ばれる優秀な大学ですが、世界基準で見ても日本の一流大学の後塵を拝し、それが日本基準になればその評価はさらに低いものになることは容易に想像できます。州立大学レベルの学位は就職活動では「その他の大学」のカテゴリーに分類されてしまうでしょう。日本で正当に「一流の学歴」と評価されるには、少なくとも東京大学より上位にランキングされているアメリカの8大学(スタンフォード、UCLA、ハーバード、MIT、UCバークレー、ニューヨーク、コロンビア、プリンストン)での「実用的な学位」(経済学、経営学、法律、自然科学分野など)が必要となって来ます。それが「日本における現実の評価」と言えます。

また、MBAを取りに行く際も注意が必要です。MBAとは「経営学修士」との名前が示す通り、企業の経営について学ぶ学位です。つまり経営マネジメントに携わるレベルの人間だけが必要な学位であり、そうした優秀な人材が学びに行くべき大学は上記したMBAランキングの上位20校程度ということになります。「MBAさえ持っていれば評価される」と言う訳ではありません。「どこの大学のMBAを持っているか」まで、キッチリ人事担当者に評価されます。名もなき大学のMBAを取って帰って来ても、「なんでそこの大学のMBAを取ったの?」、「そもそもあなたにMBAの資格が必要だったの?」と言う反応しか返って来ないでしょう。つまり、下手をすると「自分が分析できていない」と言うマイナス評価にしかならないのです。ですので、MBAを取るなら最低条件はアメリカの大学(とその他数校)かつ、日本人が知っている上位校のみが評価対象なのが現実でしょう。

「留学に行って知識や経験を深めたい」と言う志は非常に素晴らしいものであり、当スクールでは可能な限りそのお手伝いをさせて頂ければ幸いと考えております。しかし、目的意識のない長期の海外渡航や日本の慣習を考慮していない留学については、ご本人のためにもあまりお勧めできません。留学をしたからにはその結果を求められてしまうのも留学です。行ったから無条件に評価されると言うものでは決してありません。「どこの国に、何のために行って、その後どうするか」と言う点について、しっかりと目標を定めて努力する必要があります。そして、留学して一番多くの事を学べ、最も評価される国はアメリカであるのは間違いありません。「本気で留学するなら」僕はやはりアメリカをお勧めしたいと思います。英語や留学、将来のキャリア形成にご興味のある方は、ぜひ一度、当スクールへご相談ください。その生徒様に最も合った留学のスタイルと事前準備をご提案し、お手伝いをさせて頂けましたら幸いです。

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

英単語学習アプリ

僕はiPhoneを使用しているのですが、その中で使ってみて良かったと思う英単語アプリをご紹介します。

無題

アルクの「キクタン」シリーズです。

このアプリ、毎日16単語程度を学習するようになっているのですが、サボるとiPhoneに「勉強しなさい~」というメッセージが表示されます(笑) 勉強自体は1日10分もかからずに終わるので、電車に乗っているときや待ち時間などの時間を有効に使えます。

単語が問題で出題され意味を答える仕組みになっているのですが、クイズ感覚で結構飽きずに勉強できます。間違えた単語や知らない単語をアプリが記憶するようになっていて、弱点は何度も何度も繰り返し出題されるので、効率よく学習できます。また値段も本で買うよりおトクで持ち運びも楽々。

受験生向けの「ユメタン」シリーズもリリースされ、Androidアプリも登場しました。

英会話・長文読解は単語力が全ての基本になります。皆さんもぜひ、気軽に挑戦してみてください!

iPhone単語アプリ

【一般の方向け】
<高校生レベル>
キクタン【Basic】4000 聞いて覚える英単語
<中上級レベル>
キクタン【Advanced】6000 聞いて覚える英単語

【高校生・受験生向け】
<大学受験基礎レベル>
新ユメタン1 大学合格必須レベル
<大学受験難関大レベル>
新ユメタン2 難関大学合格必須レベル
<東大・京大レベル>
新ユメタン3 スーパーハイレベル

【TOEIC向け】
<TOEIC日常会話レベル>
キクタンTOEIC(R)Test Score 600 聞いて覚える英単語
<TOEIC中級会話レベル>
キクタンTOEIC(R)Test Score 800 聞いて覚える英単語

(上記すべて各720円)

Android単語アプリ

【一般の方向け】
<初級レベル>
キクタン【Entry】2000 聞いて覚える英単語
<高校生レベル>
キクタン【Basic】4000 聞いて覚える英単語
<中上級レベル>
キクタン【Advanced】6000 聞いて覚える英単語
(各600円)

【高校生・受験生向け】
① ユメタン1 センター試験レベル
② ユメタン2 国公立2次・難関私大レベル
③ ユメタン3 東大・京大レベル
(各700円)

【TOEIC向け】
キクタン「All-in-One」TOEIC(R)Test Score 600+800+990
(1,800円)

当スクールのホームページの「レッスン費用・教材費」ページ最下部にApp Store、Google Playへのリンクがございますので、ぜひチェックしてみて下さい!

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

Santa Barbaraその11。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

サンタバーバラでの留学生活も2週間が過ぎ、現地での生活や簡単な英語にも慣れて来ていました。学校の授業も発言は出来ないものの先生が言っている事は何となく(半分は推測でしたが)分かるようになり、授業ではスピーチをしたりもするようになりました。(レベル6のクラスなので周りの学生は何も見ずにペラペラとスピーチする中、僕は事前に書いた原稿を見ながら読んでいただけでしたが…)

ハウスメイトでクラスメイトでもあった韓国の大学生のユンは、クラスで自分の通う梨花女子大学(Ewha/イファ女子大学:韓国の女子大の最高峰。最近では朴槿恵前大統領の娘が不正入学した大学としても話題に上りました…)についてスピーチをしていたのを聞いて、韓国は日本よりも更に学歴が重要な受験競争社会なのだと、その時に初めて知った事を思い出します。

ある日、学校で文法のテストがあり、前日の夜ユンが僕に「勉強してる~?」と聞いて来たので、全く勉強していなかった僕は「いや、全く(笑)」と答えたのですが、翌日のテスト(前置詞の後ろに動詞が来る場合は動名詞にする、と言う、日本の大学生には非常に簡単な内容)で僕がユンよりも高い点数を取ったため、ユンはクラス内で(もちろん冗談ですが)「彼にはダマされた!ウソつきよ!彼は私のハウスメイトで、昨日の夜に全然勉強してないって言ってたのに!」と笑いながらクラスメイトに言い触らして回り、スピーキングの下手な僕は反論出来ずにただ苦笑するしかありませんでした(苦笑) 日本の英語教育が文法と読解に偏っているため、聴き取れないし話せないけど問題は解ける、という典型的な例だったかと思います。

<クラスルームにて。日本人は少なく、ドイツ、スイス、ブラジル、韓国、台湾などの留学生がいました>

その週の週末、僕らは車を借りてサンディエゴへと向かいました。学校までレンタカー会社のスタッフが迎えに来てくれ、空港の近くにあるオフィスにミチコと向かったのですが、予約されていた車は確かに6人乗りだったのですが、前に3人、後ろに3人座るという、日本でいう普通の5人乗りセダンの定員が前に増えただけの車でした。「これで片道4時間以上かかるサンディエゴまで6人で行くのはちょっと…(汗)」と思っていたところ、ちょうど先週にサンフランシスコへ行った際に借りたような7人乗りのミニバンが返って来たので、値段を聞いてみると6人で割れば1人10ドル程度しか変わらなかったため、ミチコと相談の上ミニバンに変更し、学校で残りの4人を拾ってサンディエゴへと向かいました。

日本人5人にドイツ人1人、という偏ったメンバー構成だったものの、その頃には他のメンバーも簡単な英語は話すようになり、アンドレアともコミュニケーションが取れていたのは前週との大きな違いでした。車がロサンゼルス近郊に差しかかると道が渋滞し始めたため、僕らはフリーウェイをいったん降りて、トイレ休憩を取る事にしました。

