オリジナルカリキュラム「SSEAメソッド」

難しい文法よりシンプルな単語とフレーズ

 英語は言葉ですから、ボキャブラリー(単語力)は最も重要です。たとえつたない英語でも、必要な単語を知っていれば最低限自分の言いたいことを伝えることは出来ます。ですから英会話を身につけるためには、最低限の単語と文法を覚えた上で、例え細かい文法や発音が間違っていても、伝えたいことをどんどん繰り返し口に出していく事が大切です。実際、海外へ留学すると、欧州や南米からの留学生が、細かい文法が間違っていたりおかしな発音をしたりしますが、それでもスラスラと話すことに驚かされます。これは彼らの文法や単語が英語と近い関係にあるため、一般に英語脳といわれる能力に近いものを初めから備えているからです。例えば、こんな文章を見てみましょう。

“I go supermarket yesterday.”

 中学生でもこの文章が間違いだらけなのは分かりますよね…。ですが、少なくとも「きのうスーパーへ行った」んだな、ということは伝わると思います。実際に世界にはこのようなおかしな英語も氾濫しています。コミュニケーションの手段としては、それでも良いのかも知れませんね(笑)

 ですから、難しい文法を知っていることより、基本的な文法と必要な単語を知っていることのほうが大切なのだということがお分かりいただけるかと思います。実際に英会話の60%から70%は、中学生程度の文法で十分だと言われています。それにも関わらず日本人の大部分が英語を話すことが出来ない原因は、単語の知識の欠如と「口に出して、会話をする」という最も大切な訓練が絶対的に不足しているためです。これは日本の学校の英語教育そのものに問題があり、日本人が英語を話すことが出来ないのはある意味当たり前の結果と言えます。

基礎の確認と実用的トレーニングの両立

 では、日本人も単語だけ勉強すればいいのか、と言うとそうではありません。日本語は英語とは全く異なる文法と語順を持っているため、英語脳を構築する第一歩としてまず基本的な文法の違いを理解し、その知識を持って意識しながら正しく会話の訓練をすることが必要です。そのためSSEAでは会話クラスでもレッスン内で文法の説明を行ったり、間違っている文法を指摘して矯正する指導を行っております。

 サッカーに例えれば単語・文法は筋力トレーニングやランニング、会話はボールを使った実践的練習と言えます。それはどちらが欠けても英語が上達することはありません。よく外国人とのフリートークだけを設けている英会話レッスンがありますが、フリートークだけではその場限りの会話ですぐに忘れてしまい文法の知識や正確性と単語力は向上しませんし、耳も慣れていない状態で文法と単語の知識なく外国人といきなり自由な会話をすることは初心者にはまず不可能な学習法であり、おそらく時間とお金の浪費となってしまうでしょう。

 また逆に、必要以上に文法だけを重視した学習や、テキストを音読するだけの学習も逆効果です。実際に会話をする際に、いちいち文法を思い出したり、テキスト通りの文章をそのまま使う可能性はほとんどありません。文法の基本的なルールを理解したら、単語を自分で組み合わせて「考えて自分で文章を組み立てる」訓練をどんどん口に出して行い頭と耳に英語を「染み込ませて」行かなければ、英語の感覚や応用力は全く身につきません。

欧米の「正確な英語」を使って学びつつ「正しい英語」にはこだわりすぎない

 SSEAではどんな初心者からでも確実に英会話が上達するよう、画像などを活用して視覚を使って学ぶ入念に工夫されたカリキュラムを設けております。アジア圏で使用されているような「明らかに間違った英語」を習慣として身につけるのは良くありませんが、最初は簡単な単語と文法、日本人的な発音で良いのです。ネイティブ同士だって、アメリカとイギリスとオーストラリアでは発音や表現は違うのですから。国同士はもちろんアメリカ内部だけ見ても、北部と南部、あるいは人種によっても異なる英語を話しています。

 一方でフィリピンやシンガポール、インドでは公用語として独特の発展をしていますが、この地域での英語の位置づけは「公用語としての第二言語」であり、発音や文法の正確さに欠けています。この場合なら日本語がネイティブであるバイリンガル講師から正確な文法の説明を受ける方が良いでしょう。言語は習慣として身体に染み込むため、SSEAでは「明らかに正確ではない英語」をベースに学習することはお勧めいたしません。実際にこうした地域で誤った学習のやり方をしてきた結果、その習慣が矯正できなくなり「ネイティブスピーカーに通じない英語」を使い続けているケースが多数発生しています。正確なアウトプットを習慣付けたら徐々に欧米人特有の発音の習性に慣れなければ、その英語はいつまでも「アジアでしか通じない」英語となってしまうでしょう。テレワークの浸透やオンライン会議のボーダーレス化など今後の社会環境を見据えたら、アメリカやイギリスと言った経済の中心地で話される英語発音はいつか乗り越えなければならない壁とも言えますし、就職や昇進に必須となったTOEICはすべて欧米5か国(アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド)の英語で作成されています。

