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台北→羽田ピーチ860便(MM860)の遅延リスク

台北→羽田ピーチ860便(MM860)の遅延リスク

近年日本から最も人気の旅行先となった台湾には、今では多くのLCC(Low-Cost Carrier・格安航空会社)が就航しています。日系のジェットスター・ジャパン、バニラエア、Peachに加えて台湾のタイガーエアなどがこれに分類されます(バニラエアはピーチに統合予定)。片道3時間前後のフライトですから、往復3万円前後のLCCのフライトで十分だと考える方も増えているでしょうし、パッケージツアーの中でもよく利用されるようになりました。

このフライトの中でも非常に使い勝手が良いのが、台北桃園空港を夜20:40に出発し、羽田空港に深夜00:55に到着するピーチ860便(MM860)です。日曜夜のフライトを利用すると台湾を夕方まで満喫して、なおかつ羽田空港からの新宿・池袋行き最終バスにて帰宅することができるためです。僕は仕事が午後からのこともあり週末の台湾旅行でこのフライトを5回以上利用しましたが、このフライトはやはり人気があるため料金も片道で買うとフルサービスキャリア並みの値段が設定されていますが、それでも常に満席です。ですがこのフライトには非常に厄介なリスクが潜んでいます。今日は僕が経験したそのリスクについてご紹介したいと思います。

<ピーチ・アビエーションの機材>

2019年4月14日、台北を日曜日の夜に出発するMM860便を利用した時のことです。それまでも何度もこのフライトを利用していたのですがこのフライトは定刻通りに飛んだ試しがなく、常に30分程度遅延することが常態化していました。LCCは機材を非常に高密度で運用しているため夜のフライトは遅延する可能性は高まるのですが、それでも成田発のジェットスターやバニラエアで遅延に遭遇したことは無かったので、ピーチのこのフライトだけは明らかに機材繰りに無理があると言う印象でした。それでもその日までは羽田発の都心行きバスに乗り遅れることは無かったので目をつむっていたのですが…

<成田発のジェットスターやバニラエア便はあまり遅延しない>

台北市内で友人とランチとお茶をして、桃園空港に向かうMRTの車内にて「ご利用のフライトの遅延が見込まれる」と言う内容のメールを受信しました。台湾現地時刻で17:45分、遅延していた当該の機材が関西国際空港から台北へ離陸するかしないか、と言うタイミングであったはずであろうこの時点で、すでに遅延することが確定していました。

桃園空港にてチェックインをした際にどの程度の遅延をするのか確認したところ、羽田到着が深夜2時になる旨の説明を受けました。この時点で「都心へ行くバスには乗れないだろう」と言うことは想像がつきましたが、そのフライトが「なぜ遅れるのか」が非常に引っ掛かりました。何故ならMM860便は普段から遅延が常態化していたため、すぐに「不可抗力ではない」ことが想像出来たためです。フライトの遅延や欠航に関しては航空会社の運送約款には「免責となる」ケースが記載されているのが一般的ですが、通常免責と見なされるのは悪天候や天災などの「不可抗力の場合」です。そうでない場合は航空会社の責任であるため、フルサービスキャリアでは補償を行うのが一般的です。僕は一時航空会社に在籍していたことがあり遅延便に対する帰宅手段や宿泊先確保の対応を実際に見ていたため、このフライトの「遅延理由」がどこに責任があるのかが気になりました。

<遅延が「常態化」しているピーチ860便(MM860)>

この日のMM860便は関西空港からの前便が台北に到着したのが台湾時刻の21:20分、折り返しの羽田便がゲートを離脱したのは定刻より1時間30分遅れの22:10分でした。機内でCAに対して遅延理由と補償の有無を尋ねたところ、「向かい風と空港混雑による遅延のため、Peachには責任がない」との説明でしたが、業界の事情をしっかり知っている僕には明らかにおかしな説明であるのはすぐに分かりました。まず片道3時間前後の距離である日本と台湾間のフライトで「向かい風の影響で1時間以上遅延する」ことはあり得ませんし、東京と大阪でも違うはずの天候が日台間でずっと同じはずもありません。また仮に(あり得ない話ですが)飛行機を遅延させるほどの強風が吹いていたとしても、往路が向かい風なら復路は追い風になるはずなので、機材の運用ルートや時間にもよりますが基本的にはプラスマイナスでほとんどゼロになるはずです。そうすると残りの事由は空港混雑ですが、当日の桃園空港で遅延している便はほとんどなく、定時運行に定評のある日本の空港が理由だった事も考え憎いことです。そもそも空港が理由で1時間半も遅延したのなら、それは滑走路が一時閉鎖されたくらいの内容のはずです。台湾へ機材が向かう前の運用が台湾ではない目的地としても、通常LCCが飛行する距離は片道3〜4時間の近距離でありそのフライトで風により1時間半の遅延が発生することはやはりあり得ない話です。また前の運用が例え空港混雑が酷い中国へのフライトだったとしても、1回の往復でその後のフライトが1時間半遅れることはやはり通常あり得ませんし、仮にもし到着遅れがそのような遅延を発生させたのであれば、それは「元々の機材繰りに無理がある」と言うことに他なりません。明らかに説明がおかしかったため、到着後に担当者が再度説明するよう伝えました。