とあるハンバーガー店を見つけ車から降りると、メンバーは全員、真っ直ぐにトイレに向かってしまいました。実はアメリカでは、例えファストフード店であっても、トイレだけを利用するのはルール違反に近い行動です。”For Customers Only”(当店のお客さま専用)が徹底されており、近年は何か買わなければトイレの鍵も開けてくれないお店が大半です。さすがにマズいと僕は思い、やむを得ずハンバーガーを一個購入し食べていると、戻って来たメンバーの1人が(悪気は無かったのだとは思いますが)「あれ~、なんで1人でごはん食べてるの~?」と言って来ます…
「いや、お前らがみんなトイレに直行したから…」と喉まで出かかりましたがこらえたところ、他のもう1人が「私たちが、トイレを使ってたからじゃない?」と気づいてくれ、ああ、今回は普通に旅行出来そうだ…と少しホッとしたことを覚えています。

その後車は順調に走り、サンディエゴの町へと差し掛かったのですが、ここで男のメンバーが1人だけ、という場合だから起こった、ある種特有の問題が発生しました。他のメンバーは、地図を見てくれてはいたのですが、どこを走っているか分からない…これは女の子には仕方のないことかも知れませんが、ナビゲーションシステムもなかった当時、ナビが出来るメンバーがいないと言う状況に、サンディエゴに到着して初めて気づいたのです…

やむを得ず適当にフリーウェイを降りて、ストリート名から現在地を特定したところ、目的地をかなり通り過ぎていたことが判明しました。そこからは、自分で地図を暗記してしばらく走り、赤信号の際にまた地図を見る…ことを繰り返しましたが、ホテルの場所も住所しか情報がなかったため場所の特定に手こずり、何とかホテルに到着した時には、辺りはすっかり暗くなっていました。夕飯を食べたかったのですがホテルの周りには適当なレストランがなく、あまり歩き回ると治安の心配もあったため、夕飯はホテルのカフェでケーキのみ、になってしまいました。

<ホテルのカフェで夕飯にケーキを食べる>

もう今日は早く寝よう…と決めたのですが、チェックインをしてみると、6人に対して2部屋しか予約されていないことが判明し、追加料金を払ってもう1部屋利用は出来ましたがツインルームはもうないと言われてしまい、、語学学校のアクティビティのコーディネーターって、何ていい加減なんだ…とこの時痛感しました…。そもそも語学学校アクティビティのコーディネーターって、生徒のアクティビティのない平日は何の仕事をしているのでしょうか…

<サンディエゴにて宿泊したホテル。リトルイタリーという町の外れにありました>

マユミがある日ボソッと、「あの仕事でお給料もらえるんだから、いいよね…」、とつぶやいていたのを、僕はいまだに覚えています(苦笑) そう言えば毎日17時になると、「僕の仕事はもう終わりなんだ!」と言って、それ以上話も聞いてくれなかった事を思い出します…。みなさんも留学される際は、学校が用意しているアクティビティは当てにせず、自力で行動される事をお勧めします。アクティビティがあると書かれていても、人数が足らないから中止、などという事も日常茶飯事です。全く違う場所の話ですが、僕がボストンに留学した時にアクティビティのコーディネーターはどこにいるかと尋ねたところ、「今は夏休みでいないよ」、と当たり前のように言われ、受付のスタッフと散々口論したこともあります…。同じコース料金を払っているのに、いるべきスタッフが今はいない、代わりもいないとは、一体どう言うことかと…
欧米は契約社会、契約が全てだと言いますが、それならパンフレットにいると書かれたスタッフがいなければ、それは契約違反のはずですが…訴訟社会のアメリカですので、1度試しに訴訟をして確かめてみたいものです。まあ、おかげで自力で行動して問題解決を迫られる事が大半になり、結果的に様々な経験を積めたことは、逆に幸いだったのかも知れませんが(笑)

海外へ行くと、日本人のサービス精神や職業倫理がいかに素晴らしいかを、逆に確認してしまうことがあります。皆さんもぜひ海外に出て、逆に日本の良さも再確認して頂ければ、と僕は思います。

話がだいぶそれましたが、翌日僕らはメキシコのティファナを目指します。そしてサンタバーバラに帰着したあと、そこがいかに危険な場所だったかを知ることになります。続きはまた次回のブログにてご紹介致します。

To be continued.

Santa Barbaraその12。へ続く

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

留学でやってはいけない12のこと

ここでは僕が留学で経験したことやその後に学んだ情報から、留学する際に知っておいた方が良いこと、やってはいけないことをご紹介したいと思います。中には厳しい内容もあり、このブログをお読みになって留学にネガティブな印象を持たれる方がもしかしたらいらっしゃるかも知れませんが、それはこのブログの意図する所ではありません。留学には個人のスタイルがあるでしょうし、これら全てを最初からきっちり出来る人はおそらくいないと思います。ただ留学という一生の財産に成り得る機会を、1人でも多くの方に成功させて欲しいと思い、そのために知っておいた方が良いことがあるとの趣旨で書かせて頂きます。これから海外へ留学に行かれる方に、少しでもご参考にして頂ければ幸いです。

① 英語を話さない

「あたりまえじゃん」と思われるかも知れませんが、実際はこれ、中々難しいことなんです。僕も最初はそうだったのですが、留学に行って誰かと話した時になって初めて「相手の言うことが分からない」ことを怖いと感じます。「旅の恥はかき捨て」の旅行とは違い、生活するのに何とかコミュニケーションを成立させることを迫られるからです。英語が通じないと段々外国人に話しかける勇気が無くなって行き、実際には言葉の通じやすい人と過ごす時間の方が多くなります。これは日本人に限った事ではなく、韓国人も台湾人も、スペイン語圏の人もフランス語圏の人もみんな同じです。大体みんな同じ言葉を話す人同士で固まっています(笑)
ですが、そんな時に思い出して下さい。「何のために海外へ留学に来たのか」。それは英語を上達させるためであり、海外でしか学べないことを学ぶためだったはずです。最初は上手く話せないのは仕方のないことです。ですから、英語の話せる日本人と過ごして少しずつ外国人の友達を増やしたり、まずは文化や発音が近いアジアの人と話してみたり、ホストファミリーやルームメイトと話さなければならないことに目をつむったりせず、下手でも良いので外国人と話すことに挑戦しましょう。こちらが心を開いて相手とフレンドリーに接しないかぎり、相手の方から一方的に距離を縮めてくれることはありません。英語が下手でも、「話しかける」「仲良くなろうとする」勇気を持つことが重要です。

② 日本人を避ける

ごくまれにですが、「せっかく海外で生活するのだから、日本語は話さない」と言って日本人と話すことを避ける日本の留学生を見かけることがあります。その心意気は立派だと思いますが、かと言って日本人を意図的に避けることは決して良いことではなく、むしろデメリットの方が大きいと思います。留学生は、当然ですが何でも英語でこなせる訳ではありません。特に最初のうちは、先に留学に来ていた日本人から、知らなかった英語の表現、現地での生活に有意義な情報、国によって様々である外国人の性格や文化・考え方など、多くの情報をもらう事ができます。また留学に来ている人は、多くの人が高額の費用を払ってでも英語や海外でしか学べない知識を勉強に来た向上心の高い方が多く、聞いておいたら為になる知識や経験を沢山持っています。英語の勉強も大事ですが、同時にこうした人達との出会いは本当にかけがえのない財産になります。また、何か困った時に一番頼りになるのは、やはり日本語の通じる日本人です。小さなことにこだわらず、ぜひ日本人を含めた色々な人との出会いを大切にした方が良いと僕は思います。

③ 外国人について回る

日本人に多い残念なパターンがこれです。日本人としては全然悪気はなく純粋に仲良くなりたいだけなのですが、外国人と付き合う際に「自分がない」と思われるとあまり尊敬されません。毎日のように「今日は何するの?」、「一緒に行っても良い?」を繰り返すと、ついて来るだけの奴と思われて煙たがられます。そうではなくて、「~へ行くんだけど、一緒にどう?」とか、「~を食べに行ってみない?」といった具合に、相手が自分と一緒に過ごしたら楽しいと思わせる必要があります。外国人と接する際は相手にただ合わせるのではなく、自分が引っ張っていく方が尊敬され易いと思います。もちろん、一緒について行ったのに英語を全く話さないのが印象として最悪なのは言うまでもありません。