 英語はいまや世界の共通語であるため、「第一言語として」話されている限りは絶対の正解はないというのがSSEAの考え方です。アメリカ英語とイギリス英語の「どちらが正しいのか」を決めることにはもはや意味はありません。ですから例え完璧でなくても、シンプルなフレーズを繰り返しどんどん口に出して英語の感覚を「体に染み込ませて行くこと」がコミュニケーションの手段としての英語を学ぶ第一歩です。それは赤ちゃんが言葉を覚えて行く過程と同じことで、時間をかければ誰もが必ず出来るようになる事です。ですので「自分には無理かも」という事は決してなく、日本人的な発音を恥ずかしがる必要も全くありません。日本語にはない発音も、練習さえすれば必ず誰もが出来るようになるものです。初心者の方でも、ぜひご安心してご参加下さい。

文字だけではなく「視覚」を使って学ぶ

 SSEAの学習法の最大の特徴は、文字だけに頼らず「視覚を使って学ぶこと」です。SSEAではこの学習法を「ピクチャースタディ」と呼んでいます。日本のほとんどの英語教育は文字を中心とした学習法ですが日本の英語学習の最大の問題はそこにあり、日本人が小学校・中学校・高校・大学と10年以上英語を学んでもそれを「コミュニケーションの手段」として会話で全く使いこなせないのは、この「文字に頼っている」ことが最大の原因です。

 みなさまが実際に英語で会話するとき、当然ですが何かを読みながら会話をすることはまずありません。ところが文字を使って学習するとそこにある文字を「読むことが出来て」しまうため、文字がなくなった時には頭の中だけで文章を組み立てることが全く出来なくなってしまいます。また「読んで」いるうちは文字のサポートがあるために、日本語とは全く異なる「英語の感覚」が全く身に付きません。

 この根本的に間違った学習法を正すべく、SSEAでは視覚を使った「ピクチャースタディ」を取り入れています。単語だけでも文字を見るより実物のイメージを実際に見た方が記憶に深く残りますし、目で見た情報だけで単語を応用して英文を組み立てることが出来るようになって初めて、英語を会話として使いこなすことが出来るようになります。読むだけ、聞くだけ、繰り返すだけと言うような「受動的な」学び方をするのではなく、自分で考えて、文を組み立てて、自分の言葉で話すという「能動的な」トレーニングを行わなければ、英語を「会話として」使うことが出来るようにはならないためです。

 しかし一方で文字を使わなくても、学習のテーマもなく聞いて話すだけの「チャットレッスン」は効果がありません。チャットレッスンは全てが「その場限りの会話」であるため、レッスンが終わっても身に染み込まずそのまま忘れてしまいます。これを長期間繰り返すことは文法の正確さや単語力が向上しないだけでなく、下手をすると自己流の「間違った英語の感覚」がそのまま固まってしまいます。最初にこの「間違った感覚」を身に付けてしまうと、あとからそれを矯正することは容易ではありません。

 SSEAではテキストをガイドラインとして用いて各レッスンに一定の「文法テーマ」を持たせつつ、その中で文字だけに頼らず視覚を使いながら正しく英文を組み立て単語を応用できるようなカリキュラムを組んでおります。生徒さまにもメディアの取材でも非常に高い評価を頂いているこのオリジナルのカリキュラム「ピクチャースタディ」の学習効果を、ぜひ一度お試しください。

レッスンが「楽しい」ことが何より大切

 最後に、英会話を上達させる一番のコツをご紹介いたします。それは学習を「楽しむ」ことです。英会話は言語ですので、短期間にその能力が劇的に向上することはあり得ません。子供が言葉を覚えるのと同じように長期間をかけてコツコツとその言語の感覚を積み上げて初めて、英語を「話せる」ようになります。そして学習を継続するためには「楽しめる」ことが何より大切です。コミュニケーションを楽しむことが出来れば「レッスンに通いたい」「もっと英語が話せるようになりたい」と自然に思えるようになり、それが自分が頑張る力にもなって行きます。しかし反対に「楽しくなければ」それは学校の勉強やテストと同じ「義務」となってしまい、意欲も徐々に失われてしまいます。そして残念ながら、日本の英語教育のほとんど全てが「楽しくない」のが現状です。

 SSEAでは生徒さまお一人おひとりにコミュニケーションを「楽しいもの」として捉えて頂き、楽しいからもっと身につけたい、頑張りたい感じて頂くことが何より大切だと考えております。ひとたび英会話を「楽しい」と感じれば、あとは自分の力でどんどん伸びて行くものです。ですので、ガリガリ頑張りすぎないことも逆の意味で大切です。

 SSEAが「参加することが楽しみになる」ようなカリキュラムと、「会いに行くことが楽しみになる」ような最高の講師陣のみをその人柄まで含めて徹底的に厳選した上で採用するのは、何よりもまず英会話を「楽しんで」頂くためです。私たちがSSEAの講師陣を「最高である」と自信を持って言えるのは、英語力や指導経験だけではなくその「講師自身に経験と魅力がある」からです。ぜひSSEAに、コミュニケーションを「楽しみに」来て頂けましたら幸いです。

SSEAのネイティブ講師クラスのレッスンは英会話の口コミサイト『みんなの英語ひろば』の取材を受け、高い評価と共に特集記事に掲載されています。『みんなの英語ひろば』の特集記事も、併せてぜひご覧ください。

https://eigohiroba.jp/t/338

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