<Peach860便の前のフライト関空→桃園便はいつも到着遅れを起こしている>

この遅延したフライトが羽田空港に到着したのは深夜02:17分、当然ながら02:20発の都心行き最終バスには乗ることが出来ず、乗客は全員がタクシーに乗るか空港で夜を明かすかを迫られていました。羽田空港に到着後に空港担当者に再度遅延理由を確認したところ機内と同様の説明を繰り返したため、そのような理由で遅延するはずがない旨を伝えてちゃんと事由を確認するように伝えると説明が2転3転します。

まず次に出てきた言い訳が「他社便の遅延によるものでピーチの責任はない」でしたが、そもそもLCCは他便とは接続を行わないはずであることを指摘すると、次は「桃園空港に到着の際にゲートに入れなかったから責任がない」と言います。しかし当日の桃園空港に混乱の様子は一切なく、着陸したあとに1時間以上もゲートに入れなかったのであれば乗客は怒り心頭だったはずです。具体的に何便がそのような事態になったのか説明を求めると、再度確認後、ついに最終的に当日の運用便が全て遅延したことに起因する「到着遅れドミノ」であったことを認めました。つまりそれまでの説明は全て事実無根のウソであった訳です。

事実を認めた後にようやく空港責任者が登場しましたが、事実は認めるが運送約款の取り決めにて補償は出来ないとの説明を繰り返すのみ、さらにはそれ以上の苦情はコールセンターに自身で電話するようにと言うものでした。確かにピーチの運送約款には遅延に対する補償は行わない旨が記載されているので、最終的に補償をしないことは法律上正当であると言えるでしょう。しかしそれ以前に、「乗客をウソの理由で騙そうとした」点は看過出来ないものです。しかもこの理由がフライト前のブリーフィング(パイロットとCAのミーティング)で共有されていたと言うのだから驚きです。CAはそうとしか知らされていなかったのでそれ以上の説明が出来なかったのは無理もありませんが、このウソの遅延理由を運行本部が現場に共有させたと言うところに、ピーチと言う会社の悪しき体質が見えたような気がしました。

LCCは低コストでの運用をしているため補償を行なわないのはやむを得ない部分はありますし、乗客もこのようなリスクは覚悟の上で利用する必要があるのでしょう。しかし少なくとも、「顧客を騙す」ことは許されないはずです。フルサービスキャリアでもエアチャイナ(中国国際航空)などはウソを平気で利用することは経験上知っていましたし(詳細は別記事:「北京乗継ぎパリ行きの悪夢(Air Chinaその②)」をお読みください)、この業界に関わった経験からかなりいい加減な部分がどの会社にもあることは知っていましたが、LCCとは言え日本の企業が同様のことを行ったことを目の当たりにし自身が被害者となったことには驚きを感じ得ません。

交通機関、特に航空会社とは人の命を預かっているビジネスです。こうした悪しき体質が安全面に影響を及ぼさないことを切に願うばかりですし、ピーチには明らかに無理のある機材繰りを改めて欲しいと願うばかりです。(MM860便はいつも食べ物も積んでいません。積み込み時間が無い、前のフライトで売り切れたとの説明です。)本音を言えば、貴重な羽田空港の発着枠をピーチには返上して欲しいと言うのが正直な感想です。もし同じ時間に他社便が飛べるなら、フルサービスで費用が高くてもそちらを選択したいと思います。

結局、遅延のシワ寄せを泣き寝入りさせられたまま僕は初電にて帰宅し、睡眠ゼロのまま月曜の仕事を行う羽目となりました。MM860便をご利用の方には、この便は遅延リスクが高く補償も一切無い事を知っておいて頂ければ幸いです。

※ 英会話SSEAが『みんなの英語ひろば』の取材を受け、特集記事が掲載されました。ぜひご覧ください!

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