④ 友達が少ない

あまり表面的な友達ばかり増やすのは意味がありませんが、日本人・外国人に限らず、留学ではある程度多くの人と交流する方が良いと思います。苦手な人と無理に付き合う必要はありませんが、多くの人と触れれば触れるほど、英語も上達し様々な知識や経験を手にすることが出来ます。たとえば、英語は母国語の影響を強く受けるため、国によって発音が微妙に違ったり、使う表現が違ったりしますので、多くの人と話すことで多彩な単語や表現を知る事が出来ます。また、留学で学ぶことが出来るのは英語だけではありません。英語は日本でも勉強できますが、外国人の友達を作って話すことや、色々な国の知識や文化を肌で感じ直接学ぶことは、国内や旅行では難しいことです。また、どの友達とその後の長い付き合いを続けて行けるのかすぐには分かりませんので、友達が極端に少ないのはやはりNGです。変な話、留学という限られた期間で学べる英語の量は限られています。しかも授業で学ぶ内容より、外国人の友達を作って英語で話す方がずっと良い練習になり、帰国後も関係が続けば長い目で見ても英語の上達に役に立ちます。留学で最も価値あることは「出会い」があることだと僕は思います。友達を沢山作って、沢山のことを話しましょう。

⑤ 異性とばかり仲が良い

これについては「異性と仲良くしない方が良い」ということでは決してありません。実際に英語を上達させる最も早い方法は「外国人の恋人を作ること」というのは有名な話で、僕もこれには同意します。ですが、異性と「だけ」付き合うと、残念なことに様々なデメリットが発生します。
僕がボストンに留学した際に、こんなことがありました。僕が入学した日に同じように入学したフランス人の男の子と女の子がいました。女の子はすごくフランス人らしい可愛らしい子で、男の子も中々の好青年でした。やがて2人は恋に落ちて付き合い始めたようで、誰に聞いても常に一緒にいる姿があちこちで目撃され、外国人はおろか他のフランス人も2人の間には割って入れないようでした。ある日、その女の子が突然1人になりました。聞く所によると、男の子は留学期間が終わりフランスに帰国してしまったとのこと。それ以降、その女の子は誰とも仲良くなる様子もなく、常に1人で淋しそうにしていました。おそらく誰も話しかけないほど2人の世界を作ってしまったので、他のフランス人からもはじかれてしまったのでしょう。また、外国人の友達を作るには同じ日に入学した人が一番親しくなりやすいのですが、その努力をしなかったために友達が出来なかったのでしょう。留学生には友達を作る「タイミング」の様なものがあって、これを逃すと中々親しい友達を作るのが難しかったりします。
これは極端な話ですが、これに限らず異性とばかり付き合う人には「あいつは女たらしだ」、「あいつは尻軽だ」という悪いウワサが必ず立ちます。やっぱりこうした振る舞いって、どこの国の人にもイメージが悪かったり、嫉妬されたりするんですね。これってどこの国でも同じなんです(苦笑)。こうしたウワサが立つと、次第に周りの人も避けるようになって行きます。ですから、友達は同性異性とバランス良く付き合って、沢山の友達を作るのが結構大事だったりします。

⑥ アジアを見下す

日本人にはあまりピンと来ないかも知れませんが、アジアの国からの留学生は日本や欧米からの留学生に「見下される」ことに非常に敏感です。特に韓国や台湾は「自分たちは経済的に成功した国だ」という自負心がありますので、見下されたと感じるととても不快だそうです。僕の台湾の友達は「フランス人が大嫌い」だと言いましたが、その理由が「見下す」からだと言っていました。フランス人がみんなそうかどうかはさておき、人の上下は経済的な豊かさや出身国で決まるものではありません。留学先ではむしろ「自分を持っているか」「英語が話せるかどうか」で尊敬されるかそうでないかが決まります。ボストンにはアラブの王子だか大金持ちだかが何人かいましたが、人を見下すことに慣れているせいか誰も相手にしていませんでした。少なくても海外では自分が比較的恵まれた国から来たことは忘れて、1人の人間として尊敬される振る舞いをしましょう。特にアジア人同士は、距離や文化が近いこともありお互い強い関心を持っていますし、一番友達になり易く、一番理解しあえる関係です。留学から帰国してもずっと良い友達でいられるのは、やはり韓国と台湾の友人です。韓国人はだいたい日本に悪い先入観を持っていますが、実際に接すると価値観が変わるそうです。台湾人が親日的なのは言うまでもないでしょう。もちろん欧米人の友達を作るのも良いことですが、まずはアジアに友達を作ってみて下さい。

⑦ 日本のことを知らない

これも留学してから初めて気が付くことです。他の国からの留学生は、自分の国の歴史や、社会制度の仕組みと特徴、国際社会での立ち位置などをしっかりと分かっています。たとえば、日本の所得税や法人税・消費税がどのくらいで、その水準が他の国と比べてどうなのか、知っていますか?僕はこれで大恥をかきました…。日本人なのに、日本のことを説明できない、これは非常に情けないことなのですが、海外に出てみるまで意外に気付かないものです。まして自分の知らない日本のことを外国人に教えられてしまった時は、もう穴を掘りたい気分になります。留学に来る外国人は、総じてその国でも優秀な人が多いと思います。そのような人たちと接するときに恥をかかないように、自分の国にまず興味を持って、しっかり日本について話が出来るようにしましょう。

⑧ 授業をサボる

日本の大学と同じ感覚で授業をサボると大変なことになります。海外の大学や学校では出席率はとても大切な評価基準です。米国では学生ビザを発給された学生は8割以上の出席がビザ要件として義務付けられており、これを満たさなかった場合、最悪の場合は強制送還になります。たとえビザが発給されていない語学研修であっても、毎日学校へ行き外国人と英語で接して英語力を向上しようとする努力をすることはとても大切です。
僕が初めて留学をした時、同じ日に入学した英語の全く出来ない日本人の女の子がいました(僕もお世辞にも上手ではありませんでしたが)。その子はやがて学校に来なくなり、何週間か後に会った時は別人のようにやつれて退廃的な生活を送っていました。その子とルームメイトだったドイツ人の友人に話を聞いたところ、ルームメイトと全くコミュニケーションが取れずトラブルになり、それが次にはホストファミリーとの問題に発展して、とうとうホストの家を追い出されてモーテル暮らしになったとのこと。最初に英語が出来ないのは仕方がないことだと思います。ですが英語を向上させることを放棄してしまうと、待っている状況は悲惨なものです。少なくとも毎日授業には出席して、生活のリズムを守り英語力を少しでも向上させて行きましょう。

⑨ クラスで発言しない

日本の学校の授業とは逆で、海外では積極的に発言する事が求められます。語学学校などでは先生が振った話に誰かが答え、それにまた誰かが意見する、という感じで、先生から指名されて答えたり質問されたりすることの方がむしろ稀なぐらいです。どの国の学生も自分が自分がと先を争って発言しようとしますので、静かにすることに慣れている日本人はどうしても気後れしてしまうのですが、慣れたら負けずにどんどん発言しましょう。ずっと黙っているのでは費用が勿体ないですし、何より楽しくありません。海外での授業は日本のそれよりずっと気楽で自由なものです。だから楽しむが勝ちだと僕は思います。

⑩ 現地のルールを守らない

留学先には様々な国から生徒がやって来ます。文化も母国語も異なる人間同士が唯一守らなければならないのは、英語で話すことであり現地のルールに従うことです。公共の場所や学校・ステイ先での喫煙はもちろん、欧米では(日本もですが)歩きタバコも絶対NGです。飲酒に対する規制も厳しく、年齢を証明するものが無ければお酒は買えませんし、クラブやバー・レストランで注文することも出来ません。こっそり違反するとクラブやバーからつまみ出されることもあります。会ったら必ず挨拶をすることや、必要なことは必ず会話で意思を伝えることもルールです。(日本では「察する」ことは美徳ですが欧米では異なります)。ステイ先には門限がある場合もあります。またホストファミリーの誕生日を祝うことや、クリスマスやサンクスギビングの家族での食事も大切にして下さい。米国などは日本よりだいぶ自由で個人が優先の社会ですが、何でも自由にして良いと言うことでは決してありません。

⑪ 自立した生活ができない

日本人はホームステイに、ホストが色々と世話をしてくれるイメージがあるかも知れませんが、実際の留学の生活はそうではなく、自分のことは自分でするという「自立した生活」が求められます。自分の洗濯はもちろんのこと、食事も自分で作らなければならない場合もありますし、ホストファミリーの掃除や食事の後片付けを手伝う必要もあるでしょう。ホストは留学生を「家族の一員」として受け入れるのであって、「お客さま」では決してないことを知っておいて下さい。最初は戸惑うかも知れませんが、お互いを尊重しつつ自分の生活を自分の力でして行くことは、慣れると案外心地の良いものだったりもします。

⑫ 日本で学歴と認められない大学を卒業する

少し厳しい内容ですが、留学をご検討されている方々のご参考になればと考えて、実際の現実をご紹介させて頂ければと思います。日本の大学に入学せず、海外のよく知られていない大学やコミュニティカレッジを卒業した場合、その学歴は日本の企業では「大卒」として認められず、「高卒扱い」となります。また、米国でこうした大学を卒業して現地で就職しようとしても、契約社員レベルのポジションしか得ることが出来ず、その契約が更新されなかった場合は労働ビザが切れ帰国を余儀なくされ、日本では結局「高卒扱い」の仕事にしか就くことが出来ません。日本でも大卒の学歴として認められるのは、ハーバードやスタンフォード、MITやUCLA、UCバークレーなどのごく一部の一流大学のみで、これらの大学の卒業生は近年は高い評価を受け日本の一流企業も米国枠の採用を増やしていますが、それ以外の大学は残念ながら「日本の受験を避けた」と言う評価となるのが現実です。それであれば日本の大学に入学し、交換留学や語学留学で高いTOEICスコアを取得した方が遥かに高く評価されます。「日本は学歴社会だから、アメリカで!」と考えるのは非常に安易な発想で、実はアメリカも日本に勝るとも劣らない超学歴社会です。日本であろうがアメリカであろうが、その人間が努力した結果がそのまま評価されるのは同じです。受験を避け裏道を抜けて英語力さえつければ高く評価される、と言う事は残念ながら起こり得ません。高校を卒業していきなりこうした米国の一流大学へ入学するのは相当に高いハードルのため、まずコミュニティカレッジに入学し一流大学への編入を目指すルートもありますが、もちろんこのルートも死ぬ気で頑張れる強い意志と努力が必要です。努力無くして結果を得ることは出来ません。海外の大学へ進学するのであれば、それだけの覚悟と努力が必要です。

また、近年よく耳にする「世界大学ランキング」を鵜呑みにするのも実は現実とはかけ離れています。世界大学ランキングはあくまで欧米基準の物差しで、英語で書かれた論文のみを評価対象とし、さらに自然科学分野を圧倒的に重視したアカデミックなランキングであり、それは社会や企業での評価とは必ずしも一致しないものです。ここでこの「世界大学ランキング」と矛盾する、もう一つのランキングをご紹介したいと思います。

【世界の大学就職力ランキング2018(QS)】

スタンフォード大学(アメリカ)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(アメリカ)
ハーバード大学(アメリカ)
④ シドニー大学(オーストラリア)
マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
⑥ ケンブリッジ大学(イギリス)
⑦ メルボルン大学(オーストラリア)
⑧ オクスフォード大学(イギリス)
カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)
⑩ 清華大学(中国)
ニューヨーク大学(アメリカ)
コロンビア大学(アメリカ)
プリンストン大学(アメリカ)
東京大学(日本)
⑮ 北京大学(中国)
⑮ トロント大学(カナダ)
⑯ スイス連邦工科大学(スイス)
⑰ ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(イギリス)
⑱ コーネル大学(アメリカ)
⑲ エール大学(アメリカ)
⑳ 香港大学(香港)
㉑ シカゴ大学(アメリカ)
㉒ ペンシルバニア大学(アメリカ)
㉔ ウォータールー大学(カナダ)
㉕ ミシガン大学(アメリカ)
早稲田大学(日本)
㉗ 復旦大学(中国)
㉘ エコール・ポリテクニーク(フランス)
㉙ インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)
㉚ カールスルーエ工科大学(ドイツ)
㉚ シンガポール国立大学(シンガポール)
(中略、以下日米の大学のみ記載)
㉜ ノースウェスタン大学
㉞ デューク大学
㊸ ブラウン大学
㊼ パデュー大学
㊸ ジョージア工科大学
慶應義塾大学(日本)
(以下、主要大学のみ記載)
ボストン大学(51位)
京都大学(53位)
東京工業大学(57位)
南カリフォルニア大学(59位)
ジョンズ・ホプキンズ大学(64位)
ワシントン大学(64位)
カリフォルニア工科大学(73位)
大阪大学(76位)
アリゾナ州立大学(81位)
ペンシルバニア州立大学(87位)
名古屋大学(90位)

このランキングは各大学の卒業生を、政治やビジネスのリーダーから、ジャーナリスト、科学者、文学やアートの分野に至るまで、①「雇用者の評判」、②「卒業生の成功指標」、③「雇用者とのパートナーシップ」、④「雇用者と学生の関係」、⑤「卒業生の就職率」の5つの要素を基に、世界の大学がどれだけ社会の中で評価されているかを指標化したもので、皆さまがお持ちのイメージと近い「現実的なランキング」と言えるでしょう。世界大学ランキングでは全く低評価を受けている日本からも、上位50位以内に東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学がしっかりとランクインしています。ボストン大学やカリフォルニア工科大学もアメリカでは「一流大学」と呼ばれる優秀な大学ですが、世界基準で見ても日本の一流大学の後塵を拝し、それが日本基準になればその評価はさらに低いものになることは容易に想像できます。州立大学レベルの学位は就職活動では「その他の大学」のカテゴリーに分類されてしまうでしょう。日本で正当に「一流の学歴」と評価されるには、少なくとも東京大学より上位にランキングされているアメリカの8大学(スタンフォード、UCLA、ハーバード、MIT、UCバークレー、ニューヨーク、コロンビア、プリンストン)での「実用的な学位」(経済学、経営学、法律、自然科学分野など)が必要となって来ます。それが「日本における現実の評価」と言えます。

 

長くなりましたが、以上の情報がお読みになった方に少しでもご参考になれば幸いです。僕が初めての留学で滞在したアメリカ西海岸のサンタ・バーバラは、今でも僕には特別な場所であり、第2の故郷だと思っています。それは身についた英語や、忘れられない様々な出会いと経験に留まらず、それまで何となく受験をして、何となく大学に通っていた僕に「世界でやって行ける人間になりたい」と思わせ、それまで受け身だった意識を、目標を持った前向きなものに変えてくれた経験だったからです。人生のすごし方が、この町での経験で明らかに変わった、それほど大きな影響を受けました。サンタ・バーバラから帰国した僕はその後、狂ったかのように英語の勉強に没頭し、それが就職活動の成功や、英語力と言う一生ものの財産へと繋がりました。1人でも多くの方に、そんな特別な経験ときっかけを与えてくれる機会が留学なのだと知って頂ければと思います。一生の財産になり得る留学の機会が素晴らしいものになるように、このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。

サンタ・バーバラでの留学時代の体験もブログにしています。ぜひ Santa Barbaraその1。からお読みください。また、当スクールの生徒様には、代表講師の経験を元にした留学のアドバイスや語学学校のご紹介なども行なっております。詳細につきましては、「提携留学先とサポート制度」ページをご覧ください。

当スクールのカリキュラムは、代表講師が留学とその後の英語学習で経験した学習法に基づいて構成されております。学習カリキュラムにつきましてはぜひ、「SSEAの学習法」のページや、ブログ「間違いだらけの英語学習」をご覧ください。

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

間違いだらけの英語学習

「どのように学習したら、英語が話せるようになりますか」と言う質問を良く頂きますが、これは英会話を学ぶ方にとっては共通の疑問であると思います。ここでは僕自身が経験してきた、「効果のある学習法」と「効果の薄い学習法」についてご紹介したいと思います。

1.「効果の薄い学習法」

【①5人以上のグループレッスン】
計算してみて下さい。50分のうち25分は講師が何か話すとします。残り25分を5人で単純に割っても、1人当たりが話すことが出来る時間は5分以下です。実際には良く話す人と無口な人、会話の上手い人とそうでない人が同じクラスで学びますので、全く言葉を発しないままクラスが終わってしまうと言う話も良く耳にします。英会話は「自分の口から英語を発した時間と経験」に比例して上達するため、人数の多いグループレッスンの効果は限りなくゼロに近いものです。また大人数のクラスでは生徒同士で会話をさせるケースも多く、この場合はリスニングへの効果まで期待できないものとなります。

【②単語を覚えない】
これは英語に苦手意識を持っている人に共通して見られる状況です。英語は言葉ですので、一番大事なのは伝えたい言葉を知っているかどうかです。新しい単語を覚えて実際に使う練習、聞く練習をしなければ会話は上達しませんし、単語が分からないと文法も良く分からなくなるので更に効率が悪くなります。地味な作業ですが、英会話を上達させるために最も大切な学習なのです。英単語の学習にはスマートフォンアプリのご利用がおススメです。当サイトの「費用」ページの最下部にリンクがございますので、ぜひご参照ください。

【③聞き流すだけ】
この方法で英会話が出来るようになった方に僕は会ったことがありません。聞き取りの能力だけであれば多少向上する可能性もありますが、会話は「聞く」と「話す」の2つで成り立つ訳ですから、話したり書いたりして「自分で文章を組み立てる」訓練をしなければ、話せるようにはならないと理解して下さい。読んだり聞いたりするだけではその文章を「暗記しているだけ」であり、実践で全く同じ言葉を使用する可能性は限りなくゼロに近いもので、自分で文章を組み立てるための応用も利きません。英会話は「自ら考えて話した経験がある」から話せるようになるのであって、口から発音しない学習法では当然「話せる」ようにはなりません。現に日本人は「聞く」ことは出来ても自分で「話す」ことが苦手な傾向があります。

【④テキストを読むだけ】
テキストを使うと「読んで」しまうため頭に入りません。それは目の前に文字があるから「読める」だけであって、当然実践では文字がなければ言葉が出てきません。万が一内容を暗記できたとしても、実際の会話で全く同じ文章を喋る可能性は限りなく低いでしょう。つまり文章を応用して他の単語を自分で組み込めるように訓練しなければいけませんが、目の前に文章が書かれていてはこの応用能力を向上させることが出来ないのです。テキストで学ぶのは挨拶や基本的な言い回し程度にして、後は自分で考えて文章を作る練習をしましょう。

【⑤フリートークだけ】
フリートークは文章を応用して文章を自分で組み立てる練習にはなりますが、フリートークのみでは文章を一回話して忘れてしまいます。出てきた新しい単語もその場限りで定着しません。一回話しただけで全て覚えられる人はいませんよね。実際に話せるようになるには、同じような文法や、出てきた単語を複数回、口に出す訓練が必要です。24時間英語に囲まれて生活する環境なら良いですが、限られた時間で会話力を向上させるには意図的な反復学習が必要です。

【⑥オンライン英会話】
海外の大学で4年勉強し卒業した人でも、電話を通じて英語を聞き取ることは難しいと言います。この方法は通常の状態であれば既に英語を聞いて話すことが出来る、かなりの上級者向けの学習法です。またオンライン英会話の多くは費用の安さを売りにした「チャットレッスン」(自由におしゃべりするだけ)ですので、⑤でご紹介したようにその場限りの会話で身につかず、文法や単語を質問することも出来ません。また、コスト削減のため講師の多くはフィリピンに在住する現地スタッフです。当然それは「ネイティブの自然な英語」とは発音も表現も大きく異なるものですし、文法や発音が間違っているリスクも大いにあります。さらに講師の大半が日替わりのアルバイト感覚でやっていることがほとんどで、ただ楽しくおしゃべりするだけで間違った英語も訂正せず会話した結果、滅茶苦茶な英語と感覚を身に着けてしまうケースも見られます。

2.「効果のある学習法」

【①ディクテーション】
これは聞き取った英語を実際に自分で書いてみる、あるいは話してみる学習法です。自分で口に出す、書く際には英単語や文法も意識しますので、ただ聞くより何倍も効果があります。

【②海外ドラマ・映画をDVDで見る】
海外のドラマ・映画を英語で聞いてみましょう。まずは日本語字幕でOKです。同じストーリーを繰り返し見ましょう。内容を覚えた所で、英語字幕に切り替えます。聞き取れなかった英語が、字幕の助けで少しずつ耳に入るようになります。実は、学校やテキストで習う英語と、実際に社会で話されている英語はかなり違います。省略した文章、単語だけの返答、日本語で全く原文と違うように翻訳されている所などに気付くと思います。活きた英語を身につけたら、実際に使ってみましょう。ドラマ等のストーリーが記憶に残りますので、英単語や独特な言い回しを深く記憶に留める事ができます。

【③英作文】
日本人は英語を読んで理解する練習はしていますが、自分で作る訓練が不足しています。自分で文章を組み立てるには単語力と文法の知識が必要ですので、読んだり聞いたりする「英語→日本語」の学習より、自分で文を作る「日本語→英語」の訓練が実際には重要なのです。

【④メール等のやりとり】
相手が日本人でも外国人でも、これは大きな効果が期待できる方法です。自分が実際に伝えたいことを文章にする訳ですから、単語力、文法、応用力などを身につける事が出来ます。また相手からも活きた英語の文が返って来ますので、学校やテキストでは習わないような、実用的な表現も学ぶことが出来ます。

【⑤声に出すスピーキング】
自分で英語を話す練習です。口に出すことで文章や単語が身に染み込みますし、自分で単語を組み合わせる応用力や、英語的な感覚(英語脳とも呼ばれる)の向上が期待できます。また発音することで音を意識しますので、実は聞き取りにも大きな進歩が望めます。この学習法は英会話を身につけるために最も大事な方法なのですが、どういう訳か日本の教育機関ではあまり行われていないのが現状です。

 

どうでしょうか。「読むだけ」「聞くだけ」「おしゃべりするだけ」の学習をしていませんか?これでは英会話は上達しません。「自分で口に出すこと」、「自分で文章を組み立てること」、「正しく反復すること」、こういった要素がない英語学習は会話力を向上させることが出来ません。英会話のレッスンは「講師が話す時間」より「生徒が話す時間」が長いことが重要です。当スクールではこれらの点を重視して、「3名以下でのレッスン」「ピクチャースタディ」という学習法を採用しています。なかなか英会話が上達しないとお悩みの方は、ぜひ一度、お気軽にご相談下さい。

※ ピクチャースタディやレッスンの詳細については「SSEAの学習法」のページを、スクールの連絡先につきましては「スクール情報・お問い合わせ」ページをぜひご覧ください。

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

おススメの英語辞書・翻訳サイトとアプリ

近年はスマートフォンのおかげで、辞書を持ち歩く必要も少なくなって来ましたね。本日は当スクールでも活用しているお勧めの辞書・翻訳サイトとアプリをご紹介いたします。日本語・英語のどちらからも検索でき大変便利です。Weblioでは発音も聞くことが出来ます。スマートフォンアプリもありますので、ぜひご活用ください!

【アルク 英辞郎】

特徴:シンプルで使いやすく、例文も掲載

デメリット:例文は有料のものがある

EOW

英辞郎 on the WEB(web)

iPhoneアプリ

Androidアプリ

【Weblio】

特徴:例文量が非常に多く、発音も聴ける

デメリット:ページが重い、例文が多すぎる

weblio

Weblio英和和英(web)

iPhoneアプリ

Androidアプリ

【Google翻訳】

特徴:文章を翻訳可能、音声認識・読上げ機能がある

デメリット:単語解説がなく、勉強向きでない

Google翻訳(web)

iPhoneアプリ

Androidアプリ

目的によって使い分けると学習効果が高まります。単語の解説や分かりやすい例文なら英辞郎、詳細な単語の説明や難しい例文ならWeblio、文章を理解する、発音を聴くならGoogle翻訳、と言う感じです。どれも無料で利用できますので、ぜひご活用ください!

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

Santa Barbaraその10。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

サンタ・バーバラでの初めての週末に、サンフランシスコへのデコボコ団での旅行で散々な苦労をし、帰宅後丸一日を寝て過ごした僕は翌日から再び語学学校のクラスに出席しました。

語学学校の廊下でマユミと遭遇すると、彼女は開口一番、「サンフランシスコ、大変だったんだって? みんなが凄い(僕が)しっかりしてた、って言ってたよ」、と話しかけて来ました。僕がしっかりしていたと言うより、「とんでもないメンバーが何人か混じっていた」のが正しかったと思いますが、マユミはマユミで大変な週末を過ごしたらしく、(彼女は以前にサンフランシスコに滞在していた経験があったので、僕らに同行せずホストファミリーとラスベガスへ行った)、「私はストリップに行きたいって言ったのに、ホストファミリーは全然話を聞いてくれなくて、ダウンタウンから離れたカジノにこもってずっとギャンブルに熱中してキャーキャー言っててさ…」と不満そうに話していました。(※ ストリップ:誤解を招く響きですが、ラスベガスの有名なホテルが集まるメインストリートのことです。)

<ラスベガスのストリップ。Venetian、Mirage、Bellagio、Millageなど有名ホテルが並びます>

1週間ほど後の話ですが、マユミが滞在していたホストの家はヒスパニック系だったらしく、家の中ではスペイン語ばかり飛び交っていて英語で上手くコミュニケーションが取れず、とうとう我慢出来なくなり彼女は泣きそうになりながら僕と一緒に学校の校長室へ行き、「ホストファミリーを変えて欲しい」と訴えたのですが、校長は「なんで?」と言うので、「ホストファミリーがスペイン語しか話さない」と言うと、校長は不思議そうに、「それの何が問題なの?」と返して来ます…

とてもおかしな話に聞こえるかも知れませんが、移民国家であるアメリカやオーストラリアでは実はよくあるケースで、行ってみたらホストマザーが日本人だったとか、インド系のホストで食事が毎日カレーだった、などと言う話もあります。向こうではホームステイで生徒を受け入れるのは「空き部屋を貸すビジネス」的な側面もあり、ホストファミリーには当たり外れがあるのが現実です。ただし、そう言ったケースを「外れ」と思うのは日本人のホームステイに対する過剰な期待と先入観にも原因があり、そういったケースも現地の文化の1部であり現実なのだと捉え、多民族が暮らす国の現状や、ホームステイの生徒をホストが受け入れている理由や事情を知ることも、良い勉強だと捉えるべきなのかな、と今では思います。語学学校にとってホームステイはあくまで「滞在場所の提供」であり、必ずしも現地のネイティブの家に滞在出来るという保証はありません。

とにもかくにも僕も反論し、「僕らは高額な費用をかけてアメリカに英語の勉強に来たのだから、ホストファミリーは英語を話すべきだ!」と強く言ったのですが、校長は「そうね、考えておくわ」と言ったきり、結局最後までうやむやにされてしまっていました。マユミも最後の方には諦めて、自力で留学生活を充実させようとしていたのは、留学生として褒められるべき姿勢だったと言えるでしょう。

僕は語学学校の新入生歓迎のクラブパーティの際に、マユミとサンディエゴへ一緒に行く約束をしていたので、その週は身近な仲間と週末にサンディエゴと、隣町であるメキシコのティファナを訪れる計画を練りました。僕が唯一自力で仲良くなった外国人であるドイツ人のアンドレアも一緒に行きたいと言ってくれたので、メンバーは僕とマユミ、ナギサ、ナツコ、ミチコとアンドレアの6人となりました。厄介なメンバーが入らなかったのは大いに良かったのですが、アメリカで運転が出来るメンバーは僕1人であったため、「どうやって行く?」と一応聞いてはみましたが、みんなやはり車が良いとの意見になり、車でサンディエゴへと向かう事になります。

<サンディエゴ旅行のメンバーたち>

ホテルは学校のアクティビティのコーディネーターであるダンが予約を入れてくれ、車はミチコのホストマザーが予約をしてくれました。実はサンタバーバラに留学に行く前に父親に、「アメリカで運転をしないように」、と言われており、国際免許証も持たずに現地へ行ったのですが、何故か現地では日本の免許証を見せれば車をレンタル出来たので、僕もサンフランシスコの惨劇を切り抜けたと言う過信から抵抗もなく運転を引き受けてしまいました。(実は国際免許証と言うのは免許証の「翻訳文」と言う位置付けで、有効なのはあくまで「日本の免許証原本」であるため、留学生に慣れているサンタバーバラのレンタカー会社はだいたい、日本の免許証を見せると車を貸してくれました。ですので逆に、国際免許証だけで車を貸してくれる会社はありません。)

こうして滞在2週目の週末は、サンディエゴとティファナへの旅へと続いて行きます。そこにも幾つかのトラブルが待ち受けていましたが、続きは次のブログにてご紹介致します。

To be continued.
Santa Barbaraその11。へと続く。

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

必ず3時間遅れるフライト?(ネパール編)

2011年の12月、僕はインドとネパールを訪れたのですが、今日は何とも呑気なネパールのフライト事情について書きたいと思います。

インドから陸路でネパールへ入国した僕らは、仏陀生誕の地であるルンビニから、首都であるカトマンズへ飛行機で向かう計画でした。バスもあるのですが、優に6時間はかかるしお腹を壊しているかも知れないし…ということで飛行機を選択し調べたところ、ルンビニからカトマンズへのフライトは(2011年時点では)イエティ航空があるのみでした。インターネットの口コミには、「必ず朝一番のフライトを予約しておくこと、遅延します」とあり、何故だろうと思いつつ僕らは朝8時のフライトを予約することにしました。

ルンビニの記念公園を散策してホテルに戻った僕らは、翌朝7時に空港に行きたいから送迎して欲しいとホテルで相談したところ、ホテルのスタッフは何故か「そんな時間に行っても飛行機は飛ばないよ」と言います…。そうは言っても8時のフライトなんだから7時に、と思うのは日本人だからでしょうか…。とにかく頼み込んで朝6時にホテルを出発してもらえることになり、とりあえずホッとしたのですが…

翌朝7時に空港に到着すると、フライト1時間前なのにも関わらず空港には誰もいません。カウンターの奥にいたスタッフにチェックインを頼むと、「This flight is delayed.」と…原因は空港に到着した際に分かったのですが、毎朝、深い霧に空港が包まれて離着陸する事が出来ないのです。だからホテルのスタッフは朝行っても無駄だと言ったのだと分かりましたが、それでも予定時間が8時なら7時に行かないといけないと思うのは、日本人だけなのでしょうか…

<霧で覆われた空港>

DSC00962

毎朝飛べないなら8時のフライトを設定するなよ…と思いながらどのくらい遅れるのか尋ねると、お天気に聞いてくれなどと言います…1時間待ち…2時間経った頃に霧が晴れて来たため、そろそろかなと思いきや、今から飛行機がカトマンズから来るからと言われ…結局3時間遅れのフライトになってしまいました。朝一番のフライトを予約しておけば、昼にようやく出発出来る、だから必ず朝のフライトを予約しておかなければならない…昼のフライトだと夜になる…インターネットの口コミはこう言う事だったのかと、妙に納得しました…

カトマンズに3時間遅れで到着した僕らは荷物受け取り所のショボさに驚愕したのですが、話はこれで終わりませんでした。僕らの荷物を運んで来た車が何故か受け取り所で荷物を降ろさず通り過ぎたのです。「どこへ持って行くんだ」と追いかけると、なんとツアーバスの横で直接バスに荷物を積み込もうとしています。確かに他の乗客は全員タイ人のツアーだったのですが…危うく荷物と永久に別れるところだったのは想像に難くなく…

<荷物受け取り所へ荷物を運ぶ>

DSC01019

「俺たちの荷物を返せ」と交渉してようやく自分の荷物を取り戻した僕らはホテルの送迎タクシーを探したのですが、3時間遅れでは流石に待っていないだろうと思いきや、なんとちゃんと待っていました。それとも遅れるのを見越して来たのでしょうか(汗)ネパールではこれが普通なのでしょうか…常識と時間の感覚が違い過ぎると思わされました…。

途上国では時として自分の常識を超えた事が起きますが、それも旅の楽しみと言えるのかも知れません。このブログをお読みになる方にはぜひ、旅のトラブルも楽しんで頂きたいと思います(苦笑)ところで、この単語は必ず覚えておきましょう。

delayed「遅れている」

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

Santa Barbaraその9。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

道に迷うわチャンさんとコミュニケーションは取れないわで散々苦労してサンフランシスコにたどり着いた僕らでしたが、部屋割りは当然男性2人と女性4人ということになり…僕は部屋でチャンさんと2人きりの時間を過ごすことになりました。疲れていたので、二言三言会話しただけで寝てしまいましたが…。女性陣は女性陣で、誰がヒデコさんと同じベッドで寝るかで揉めたそうでした。

翌朝、ユニオンスクエアでRと待ち合わせた僕らはまずチャイナタウンに向かいました。Rは相変わらず日本語で女の子としか会話しません。一方のチャンさんはと言うと、ヒデコさんに話しかけるのですが、ヒデコさんは嫌がって話そうとしません…歳が近いのだから上手くコミュニケーションを取ってくれれば良かったのですが…結局僕がチャンさんの担当になって行きました。

チャイナタウンで飲茶ランチをして、ケーブルカーでフィッシャーマンズワーフへ向かう頃には雨が降りはじめ、デコボコ団には暗い空気が漂い始めました。それぞれが違う方へ歩こうとするので、僕はチャンさんの相手をしながら、そっちじゃない、あっちだ、などと徐々にガイド的な役割をしなければならず…フィッシャーマンズワーフではチャンさんが突然、高価なカメラを品定めし始め他のメンバーが文句を言い始めたので、僕はチャンさんにこんな所でカメラを買わないでくれと説得するハメに。お店の人を少し怒らせてしまったもののなんとかピア39まで辿り着いた所で、今度はRが無神経にも僕に向かって、「なんだ、サンフランシスコってこんなもん?つまんねー」と吐き捨てます…

<雨のサンフランシスコ>

「俺はお前のガイドじゃねーよ」と1人チャンさんの相手をしながら苦労していた僕は怒りが限界に達して、ビア39で一時解散することにしました。Rはナツコに「マイシスター!一緒に行こうぜ!」と去って行き、チャンさんとヒデコさんはそれぞれ1人でどこかへ行ってしまいました。僕は残った2人としばしの休息タイムを過ごし、数時間後に集合してダウンタウンに戻って夕食を食べたのですが、Rが前日に行ったというレストランのマズさと言ったらありませんでした…

Rは翌日は友達と会うから別行動となり、ユニオンスクエアで別れてモーテルへ戻り、サンフランシスコの初日が終わりかけた頃、ナギサが少しずつ僕を助けてくれるようになって来たのが唯一の救いでした。モーテルに戻るとチャンさんが部屋でみんなで一緒に飲もうと提案して来ました。しかしみんな疲れていたのか、誰も応じようとしません…しょうがない、また僕が付き合うか…と諦めかけた時、ナギサが私も付き合うよと言ってくれたため、3人でしばし韓国の話などをして過ごしました。

<グランドハイアットのラウンジからの眺望>

翌朝ナギサが「女の子たちはショッピングしたいって言ってるよ」と耳打ちしてくれたので、ダウンタウンで解散することにしたのですが、その頃にはチャンさんも味方は僕1人と悟ったのか一緒に行こうと言って来たため、彼と2人でショッピングしたあと、グランドハイアットホテルの展望ラウンジで(チャンさんのみ)お酒を飲みながら時間を過ごしました。

<ゴールデンゲートブリッジにてチャンさんと>

午後は車でゴールデンゲートブリッジを訪れましたが、その頃にはチャンさんも自分が運転するとは言わなくなっていました。その後対岸の小さな町サウサリートを散策して夕食を食べ、ツインピークスから夜景を楽しんだ僕らはRと合流して、夜中の運転でサンタバーバラへ戻ったのですが、途中Rが運転していた時にまたアクシデントが…

休憩しようとしたのかフリーウェイを降りたのですが、周囲には何も無く諦めた時…Rが、フリーウェイの入口が見つからないと騒ぎ始めました…
「何やってんだコイツ…」と思いましたが精魂尽き果てていた僕は放っておいたのですが…追い詰められたRはとんでもない行動に出たのです…
「出口から(逆走して)入るしかねーべ」と言うのです…みんな「うそー!?」という反応していましたし、僕も本気かコイツと思いましたがハンドルを握るRは「しょうがねーべ」と言って…本当に出口を逆走し始めたのです…

対向車が来たらもちろん正面衝突、警察に見つかれば捕まる暴挙でしたが、運良くフリーウェイに戻り、Uターンして本線に戻れはしましたが…コイツとは2度と行動は共にしないと僕は心に誓いました…

こうしてトラブルだらけのサンフランシスコ旅行は幕を閉じましたが、朝にサンタバーバラに到着して全員を家に送り届けた僕はもう1日ベッドから起き上がることが出来ませんでした。今でこそ良い思い出ですが、後にも先にもこれだけ悲惨な旅行は記憶にありません…ただ車を運転出来るとみんなに思われた僕は調子に乗って、翌週はサンディエゴ、翌々週はロサンゼルスへと車を走らせることになります、そこにまたトラブルがあるとは思わずに…

続きはまた次のブログにて

To be continued.

Santa Barbaraその10。へ続く

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

悪質なタクシーを撃退する英語(カルカッタ編)

2011年の年末年始にインドからネパールを回ったのですが、何しろインドの旅はトラブルの連続で挙げて行くとキリがないほどで、その中でもインドのタクシー運転手はかなり悪質な者もいて、スムーズに済んだ時の方が少ないほどでした。今日はインドのタクシー事情と、運転手と揉めた際に使用した英語表現をご紹介いたします。

バンコクからLCCでコルカタ(カルカッタ)に到着した僕らは、空港からホテルまでタクシーを利用しました。インドの空港では多くの町で空港で市内までの料金を前払いするプリペイドタクシーが利用出来ます。邪推になりますが、前払い方式にしておかないと、到着の際に法外な値段を要求するタクシー運転手が続出するのではないかと思います…ですのでプリペイドなら取り敢えず値段に関しては安心して利用出来ます。

<ムンバイ空港のタクシー乗り場で待ち構えるインド人たちと、ゴア空港のプリペイドタクシーのカウンター>

DSC08036DSC08148

ホテルまでの料金を前払いしてタクシー乗り場に向かうと、黄色に塗られた古いタクシーが行列していました。ムンバイ(ボンベイ)もそうだったのですが、インドのタクシーは本当に走れるのか不安になるほど古い、博物館にでもありそうな化石のようなタクシーばかりです。ムンバイの空港では外に出たらチップ目当てに強引に荷物を奪って運ぼうとする輩に囲まれて振り払うのが大変だったため、友人には荷物は絶対に手放さない様に言って身構えて外に出たのですが、カルカッタではその様な輩が少なく少し拍子抜けするほどでした。何しろインドのタクシーは悪質で有名で 、デリーでタクシーに乗る際にうっかり初めてデリーに来たと言うと、そのまま旅行会社に連れて行かれて市内ツアーを押し売りされ離してくれないそうです…もちろんタクシーの運転手は客を斡旋して手数料を稼ぐのが目的ですので、頼んでもいないのに強引に連れて行かれるとか…

<カルカッタのタクシー。展示用でなく現役で走っています…>

DSC00162DSC00165

荷物を積んでタクシーに乗り込み運転手にホテルの名前が記載されたレシートを渡すと、運転手はホテルがどこなのか分からない様子で、どこかに道を聞きに行ってしまいました…しばらくして戻ってきてようやく出発したのですが、1分ほど走ってはまた車を止めて場所を聞きに行ってしまいます…どうしてタクシーの運転手なのに道が分からないのかとお思いになるかと思いますが、インドのタクシー運転手は道を知らない運転手ばかりで、タクシーに乗るとかなりの確率でこの様な行動に遭遇します…この運転手は結局場所が分からなかったのか市内に到着してからも2度ほど道を聞きに出て行ってしまい、散々迷った末に何とかホテルに到着しました…これがプリペイドではなくメータータクシーだったらと考えると恐ろしい限りです。

<道を聞きに行って空になった運転席。オートリキシャーは安いが長距離は走ってくれない>

DSC00167DSC08250

市内では主に料金の安いオートリキシャーで移動したのですが、あるお寺から有名なモスクに移動しようとした際にリキシャーには遠すぎるからと何度も断られてしまい、仕方なくタクシーに乗ることにしました。流しのタクシーに乗る時は大体乗る際に料金を交渉して乗ることになるのですが、外国人には当然の様に高い値段をふっかけて来ますので交渉も一苦労です…ただメーターを回されたらどうなるか分かりませんので、割高に感じても料金を交渉して乗る方が良いかと思います。

目的地はガイドブックにも載っている有名なモスクだったのですが、相変わらずのように運転手は場所を知りませんでした…地図を見せて走り始めたものの正確には場所を把握していなかったようで、道に迷いあちこち回ったり道を聞きに行ったりして、ようやくたどり着いたのは良かったのですが、交渉して決めた料金を払って降りようとすると運転手はたくさん走ったからもっとよこせと言い始めたのです…そんな後から要求されたお金は払えませんし、そもそも道に迷ったのは運転手のせいで払う義理は全くありません。「迷ったのはあなたのミスでしょ?」と言いましたが運転手はしつこく追加料金を要求して譲らず次第に口論になり、とうとう僕は怒りが限界に達して「It’s your fault, IT’S YOUR FAULT !! OK!!??」(それはお前の責任だろ!! 分かったか !?)と怒鳴りつけて最初に決めたお金を叩きつけて強引にタクシーを降りました。余分な料金は払わずに降りたものの、しばらく怒りで気分が悪かったのは言うまでも無いかと思います…

インドには良い人もいるのでしょうが、観光客と関わる人間は総じてしたたかだったり悪質だったりすることが多く、次から次へとトラブルに遭遇しますので本当に疲れます。ですが時には喧嘩してでもハッキリ主張しなければ言いなりにボラれてしまいますので、この様なキツい言葉も覚えておくと良いと思います…それも怒鳴るくらいキツく言ってやりましょう…口に出して練習してみてください、

「It’s your fault !!」(それはお前の責任だ!!)

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

Santa Barbaraその8。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

初めての留学も1週間が経ち、金曜の午前中のクラスを終えた僕らは、レンタカーでサンフランシスコへ向かうことになりました。メンバーは、僕、ナツコ、ナギサ、ミチコ、ヒデコさん、チャンさんとRの、大所帯かつデコボコな7人でした。このデコボコ日本人6人と韓国の大学の先生と言う組み合わせがまた最悪で、ミチコが出発前に、「チャンさんが日本語では話さないで欲しいと言っている」とみんなに言うのです。確かに1人だけ韓国人で孤立してしまうのは分かりますし、留学に来ているのだから英語で話すべきなのは分かりましたが、何しろ僕らは英語初心者なうえに日本人同士なので、英語で全てのコミュニケーションを取ることにムリがあります…特にRは全く英語を使おうとせず(正確には能力もありませんでしたが)、お構いなしに日本語で恋バナに花を咲かせ始め、チャンさんが段々不機嫌になって行くのを感じた僕はどうしようもなくただ黙っているしかなかったのですが…

<チャンさんは韓国の大学の英語教師>

運転はまずチャンさんが担当し、疲れたら僕とRが変わることになりました。しかしサンタバーバラの町中から早くもアクシデントが始まります。チャンさんは韓国では同じ右側通行なのだから運転は大丈夫だろうと思っていたのですが、右折の赤信号に止まったまま動こうとしません…(アメリカは信号が赤でも安全なら右折して良いと言う)交通法規の違いを知らずに、後ろの車からクラクションを鳴らされてしまっているのですが、彼は赤なので何が悪いのかと混乱するばかり…さあ、この交通法規の違いを英語で説明するのが大変です。僕はつたない英語で何とかチャンさんに理解させたのですが、他の日本人は一切英語を話そうとせず、僕はこのグループの組み合わせに無理があったと猛烈に後悔しましたが今更どうしようもなく、1人でチャンさんと奮闘する羽目に…後ろで呑気に日本語で恋バナをしているRには特に頭に来ましたが、もちろんアクシデントは1回で済むはずはありません。

サンタバーバラからサンフランシスコへはほとんど一本道なので最初は3人で交替するだけで良かったのですが、サンフランシスコに近づくにつれて、「誰が道を知っているんだ?」という疑問が湧いて来ました。僕は地図を持っていましたが、チャンさんは地図も見ずに走り続けたかと思いきや、サンフランシスコの手前で突然フリーウェイを下りてしまい…そして…そう、道に迷ってしまいました…あたりがちょうど暗くなる頃に…

とりあえずガソリンスタンドに車を止めて会議を始めたのですが、チャンさんと話すのは僕1人…Rは無責任に僕に向かって、「おい、頼むよ、あいつ(チャンさん)全然話を聞かないんだよ」などと言って来ます…
「それはお前が英語で話さないからだろ」と僕は心の中で思いましたが、僕はもうこいつらと話しても無駄だと思い、ガソリンスタンドのスタッフに「ここはサンフランシスコか?」と聞いたところ、「ここはサンノゼだよ」と…どうやらチャンさんは違う町でフリーウェイを下りてしまったようでした…

<サンノゼとサンフランシスコの位置関係>

全てを英語で話すのに疲れた僕は、チャンさんに地図を持たせ自分で運転することにしました。刻々とモーテルのチェックイン締め切りが迫る中、メンバー全員が異国の地での迷子に沈黙していたのは逆に救いだったのかも知れません…何とかフリーウェイに戻り、地図を見ながら1時間ほど走ったでしょうか、僕らは締め切りの直前にモーテルにたどり着きました。サンタバーバラから8時間はかかったかも知れません…

<宿泊した町はずれのモーテル>

Rは別のホテルを予約していたためモーテルで別れましたが、翌日ユニオンスクエアで待ち合わせになってしまいました。彼と別れたあと車で周りを走り、何とか見つけたお店で夕飯に食べたタイ料理が何とも美味しかったというかホッとしたというか…しかし翌日からも僕はチャンさんとRとヒデコさんとの間で振り回されることになります。続きはまた次回のブログにて…

To be continued.

Santa Barbaraその9。へ続く

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ

Santa Barbaraその7。

ここでは2001年の春に僕が初めての留学で滞在したカリフォルニアの小さな町、サンタバーバラでの体験について書いています。初めてこのブログをお読みになる方はぜひ、Santa Barbaraその1。からお読みください。

新入生歓迎のクラブパーティの翌日、僕は語学学校の初日のクラスに臨んだのですが…レベル6というのは7段階あるクラスの上から2番目で、他の生徒はみな間違いだらけの文法ながら流暢に英語が話せガンガン発言する中、僕は先生の発する単語が所々聴こえる…といった状態で、当然発言など出来ませんでした。”Please underline…”というフレーズが聴き取れるようになるまで丸々一時間を要し、この先のクラスが不安なまま初日のクラスを終えました。

<Vicky達とランチに行ったチャイニーズレストラン>

午前中のクラスが終わると、昨夜に知り合ったVickyや他の日本人たちが一緒に中華のランチを食べると言うので僕も参加したのですが、そこで週末はどうするという話になり、何人かの仲間でサンフランシスコへ行こうという話になったため、翌日学校のアクティビティのコーディネーターであるダンに相談してみることにしました。

<サンフランシスコ旅行のデコボコメンバー>

この時のメンバーは僕と、ナツコ、ナギサ、中華のランチで知り合った奈良の大学生のミチコ、ミチコと同じ家に滞在していた韓国の大学の先生チャンさん、僕と同じクラスに入った村田製作所に勤めるヒデコさんという中年の女性…と、なんともデコボコなメンバー構成だったのですが、この韓国のチャンさんとのコミュニケーションが何とも大変でした。彼はサンフランシスコへレンタカーで行くことを主張し譲りません。サンタバーバラからサンフランシスコへは車で片道6〜7時間もかかるうえに(約540km:東京~神戸間に匹敵する距離です…)、坂が多い町で駐車場が少なく、車で動くには不向きな町なので(訪れた経験のあった)僕は散々反対したのですが、結局押し切られてしまいました。韓国は年長者が絶対の文化なのに加えてアメリカと同じ右側通行なので、運転に根拠の無い自信があったのかも知れません…。ダンにその意向を伝えると彼はレンタカーと町はずれのモーテルを予約してくれたのですが、そのモーテルには20時までにチェックインしなければならず、昼まで授業を受けた後に本当にたどり着けるのか、英語力から来るコミュニケーション不足も手伝って僕はこのグループでの旅に猛烈な不安を覚えたところに、このデコボコ団に更なる混乱をもたらす奴が現れます…

<7人乗りのレンタカー>

ダンとの話を終え帰宅しようとした所に現れたのは…そうあの世田谷の留年大学生Rです…
「おう、週末はどこ行くんだ!?」
と聞かれ、僕は既に嫌な予感がしていました…誰かがサンフランシスコへ行くんだよと答えるとRは図々しく、
「俺もサンフランシスコ行くんだよ!一緒に行こうぜ!」
と持ちかけて来ました。僕らは英語でチャンさんと散々揉めてレンタカーとモーテルの手配をして来たのだし、お前は1人なんだからこの場合、「俺も混ぜてくれ」の間違いでは無いのかと僕は心の中で思いましたが、断る訳にもいかず誰かがOKしてしまい、この超自己中心的なRと話を聞かないチャンさんとその他デコボコ団をまとめるのに僕は嫌と言うほど苦労させられることになったのです…その続きは次の機会にご紹介致します。

To be continued.

Santa Barbaraその8。へ続く

 

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

無料体験レッスンのお申込みお問い合わせはこちら。

スクール情報・お問い合わせ